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「嫌な人たちが全く気にならなくなりました」

「前回ご相談した嫌な人たち。全く気にならなくなりました。もう彼らに会うたびに嬉しくて。自然に笑顔になってしまいます。ありがとうございました。」

僕のコーチングプログラム「SHIKISAI」にご参加くださっているクライアント様から、上記のような嬉しいご報告をいただきました。

短期間で、すごい変化が起きていて、良い意味でびっくり。

それだけ、しっかりご自分と向き合われた結果だったのだろうなと思いました。本当にお見事です!

あまりにも大きな変化を起こされていて感動したので、僕がクライアント様にお伝えした「嫌いな人たちが気にならなくなる方法」をシェアさせていただきますね。

僕自身も、会社員時代までの約30年間。対人関係に悩みまくっていた過去があるので、対人関係に悩まれる方のお気持ちがよくわかるんです。

今回も、僕の体験談ベースでお話しさせていただきますので、ピンと来たものがあったら、どうぞお試しくださいね^^

|嫌いな人たちが気にならなくなる「主語置き換えトレーニング」とは?

僕が今回のケースで、クライアント様にお伝えした方法は、名付けて「主語置き換えトレーニング」という方法です。

(※僕が生み出した手法なので、ググっても情報は出てきませんよ)

人間の「脳」は、「主語」を判別できないという特徴を持っていることをご存知ですか?

だから、「あの人が嫌い!」と口にすると、実は自分の「脳」は「私が嫌い!」と捉えてしまうんですよね。

そのため、誰かのことを「嫌い」「嫌だ」「苦手だ」と口にすればするほど、潜在意識的に自分を否定してしまうことに繋がっているんです。

今回のクライアント様の場合は、ご相談を受けた際に「職場に嫌な人たちがいて〜」「職場が嫌で〜」とお話しされていました。

そこで、「主語」を「私」に置き換えてみてもらったんですよね。

すると、「職場に嫌な私がいて〜」「私が嫌で〜」となりました。

(<POINT!>置き換える「主語」は「人物」だけではなく、「場所(環境)」や「モノ」「コト」も対象となります)

で、実際に口に出して言ってみていただき、そのときにどんな感情になったか?を確認してみると、「なんだか寂しくなりました・・・」と話されていました。

そう、普段何気なく話している会話の中で、「主語」を「私」に置き換えるだけで、ハッとすることがたくさんあるんですよね。


あなたはいかがでしょうか?

「誰か」や「何か」のことを、否定したくなるとき、その言葉の「主語」を自分に置き換えてみたら、何を感じそうですか?


往々にして、自分以外の存在(他人や環境など)の「許せないところ」というのは、自分の中の許せないところの写し鏡になっていたりするものなんですよね。

これは、作家でメンタルマネジメント講師の野口嘉則さんが、ご自身の著書「鏡の法則」の中でお話しされているお話しです。

なので、他人や環境の「許せないところ」を見つけたのなら、その感情をそのまま相手にぶつけたくなる気持ちを一旦停止させてから、


「私は今、この人のどんな部分に、『自分の許せないところ』を重ねて観ているんだろう?」


と自問すると、「嫌な人たち」越しに観ていた(観ようとしていた)「自分仕様」や「本音」を発見することができるんですよね。

そして、そんな「本音」に気づいたら、その自分に「許可」を出してあげると、人間としての器がぐーーんと広がるので、「嫌な人たち」がいなくなる、というロジックなんです。

具体例をご紹介していきますね。

|子どもたちに学んだ「嫌いな人たち」がいなくなる方法

僕には、愛する2人の息子たちがいます。

心の底から愛しているんですが、僕が未熟なので、たまにイライラしちゃうことがあります。子育って難しい。

実は、先日もそんなことがありました。

僕が夕飯の片付けをしたり、洗濯を畳んでいたときのこと。

隣でゲームをしている子どもたちの姿に、なぜか無性にイラッとしてしまい、「いつまでも、ゲームばかりしてるんじゃないよ!」と言ってしまったんです。

あとで、とても反省しました。

きっと僕は、子どもたちが自由に「のんびり」をしている姿が羨ましかっただけだったんです。

僕はフリーランスとして働いているので、常日頃「もっと頑張りたい!」と思って活動をしています。

でも、それが行きすぎると「休む」のタイミングを忘れてしまうので「のんびり」に罪悪感を感じはじめる自分がいるんですよね。

すると、「のんびり=悪いこと」だと思いはじめてしまうので、子どもたちが「のんびり」をしている姿を見ると、イライラしてしまうわけなんです。

本当の本当の本当は、"僕が”「のんびり」をしたいだけのはずなのに。こどもたちは何も悪くありません。

自分に自分で「許可」を出せていない状態があるから、他人が許可を出せている姿を見ると、羨ましいし、寂しいし、ムカつくわけなんですよね。

だから、そんなときは「そうか、そうか。僕は今、“のんびり”がしたいんだね」と自分の気持ちを認めて、許可を出してあげるんです。

そして、ちゃんと時間をとって「自分に優しくする日」を作り、満足が行くほど“のんびり”をするんです。

すると、子どもたちに感じていたイライラもすっかり消え去っていきます。

「子育ては親育て」

なんて言いますが、子どもたちに教えてもらえることがたくさんありますよね。


・・・とまあ、「子育て」の場面でしたら、「愛」が前提にあるので、自分を気持ちを受容しやすいんですが、これが職場の「嫌いな人」になると、なかなか受け入れるのが難しくなります。

「なんで、あのおっさんの話に耳を傾けなきゃならんのじゃ!」

と思ってしまう気持ちは、よ〜〜くわかりますよ。笑


例えば、同僚の悪口ばかり言う人がいたとします。

そういう人とは、あまりお近づきになりたくないですよね。

でも、職場の関係で、どうしてもその人と会話をしなければいけない状況があったとする。

すると、きっと毎日その人から誰かの愚痴を聞かされる度に、イライラしたり、モヤモヤしたりするでしょう。ストレスも溜まるはずです。

では、そのときのあなたは、その人のどんな部分に、「イライラ」「モヤモヤ」を感じているんでしょうか?

自分の中の「何を」投影させているんでしょうか?


例えば、うちの次男坊のたいちゃんは、お兄ちゃんのようたとケンカをすると「お兄ちゃんがいじわるした!!」と、僕に愚痴を伝えに来ます。

でも、僕はたいちゃんの愚痴を聞いても、全くイライラ、モヤモヤはしません。

「へぇ〜、そうなんだね」くらいのリアクション出てきません。

これって、シチュエーションは違うけれど、「愚痴を聞かされる」というのは、上記でご紹介した「職場の同僚」からのものとなんら変わらないと思いませんか?

ちなみに、こういうときに、僕はいつも子どもたちに対して「いじわるされて、どんな気持ちになったの?」と質問をします。

すると「悲しい気持ちだった」と答えます。

「じゃあ、悲しかったよって伝えた?」と確認をすると「伝えてない」と言います。

「伝えてごらんよ」と伝えると、お兄ちゃんのようたのところに走っていって「さっきのは悲しい気持ちになったよ!」とちゃんと伝えます。

すると「ごめんね。」「いいよ。もうしないでね」という会話が続き、すぐに仲直りして、また元気に遊びはじめます。

この一連の流れは、我が家の中で何度も繰り返されていることなんですが、その都度僕の心が全く動揺しないのは、すでに僕の中では達成していることだからなんですよね。

僕が達成させたのは、「自分の気持ちを大切にする」ということです。

次男のたいちゃんは、長男のようたから、いじわるをされたから怒ったわけじゃないんですよ。

いじわるをされたことで、自分の中から湧き出た「”悲しい気持ち”を大切にする」ができなかったから、パニックになって「怒る」という反応しかできなかっただけなんです。

だって、まだ5歳ですからね。仕方ないですよ。


でも、大人になっても「自分の気持ちを大切にする」ができない人がたくさんいます。僕もそうでした。

「お裾分け」は、「余剰分」でしかできませんからね。

まだ自分が「悲しい気持ち」を大切にできていない状態なのに、誰かの「悲しい気持ち」に寄り添うことなんてできないんですよ。

「わからないこと」を相談されても、「応える」はできません。

でも、大人になると建前やプライドが邪魔して、「わかってる風」を装ってしまうことがあります。

すると、「いつかボロが出るんじゃないか?」という不安感から、どんどんプレッシャーを感じるようになります。

本当は「私もわからないことを、私に聞かないでよ!!」と心の奥底では思っているのに、その気持ちに気づけない(または、気づいているけど出せない)んですよね。

すると、うちの5歳のたいちゃんがそうであったように「怒る」という感情しか選択できなくなります。

ただ、大人の場合は安易に「怒る」を使えないことがよくあるので、「怒る」さえ使えないことで「ストレス」が溜まります。

そして「自分を守りたい(大切にしたい)」という気持ちから、「嫌いなあの人」が出来上がるわけなんですよね。

「嫌いなあの人」からは、目を逸らしたくなります。逃げたくなるし、距離を取りたくなります。

でも、「嫌いなあの人」の主語を「私」に変えると「嫌いな私」になることを思い出してください。

目を背けている「嫌いなあの人」の中には、「自分の気持ちを大切にする」をちゃんと達成したかった自分がまだ残っているんですよね。

未達成のものは、人生の中で何度も形を変えて現れます。

もし、職場を変えても「嫌いなあの人」が出現し続けているのだとしたら、あなたの中に「未達成」のものがある証拠なのかもしれません。

だから、いつかは、目を逸らさずに「向き合う」をするタイミングが出てくるかと思いますよ。

僕のクライアント様の場合は、今回がそのタイミングだったようです。

「向き合う」って、本当に大変ですよ。辛いし、しんどいですよ。逃げたくもなりますよ。

でも、とっても大切なことなんですよね。

「向き合う」をすると、ちゃんと人生が好転します。

もし、一人でやるのが不安なら、プロにサポートしてもらうことをオススメします。僕もそうやって乗り越えてきましたから。

「主語置き換えトレーニング」の効果は絶大なので、「なるほど!」と思ったら、どうぞお試しくださいね^^

p.s.

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