一口

【シルクホースクラブ】2018年募集馬評価・厳選4頭+α

シルクホースクラブ2018年募集馬評価、厳選4頭+αの記事になります。厳選4頭には入らなかった1頭をサンプルとして公開しておりますので、是非参考にして下さい。

※募集予定馬全馬の診断記事では御座いません。

本コンテンツの詳しい説明に関してはブログにて記事を更新しております。そちらも合わせてご確認の上、ご検討頂ければと思います。

39 マンビアの17 牝 栗毛

父 ハーツクライ 母父 アルデバラン2

西 西村真幸厩舎

生産 ノーザンファーム 2月27日生

総額 2,800万円 一口 56,000円

体高 154.0

胸囲 177.0

管囲 19.1

体重 460

兄弟にダノンジャスティス。本馬が2番目の仔となる。2月生まれで管囲が19.1という事を考えるとなかなかリスキーな馬ではあるが、馬体は素晴らしいだけに脚もとさえ何とかなれば走ってきそうな気配がプンプンするが…。

前脚

肘付きは可も無く不可も無くといった感じも、肘離に関しては問題なし。肩から球節までのバランスも良く取れており、管の長さも理想的。

ただ、脚もとがすっきりしてはいるものの、やはり管19.1という細さだけはマイナスで、繋ぎが若干短い点も減点材料か。それでもクッションが利いている事が不幸中の幸いといえ、全体的に柔らかみもあるだけに案外脚への負担は抑える事が出来るかもしれない。

胸前はすっきりとしたタイプで、筋肉量は少なめではあるが、その分他のパーツが発達しているのでここは割り引く必要はない。いかにもスタミナ寄りの馬体と言える。

後脚、トモ

胸前がすっきりしている分、トモがかなり発達したタイプ。大きさ、バランス共に申し分なく、くっきりと胴、脚との境界線がわかるぐらいパーツがしっかりと出来ている。馬体全体に筋肉が分布したタイプでもあるので、前から見てもトモの厚みを感じる事は出来ないが、実際はそうでもない。

この産駒らしく可動域は現時点でも広く、飛節込みで後脚もよく伸びる柔らかみのある馬。デンから飛端へのバランスはあまり良いとは言えないが、歩かせて大きな問題がある訳ではないので、ここは少しの減点だけ。

頸差し

角度、太さ共に欠点なし。馬体とのバランスを考えると距離は延びてこそ。

背中、馬体

胴、背中共に長め。非常にゆとりのある馬体で、ここを見てもやはり距離は延びて良さが引き出るタイプと言える。

ただ、背中にかかる負担はそれなりに大きそうな馬で、疲労が蓄積してしまうと抜けるまでに時間がかかってしまう可能性は十分考えられる事だけは頭に入れておきたい。

それでも皮膚の薄さや馬体の柔らかさから来るいかにもハーツクライ産駒という特徴をしっかりと受け継いだタイプだけに、リスクはあるがそれを上回る程魅力と思える要素がある事も事実。

総合評価

ここで書いた割には少し辛口の評価となってしまったが、馬の出来に関しては申し分ないだけにあらゆるリスクを承知でこの馬を指名した。この馬をおすすめ4頭に入れなかった理由は、

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