№449 プライシングの判断基準
こんにちは。白石です。
過去にプライシングの重要性を書いたことがありますが、改めて値段の決定もしくは決定方法は経営において最も重要です。
マーケットの供給と需要のバランス、モノ・コトの価値など色々と判断基準があると思います。
その他にも、現在購入している方々のことを考えたり、上げることへの抵抗感や恐怖感みたいなものもあります。
ディズニーランドが開園(1983年)した当初のワンデーパスポート(大人)の価格は3,900円です。2021年には何円になっていると思いますか?
・9,400円です。 約2.4倍・・・
これは明確に判断基準があることを意味しています。
フィットネス業界で明確にプライシングの判断基準を持っているクラブってありますか?
ないように思います。
なので、プライシングの議論になると
上げると、どのぐらい離脱する、既存顧客からどのくらい文句が出る、などなど・・・誰にも分からない議論が延々と続いて、結局何も決まらない。
繰り返しになりますが、
値段の決定もしくは決定方法は経営において最も重要です。
この部分が定性的な感覚になってしまうと、安定的な運営はできませんし、新たな価値創造など皆無です。
プライシングの重要性を理解しているか?どうか確かめるために、良い質問があります。
なぜ?その値段なんですか、と聞いてみることです。
例えば、御社のスイミングスクールの月会費は、なぜ?7,700円なんですか?
と・・・
プライシングは意志とも言えます。もちろん、競合他社を意識する必要はありますが、あくまで自分達の意志を反映させるべきです。
最近、原油価格や原材料の高騰であらゆるサービスやモノが値上がりしていますね。
こういった時に、改めてプライシングについて考えてみるのも、よいかもしれません。
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