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自分の中に外交官を作る話

ロルフ・ドベリ著「Think clearly」を読みました。
印象に残る言葉が多くある中で、個人的に一番残ったフレーズが「本音を出しすぎないようにしよう」という一節でした。

私自身はどちらかというと、言いたいことを言ってしまう方で、時にそれが原因で問題がややこしくなることもあります。
とはいえ、全てを口当たりの良い言葉で済ませるのとは難しく、じゃあどこまでの本音が丁度良いのだろうということが自分の中では大きな課題の一つです。

そのタイミングでこの本と出会い、一つの方法を教えてもらえました。

「自分自身、自分のことを本当にわかっているとはいえない」
「本音をあけすけに語っても、自分を滑稽に見せるだけ」

本書では本音をあけすけに語ることを重視しない方がいいとし、上に挙げたことなどが理由として書かれていました。

その上で、どうやって周りと付き合っていくかの一つの提案として、「意識的に二番目の人格を作り上げる」とありました。

「二番目の人格」=「安定した信頼を勝ち得るための職業上の表向きの顔」

という意味で使われており、その人格は「本音を出し過ぎず」「約束したことは守り」「あなた自身の信条に従った行動をとる」とされています。

「二番目の人格」=「外交官」と同義と説明があり、この言葉が特に自分の中では分かりやすく、これは早速試してみようと思いました。

”世間の人たちや、あなたの同僚や、見せかけの友人から「もっと本音をさらけ出す」よう求められることがあっても、その言葉に載っては行けない。犬なら感情のすべてさらけ出してもかまわない。でも、あなたは人間なのだ。”

この節の最後は上の言葉で締められています。自分にはなんとも耳の痛い言葉でした。せっかく学んだ言葉なので毎日意識して実行していきたいです。

今日も周りへの感謝を忘れず、目の前のことを一つ一つ丁寧に。

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