親に結婚を反対された話

去年から同棲を始めた彼氏さんと、結婚したいと思っているんだ。私の両親は親世代にありがちな「本来は同棲する前に挨拶に来るべきだ」という思考を持っている人たちだから、前々から帰省するように言われていた。「結婚するならさすがに顔を見せた方がいいかな」と思って、今年の3月に帰省する予定だった。
ほんとは3月に帰省して、そのとき婚姻届の証人欄にサインもらって、記念日のある5月に届け出るつもりだったんだ。でも、今年はコロナのせいで外出がはばかられた。それでも何とか5月までに親に紹介して結婚したいなと思って、考えた代替案。それは、彼氏さんの紹介動画を作って送り付けることだった。

動画制作ではAviUtlというツールを使わせてもらった。背景動画と音楽に合わせて写真と文字の表示を切り替えていく、という簡素な作りにした。ウエディングムービーみたいな感じにしたかったから、音楽はG線上のアリアでね。なかなか楽しかったし、完成した瞬間の達成感が心地よかった。
動画はYoutubeでURL限定公開して、親にURLを送り付けた。初めて作ったにしてはなかなかいい動画ができたと思う。その点は満足してる。いやぁ、ネットで公開できないのが残念だ!

ところがここでひとつ問題が起きた。彼氏さんに主夫をしてもらうことを今まで伝えてなかったから、その動画の中で表現したわけだけど、それを見た両親が「働いていない人との結婚は認められない」とのたまったんだ。私たち二人が決めた結婚に対して「認めないと言う権利がある」と思っていることが気持ち悪いと思ってしまった。それでもう、親と話す気がなくなってしまった。なんだ、結局学生時代と同じで私の恋愛を許してくれないんじゃないかって。
正直、難色を示すくらいの反応は予想していた。でもだってさ、彼氏さんに嘘をつかせたくなかったんだ。今後もずっと嘘をつき続けなきゃいけないわけで、そんな負担は強いられないと思ったんだ。

この一件を受けて、「結婚しなくてもいいかな」と思うようになった。私は20代のうちに結婚したかったんだけど、それはなんでなんだろう?ってよく考えるようになって。「20代のうちに結婚できなかったら、モテないみたいで嫌だ(モテないのは事実なんだが)」「家族や友だちや会社の人たちに『20代のうちに結婚した』という認識を持ってほしい」そういう心理があったからなんじゃないかな。つまり下らない見栄を張るため、世間体のためというわけだ。
今では、もう私たちの間でお互い愛していることを実感できていれば、それでいいのかもって。「どうせ祝福されるような結婚ではない」という、外野に対する諦めなのかもしれない。人間不信になったともいえるかもしれない。事実ここ最近視野が狭くなっているような気がして、ちょっとつらい。

実はずっと気持ちの整理がつかなくて、Twitterにもnoteにも書けなかった。ただ、この前親からLINEがきたのをやっと見ることができて、怒ってないのを確認してからちょっと安心した。それでLINEに返信して、一旦休戦することになった。私も親に多くを求めすぎた。人はそんなに完璧じゃない。働いてない人と結婚しようとしている娘を祝福できるほど、親は完璧じゃないんだ。

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