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アーレントの哲学【労働、仕事、活動の違い】

近代ドイツのユダヤ人女性哲学者の
ハンナ・アーレントさんの

『労働、仕事、活動』

についての哲学が凄く心に響いたので
ここに残そうと思いました。

内容は凄く難しいので
ざっくりまとめると

人間には「労働」「仕事」「活動」の3つの活動力があって、それらが人間を他の動物から区別している。しかし近代社会は「労働社会」となり、私たちが人間であり、自由となるために欠かせない「仕事」や「活動」を押しつぶそうとしている。人間はいまや動物化の危機に直面している。

との事です。

すごくわかりにくいですよね。笑

もっとざっくりとまとめると


人間の活動力には
『労働、仕事、活動』の3つがあるとの事です。


労働とは

人間が生きていくために活動をする事
いわゆる「食うために働く」という
ような感じです。


仕事とは

「労働」のような自然の摂理にそって
働くのでは無く、

「自分という人間の表現」

つまり自然とは異なる世界や
時間を超えて存続する世界を創り出そうとすることです。


活動とは

自分も含めて多数の人達のために
出来る活動のことです。


超絶ざっくりとまとめるとこんな感じです。

ここからは私の個人的意見ですが

現在の人々はこの「労働」に
命の時間を割いてる方が多いのでは
無いかと思います。

サラリーマンやOLとして働いている方の中で

「生きるため」「食うため」に働く

という考えの方は多いのではないでしょうか?

これは、

生きる為に狩りをする肉食動物

生きる為に草木を食べる草食動物

等の人間以外の生き物と何ら変わりなく
人間だからこその価値を最大限に
いかせてないような気がします。

もちろん全員がそうでは無いとは思います。

ただそこだけの価値観で貴重な命の時間を
消費してしまうのは
とてももったいない事だと感じます。

労働も大切ですがそこだけにとらわれず

自分が生きている事を証明したり
自分自身を表現する「仕事」

まわりのたくさんの人や
困っている人達を助ける
利他的な「活動」

にも命の時間を使っていきたいですね。

さらに詳しくはYouTubeにて公開しているのでこちらからご視聴ください



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