映画「チャーリーとチョコレート工場」が教えてくれた5のこと。 | GO AHEAD -僕の描く夢- 第199回
私、坂岡 ユウが「映画好きだ」という話はもうあちこちでしましたが、今日はその原点となった映画たちの中で、特撮作品以外でもっとも影響を受けたのではないか……というほど大好きな作品を紹介させていただきます。
タイトルにもありますが、こちら!!
ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演。あの名作「チャーリーとチョコレート工場」です。
早速、行ってみましょう。
映画「チャーリーとチョコレート工場」が教えてくれた5のこと!
1.諦めない心
これは、この物語の主人公「チャーリー・バケット」から教えられたことです。
彼の家庭は不景気の影響で、非常に厳しい生活を強いられます。でも、彼は誰よりもまっすぐに生きている。
明るく、前向きに、何よりも家族を大切に。決して今を諦めない。
どんなに心無いことを言われても、どんなに今が苦しくても、彼は決して希望を捨てませんでした。
チャーリーの行動、発言、そのすべてから、「絶対に今を諦めない」という確固たる意志を持てば、必ず良いことが未来に待っているという強いメッセージをこの作品からは感じさせられます。
2.家族を「愛する」という気持ち
バケット家は大家族といってもいいほど、多人数の住人がいますが、誰もが家族を強く愛しています。
ジョーおじいちゃんはチャーリーのために必死に貯めたへそくりを差し出しますし、ジョージおじいちゃんは、チャーリーが偶然掴んだ大チャンスを家計のために手放そうとした時に、「世界に数えるほどしかないものを、ありふれたお金のために手放すのは大馬鹿者だ」とチャーリーを叱咤激励します。
そして、何より、家計を切り盛りしている両親はいつも家族のことを第一に考えています。前述の不景気の影響で、夫が失職するという試練がバケット家には降りかかりますが、そんな時でも妻は夫を優しく励まし、あくまで明るく、絶望せずに現状に立ち向かいました。
そんな彼らの背中を見て、チャーリーは世界的な有名人であり、憧れの人であるウィリー・ウォンカを変えることになります。
3.ひらめきを大切にする
これは、ウォンカ氏からも、チャーリーからも、教えられることです。
2人とも全く性格は異なりますが、お互いに頭の切れる人物です。そんな彼らは、直感で動き始めることも多いです。
クヨクヨ悩み込まず、ひらめきを大切に行動する。
エキセントリックなアイデアが多数登場する本作からは、創作の様々なヒントを得られます。
4.人は誰でも変われる
チャーリーとは対照的に、「家族」というワードを聞くと只事ではないといった表情を見せるウォンカ氏。
ですが、そんな彼も、チャーリーやその家族との交流をきっかけに、「家族のあたたかさ」に気付いていきます。
ジョーおじいちゃんも一緒です。最初は立つのもままならず、気ままに余生を過ごすおじいちゃんが、チャーリーの掴んだチャンスに興奮し、ついには踊り出すのです。夢の国での冒険が終わった後も、ジョーおじいちゃんは見違えるように元気になりました。
些細な積み重ね、一瞬のきらめき。
そのきっかけは様々なですが、この作品からは「どんな人でも、人は誰でも変われる」というメッセージを感じさせられます。
5.いくつになっても、冒険心を忘れないで!
最後もハートの話になっちゃって、申し訳ありません!
でも、これだけは伝えたかった。
映画「チャーリーとチョコレート工場」はティム・バートン監督と、ジョニー・デップの演技、そして、何より、作家・ロアルド・ダールの色が最高の形で融合した作品です。
チョコレートを題材に、まるで子どもに戻ったような、そんな「誰もが思いつきそうで、思いつかない」ような、エキセントリックでファンシーな映像美が展開されます。私はそういった「面白さ」が大好きで、ずーっと観てきました。
この作品を観るたびに、何か変わったことがやりたくなります。
自分の面白さ、ひらめきを信じて、新しい世界に旅立ちたくなる。冒険したくなる。
大人も、子どもも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、誰もが冒険したくなる作品。
それが「チャーリーとチョコレート工場」という作品だと思います。
今年で「チャーリーとチョコレート工場」は公開から15周年です。私は10歳の時に出逢ったので、ちょうど10年目かな。出逢った時から、ずーっと大好きで、こんなに何度も何度も見返している作品は他にありません。もはや、人生のバイブルといってもいいほどです。
私の表現力でちゃんと伝えられたかは自信がありませんが、もしこれを読んで、「チャーリーとチョコレート工場を観たい!」と思ってくださったなら……もう、最高です。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
2020.1.27
坂岡 ユウ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 いただいたサポートは取材や創作活動に役立てていきますので、よろしくお願いいたします……!!