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森保JのCF

森保JAPANの大黒柱、大迫勇也。サッカーファンに「今の日本代表のCFで最もいい選手は?」と聞けば大半の人が彼を答えるだろう。しかし大迫もついに30歳と決して若くなく、これから衰えが始まる時期だ。そこで「今後大迫からポジションを奪うCFは誰なのか」考察していきたいと思う。

※筆者は初noteであり、文章構成が下手です。温かい目で見ていただけると有り難いです。
また、当noteは個人の意見です、あまり気にしないでください。

①大迫勇也

年齢:30歳
所属:ブレーメン(ドイツ1部)
代表(以下、森安体制とする):20試合7G

大迫半端ないって

大迫はFWとしてのほぼ全ての能力が高水準な万能型のFWだ。特にポストプレーの安定度は素晴らしく、森保体制ではお馴染み中島、南野、堂安の攻撃ユニットを落ち着かせる事の出来る唯一無二の存在である。
また、基本的に降りてきてプレーすることが多く、裏抜け等はあまり得意としていない。
弱点は決定力不足、しかしそれを他のプレーで補って余りある力を持つ。

と、超簡単にまとめたが総合力では大迫に並ぶ日本人FWは現段階ではいないだろう。
故に他のFWは大迫の良さとは違う部分で勝負する必要がある。
今回はそこに着目して考察を進める。

②永井謙佑

年齢:31歳
所属:FC東京(J1)
代表:6試合3G

ロンドン五輪で旋風を巻き起こし、森保体制に入って代表復帰を果たしたスピードスター。スピードを活かしての攻撃だけでなく、最前線での守備も献身的にこなす。

彼を起用するとしたら大迫起用時とは違う戦術を用いる必要があるが、今の代表には柴崎、中島、久保、鎌田と優秀なパサーが揃っているので永井のスピードを活かす事は可能だろう。
しかし、今の代表の中心は中島、南野、堂安の攻撃ユニットだ。このユニットはアドリブでサイドが中央に寄って狭いスペースで攻め込んでいく戦術を用いる(戦術と言えるのか…?)。よって攻撃の組み立てにあまり参加しない裏抜け型の永井はこのユニットがオワコンにならない限りファーストチョイスにはならない。まぁオワコン化しつつあるんですが。

しかし先程も言った様に永井への質の高いラストパスを出せる選手は揃っており、足元のミスを減らせば十分2番手、3番手候補になり得る存在だ。

③上田綺世

年齢︰21歳
所属︰鹿島アントラーズ(J1)
代表︰6試合0G

オフ・ザ・ボールの動きに能力値を振りまくった結果、既に代表トップクラスのゴール前でのポジション取りを得た。
FWに必要なあらゆる能力も兼ね備えており、まさに大迫に最も近い男と言っても過言ではない。182cmと日本人としては大柄な割に足元の技術も高く、ポストプレーもそこまで苦にしてない様子だった。

唯一の欠点は大迫と同じ「決定力」だろう。コパではいくつものチャンスを演出するもシュートがことごとく枠に飛ばずノーゴールという結果に。しかし豊富な得点パターンを持つのでハマりさえすれば得点を量産できるはずだ。

④鈴木武蔵

年齢︰26歳
所属︰コンサドーレ札幌(J1)
代表︰7試合1G

ジャパネットたかたのモノマネが得意なネイマール兼ポクバ。186cmという恵まれた体格にも関わらず、50m5秒台の瞬足というフィジカルとスピードを兼ね備えたストライカーだ。しかし、フィジカルに優れているが足元の技術が他のFWと比べて劣るため、体格の割にあまりボールが収まらない印象を受ける。

ただ、日本人にはあまりいないタイプであり、試合終盤に投入して「ワンチャンあるぞ」と思わせてくれる戦術兵器なのでスーパーサブとして代表に選ばれ続ける可能性はある。

⑤北川航也

年齢︰23歳
所属︰ウィーン(オーストリア1部)
代表︰8試合0G

まず特筆すべきは得点能力の高さだ。両足どちらでも質の高いシュートをミドルレンジからも放つことが出来る。得点能力が高いだけなら他の選手もいるのだが、北川が他の選手と違うのは察知力だ。
2018シーズン、清水エスパルスにはドウグラス、クリスラン、鄭大世といった強烈な個性を持つFWが居た。しかし北川はどの選手と2トップを組んでも味方、自らを生かすことができ、自身初の2桁得点も達成した。

北川は世界を相手にワントップで戦える選手では無い。が、日本代表の戦術が代わり、4ー4ー2の様な2トップを採用し始めたら今のFWの序列を覆す可能性は十分にある。

⑥浅野拓磨

おっと失礼しました

年齢︰25歳
所属︰パルチザン(セルビア1部)
代表︰3試合1G

リオ世代のスピードスターであり、ハリルジャパンを象徴した選手の1人だ。
典型的な裏抜け型ストライカーであり、30M走ではあのオーバメヤンを超えるタイムを出していることから尋常じゃないスピードであることが分かる。
そして永井同様に守備意識も高く、献身的なプレイヤーだ。

課題としてはシュート技術とメンタル面であり、難しいシュートは決めるのに、簡単なシュートを外してしまったり、シュートを打つ局面で味方へのパスを選択したりしてしまうことがある。

鈴木武蔵同様、現状でも後半のスーパーサブ枠として非常に期待の持てる選手だが、一時はアーセナルにいた男として大輪の花を咲かせて欲しい。

⑦小川航基

年齢︰22歳
所属︰ジュビロ磐田(J1)
代表︰1試合3G

イケメン、イケメン、イケメン

東京五輪世代の大黒柱であり、エース。U20W杯では小川負傷離脱前と後とではチームの攻撃力が全く違った位、大きな存在だった。
そしてA代表では初出場の試合でハットトリックを決めるというズバ抜けた得点力を持つ。
186cmという高さに加え、若手FWでは頭2つ位抜けているシュート技術を持つTheストライカーだ。
高さを活かしたヘディングだけでなくDFの隙をついて裏に抜ける能力も素晴らしく、先程述べたように得点能力がズバ抜けている。

上田とはタイプの違った万能型ストライカーであり、まずは五輪で結果を残してもらいたい。

⑧鎌田大地

年齢︰23歳
所属︰フランクフルト(ドイツ1部)
代表︰4試合1G

今年のEL得点王候補であり、日本人では久しぶりの4大リーグでの公式戦2桁得点をあげた選手だ。
日本人にしては体格も大きいが、まず高いテクニックが見るものの目を奪う。高い得点力に加え、ヌルヌルとしたドリブルや、裏へのスルーパスは1級品である。まるで大きい香川だ。
今回一応候補に上げたが、個人的にはやはり本職のトップ下でこそ輝く選手だ。

しかし今の代表には南野という攻撃・守備において替えのきかない選手がいるため、トップ下での出場は難しいだろう。⑩で南野について書くが、トップ下鎌田と南野との大きな違いは守備意識だろう。別に中島程守備をしないわけではないが比較対象が守備範囲が広すぎる南野である。南野からポジションを奪いたいなら守備意識の向上は必須だ。

「なら南野トップでよくない?」ってなるかもしれないがトップ南野、トップ下鎌田だった代表戦ではトップである南野がトップ下鎌田が務めるべき守備範囲も守っていて印象が悪かった。
守備意識が向上すれば、十分南野からもポジションを奪える選手である。

⑨武藤嘉紀

年齢︰27歳
所属︰ニューカッスル(プレミア1部)
代表︰4試合1G

プレミアに合ったプラチナ世代の日本人離れしたフィジカルを持つ怪物。
サッカー上手い、イケメン、ムキムキ、高学歴、天は二物を与えずどころか四物与えられた男。

似たタイプだと鈴木武蔵がいるが筆者はこちらの方がフィジカルに優れていると思っている。
プレースタイルはまさにそのフィジカルとスピードを活かしたゴリ押し系であり、シュート技術も高い。そしてブンデスでも2桁得点を上げた過去がある。
また、高い運動量も兼ね備えており、昨年のアジアカップサウジアラビア戦では爆走していた。

欠点としては我が強すぎる部分だろう。確かにストライカーとして重要なメンタルではあるが、本当に重要なのは「どこに得点の匂いがするか把握出来る」力だ。
ロシアW杯ポーランド戦ではゴール前で宇佐美がドフリーでパスを要求してるにも関わらずボールを長く持ち、あっさりとDFに奪われてしまった。視野が広い選手ならば宇佐美に出せば1点、というのを理解出来たはずだ。

武藤は守備を決してサボらないチームのために働ける選手だ、攻撃でも最前の選択をできるよう判断を磨いてもらいたい。

結論

現状、大迫からポジションを奪える選手はいない。
しかし戦術の変更によりシステムが変わる等すれば一気にレギュラーを奪う力を持ってる選手はゾロゾロいる。
今のシステムだと上田が1番大迫の座に近いだろう。

しかしメディアは「大迫の代わりはいない」とこぞって不安を煽る。
他の選手には大迫にできないこともできる、大迫がいなくなったら大迫抜きでも機能する戦術を採用する等柔軟な対応が必要だ。
期待に満ち溢れた森保ジャパン発足時とは違い、森保監督の世間からの評価は低くなっている。
コロナ明けの代表シーズンで大迫抜きでの試合もチームを機能させれるか、森保監督の手腕に期待したい。

このnoteを見てくれた方はこれから日本代表のFWを「大迫と同じことができるか」ではなく「大迫にできないことができるか」に注目してくれたらと思う。

最後まで見ていただきありがとうございました。
これからは日本代表を中心にnoteを書いていけたらと思います。

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