無職とオルティス

皆様メジャーリーグをご存知でしょうか。
意外と知られていないかもしれませんが、世の中には二種類の野球があります。普段皆さんがご覧になっている野球はいわゆるプロ野球といって「働いている人」が見る野球です。なので時間帯はだいたい夜の6時くらいから、9時くらいまでのゴールデンタイムに放映されます。
一方でメジャーリーグは無職のための野球です。無職を楽しませるためにNHKが独自に雇った選手たちが活躍するリーグです。主に平日の昼前に放送されます。雇われている人は外国人労働者中心です。
なのでレベルはプロ野球より少し低いのかもしれませんが、僕みたいな素人には関係ありません。むしろ外国人労働者中心であることで、プロにはない力強さ、スピードを感じるような気がします。

そのなかでレッドソックスというチームがあります。レッドソックスは、あの元巨人の上原浩治投手が、たしか巨人をクビになったかなんかで、一時期所属していたチームで、そのため無職たちにとても人気が出て、今でもなじみ深いチームです。
チームを移る際の上原投手の「俺、雑草やからなあ」という自虐ネタが無職たちの心をくすぐったのかもしれません。読売ジャイアンツというエリートチームを追われ、それでも笑いを忘れない上原投手に、当時の僕も無職魂をくすぐられました。

ところで本日お話しするのは、実はそんな上原投手のことではありません。そのレッドソックスというチームでバッターとしてチームの大黒柱だったオルティス選手の話をしたいと思います。