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DoerとDreamerのたった1つの違い

スティーブ・ジョブズは12歳の頃に周波数カウンターを作っていたが、部品が足りず完成させることができなかった。スティーブはそこで諦めずに考えうるたった一つの手段をとった。電話帳でヒューレット・パッカード共同創業者のウィリアム・ヒューレットの自宅の電話番号を探して電話をかけたのだ。

驚くことにウィリアムは電話に出た。スティーブが自身が何者でどのような要件で電話をかけたのかを説明すると、ウィリアムは笑って、予備の部品をくれると約束した。それだけでなく、その夏にヒューレット・パッカードの周波数カウンターの組み立てラインでの仕事までくれた。

ほとんどの人は電話をかけたり、頼み事をしたりしないだろう。それこそが物事を成し遂げる人と夢見ているだけの人の違いになるんだ。行動しなければならない。失敗、大失敗になってもいい。電話でも起業でも失敗を恐れて行動しなければ大きなことは成し遂げられない。
“Most people never pick up the phone. Most people never call and ask. And that’s what separates sometimes the people who do things from those who just dream about them. You gotta act. You gotta be willing to fail. You gotta be willing to crash a burn. With people on the phone or starting a company, if you’re afraid you’ll fail, you won’t get very far.”

行動しなければ何も手に入らない

こうした行動を取れる人は、ただ待っていても誰も助けに来てはくれないことを知っている。全ては自分次第であり、欲しいものがあれば自分で取りに行かなければならないと理解している。

ほとんどの人は目の前にチャンスがあるにも関わらず、ネガティブな事を考えて不安になり、自分自身を麻痺させ、動けなくなってしまう。

「もし失敗したら?」、「もし誰かに笑われたら?」、「もしまだ準備できてなかったら?」といった言葉が頭の中を駆け巡り身動きが取れなくなる。

しかし、社会にインパクトを与える人たちは、ポジティブなイメージに集中する事で自分の中の不安を消し去る。

「もしイエスと言ってくれたら?」、「もし私を助けてくれる友人を紹介してくれたら?」、「もしこれが自分の人生の大ブレイクのきっかけになったら?」

こうした考え方ができる人は「果報は寝て待て」ということわざが時代遅れであることを知っている。

欲しいものを手に入れる人は、欲しいものを求める勇気を持っている。

雑記

今回本当は別で描きたいテーマがあったのですが、筆が止まってしまったため、最近読んだ「According to Steve Jobs, This One Thing Separates The Doers from The Dreamers」という記事を紹介させて頂きました。原文ではスティーブ・ジョブズだけではなく、行動して欲しいものを掴み取った人たちのエピソードが複数紹介されています。

こちらは上記記事の元になったインタビューです。

このストーリーからの学びは、「欲しいものがあるなら、ネガティブな事を考えて不安になり動きを止めるのではなく、ポジティブなイメージに集中して勇気を持って行動する。『失敗したらどうしよう?』ではなく、『成功したらどうなるだろう?』と考える。ただ待っていても誰かが助けに来てくれる訳ではない。欲しいものは自分自身で掴み取りに行かなければならない。」ということだと思っています。

日本では、画一的な教育制度や同調圧力・集団主義などの影響もあり(悪いことだけではないようですが)、欲しいものがわからなかったり、欲しいものが与えられるのを待つ癖が大なり小なりついてしまっている人も多いのではないでしょうか。

私自身もそうでしたが、大学生の頃にインドに渡り、欲しいものを我武者羅に掴み取りに行くアグレッシブなインド人起業家たちと接する中で、「欲しいものは自分で掴みに行くこと」をようやく理解できた気がします。

そして実際に自分で欲しいものを掴み取りに行くチャレンジをして、いくつかの成功体験ができてからマインドセットが変わった気がします(とはいえ未だに不安に負けることはありますが...)。

自分が欲しいものが見つからない人は、少しでも興味のある新しいことを始めてみたり、本を読んだり、人に会いに行って欲しいものを探しましょう。欲しいものを忘れてしまった人は時間をとって思い出しましょう。

そして、その欲しいものを掴み取るためには何をすべきなのかを考えて、失敗を恐れずにポジティブなイメージを武器にして、今すぐ行動しましょう

話したい人がいるのならお茶や食事に誘ってみましょう。新しい仕事が欲しいのなら気になる会社の人に話を聞きにいきましょう。アイデアがあって起業したいのなら、一緒に挑戦する仲間(メンバーやファーストカスタマー、アドバイザーや投資家など)を探しにいきましょう。

もちろんチャレンジにはリスクがつきものであり、何でもかんでもやれば良い訳ではありません。でも人生は有限であり、やらなかったことを後悔するよりは、許容できるリスク範囲を少し広げて、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。

最後に背中を押してくれるスティーブ・ジョブズの名言を紹介します。

“If today were the last day of your life, would you want to do what you are about to do today?”
“Don’t let the noise of others’ opinions drown out your own inner voice.”
“Have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become.”
“I think the things you regret most in life are the things you didn’t do.”
“Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.”

ポエムな感じになりましたが、誰かの役に立ったりしたら嬉しいです。

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