Heaven and Hell リファレンス集
この記事は『Heaven and Hell』の映像演出におけるリファレンスの紹介を目的とした記事となっております。
自己紹介 / イントロダクション
はじめまして!悠です。
普段はAfter Effects等を用いて
趣味のアート制作・ミュージックビデオ等の
制作を行っています。
自主制作です。#Animation #AfterEffects #CINEMA4D pic.twitter.com/vBuOlA3kSS
— 悠 / Urs (@Yu_Urs) September 6, 2019
先日公開されました、
DUSTCELL様の新曲『Heaven and Hell』にて、映像演出 / モーションデザインを担当させていただきました。DUSTCELL様のYouTubeチャンネルはこちらです。どの楽曲も魅力的...!
※当映像には一部(1:44 ~ 2:10)点滅を用いたシーンが含まれています。光過敏性発作を起こす恐れのある方や、点滅表現などが苦手な方は視聴を一部避けるか、明るい空間でスクリーンを直視し過ぎず、なるべく離れて見ることを推奨します。
今回、制作させていただいた『Heaven and Hell』に関する解説記事を執筆させていただきます!
文章・内容が多くなってしまうという判断の元、前編はリファレンス公開・後編は技術解説記事(バーコード自動生成)ということで、2つに記事を分けて投稿します。それぞれお楽しみいただけましたら幸いです。
記事執筆のモチベーション
こうした媒体で作品に対する言語化を行うことは、自由な考察・個人的な解釈の余地を奪ってしまうだろうという判断から今まで行わなかったのですが、非常に共感のできるツイートをいくつか見つけたので、考察領域に立ち入らないという前提の元、今回の記事を執筆しようと思った次第です。
リファレンス集について (前編 / 本記事)
Whateverではアイディアを思い付いた人をクレジットに明記している話があったけれど、その延長でリファレンスを列挙する文化がこっちでも確立して欲しい 理想はパクられる人が変な誤認を受ける事もなく予め金銭的にも報われることだけど
— Baku 麦 (@_baku89) January 24, 2020
俺も、影響が強すぎる直近の作品をカモフラージュするためにリテラシーを感じさせるクラシックをリファレンスとして挙げがちでダサいんだけど、毎回包み隠さず開示していきたいhttps://t.co/er5YHBhJzxhttps://t.co/b4IhqUqYG3 pic.twitter.com/E2adyMfviM
— Baku 麦 (@_baku89) January 24, 2020
映像界隈に限らず、様々な所でパクリ問題などが散見される現状に少々危機感を覚えていた頃、
上記一連のツイートを見つけて大変感銘を受けたため、リファレンスの公開を行うに至りました この文化、根付くとイイですね...
技術解説について (後編 / 後日公開)
アートを技術として消費されるのが嫌だからアートをオープンソースにしたくない、というやつ、それはもう自分から技術を取ったら僕はただの抜け殻ですっていう表明でしかないのでは。その技術にいかに思想や表現を盛り込めるかが、アーティストとしての力量じゃないの
— FMS_Cat (@FMS_Cat) January 23, 2020
初見時は「ウッ...」 という声が漏れると共にハッとさせられました 技術も大切ですが、本質的に重要なものはそれら技術に乗せる思想や表現の組み合わせであるということを改めて実感させられました
この記事から何らかの知見を得て新たな表現が生まれてくれたら、今回の記事執筆に意味があったのではないかなぁ...と感じます(僕自身コラージュというオープンソースの利益を滅茶苦茶に享受した作品づくりに依存しているので、少しでも多く還元しないとですね ... 💦)
リファレンス
今回の作品の主なリファレンス(≒ 新しい作品を制作するにあたって、表現やアイデアなどの参考とする作品)をご紹介します。以下作品は敬称略です。
・Lanndo - 『ザルバラ』
- 初めてバーコードを映像に使っているのを見たのがこの作品 強い...
- その他のカメラの動かし方などちょっと影響受けてるかも
・Rainbow Frontier から 『LASTMORN』 & 薬物乱用者の描く線
- エッセンスとして手書きの線・文字を加える発想
- ただし、歪んでいて読めない(乱用者)
・シラフ知らズ
- 薬物テーマで一番最初に浮かんだ 機械的なイメージ ⇨ バーコード
・Misomyl - 『Amnéhilesie』
- セルフオマージュ
- カービィで言うところの「Amnéhilesie ソウル」を目指しました(?)
・amazarashi -『リビングデッド(検閲済み)』
- 全体の雰囲気の参考にしました(主にBメロ) 静かに迫る狂気・恐怖
・映画『Midsommar』
- 全体の雰囲気の参考にしました 明るい画で展開される狂気
- マジックマッシュルームなどのドラッグ表現
- 石板に両手の血を擦り付けるシーン ... イントロ部分でオマージュ
・CHANEL
- 一つの空間に複数の重力の方向を感じさせる存在が共存している発想
- Aメロの構成などにこの発想を生かしています
・M∞ving 01 から 『The beginning』
- 前レイヤーにシルエットとしての階段配置
- (実際には使わなかったが)エスカレータなどの上下移動可能なモチーフ
・RADWIMPS -『洗脳』 & 映画『JOKER』
- 対照的な2人(2つの人格?)の関係性・狂気
・Kikuo -『愛して愛して愛して』
- 手書きの狂気・愛憎
- 加工した明朝体はこわい(?)
・いよわ - 『 わたしは禁忌(I am taboo)』
- 手書きの文字アニメーション
- 静かな狂気
- 色味の統一感(いよわさんの全作品に精通している)
・Babuchan - 『造花の雫』
- コラージュ表現 + 実写フッテージ
- 全体的な雰囲気
・1人のアーティストが薬物を摂取しながら自画像を描き続ける終わりなき人体実験
- 名前のままです
- 薬物使用者の描く世界観
・Pinterest 検索ワード『 Psychedelic 』
- 例のカット(目に悪いシーン)は明確なリファレンスが無いです
- 「痛み・恐怖」の脳内イメージを吐き出しました
- (それは狂気というより無秩序では...)
おわりに
他にも思いついたものがあれば随時追加していきます。
後日、Processingを用いたバーコード自動生成に関する記事も執筆いたしますので、そちらも併せてお楽しみください!
この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。
