見出し画像

22歳イタリアン料理人が難病(IBD、クローン病)を患って感じた事

今日は自分がクローン病を患って感じた事、思ったことをお話しさせて頂きたいなと思います。
潰瘍性大腸炎、クローン病(IBD)は年々増加傾向にあり、この病気に関して不安を抱えている方が沢山いると思います。自分は21才でクローン病を発症をし、自分の人生が大きく変わりました。

IBDを発症し辛かった事や不安に思う事

・食事制限

IBDを発症してから低脂質、低残渣の食事を心掛けるようにしなくてはいけなくなってしまいました。今までジャンクフードや焼肉、イタリアンなど高脂質なものが大好きだったのに対し食生活を180度変えることはとても辛く、今まで好きだった食べ物が当分の間食べれなくなってしまった事や
料理人である自分にとってレストランに食べに行って勉強することさえ困難になってしまいました。

・恋愛

恋愛をする上でIBDという難病はネックになってしまうのではないかと思いました。若いうちの恋愛では特に大きな問題はないと思うのですが年齢を重ね結婚を考え始めた時に仕事など再燃時には長期間お休みを頂かなければいけなかったり収入が安定しずらい面もあります。また難病ということから相手の病気を理解して支えてあげられるのかなど将来への不安も感じてしまう方が多いようです。

・仕事

IBD患者さんにとって仕事面で苦労されている方はとても多いのではないでしょうか。IBDは外見でわかるものでもなく理解してくれる会社も中々ないと思います、会社がIBDを理解してくれても中々体調が安定しなくお休みを続けて頂いてしまうとまた迷惑をかけてしまったなど精神的に辛いものがあります。クビになってしまったという方もいるみたいです。

IBDを発症してわかったこと

・食べれる事の嬉しさ

IBDを発症して改めて食べれる事の嬉しさを実感しました。
IBDになった原因はわからないのですが入院をし絶食を経験し食事制限を行い食についてもう一度見直して見ようと思いました。
自分は2週間の絶食をして短い期間ではありますが空腹に耐えなければいけないなど本当に辛かったという印象でした、絶食が終わって初めての食事の時に食べ物を食べれるってこんなにも幸せな事だったんだと実感しました。そこからIBDに合った身体に良い食事について調べるようになり今ではIBD向けの食品通販を行うことができました。

・IBDを周りに打ち明けてみて

IBDであることを周りに打ち明けることはとても勇気のいる事だと思います。会社に打ち明けたら今後影響するのではないかと不安に思うこともあると思うのですが自分は会社や友達にIBDである自分を打ち明けています、なぜかというと打ち明けず隠してしまうと大きなストレスに繋がるからです。
打ち明けずに理解してもらえない環境にいると必ず無理をしてしまいます。
例えば友達や会社で食事する際IBDを打ち明けていないと高脂質な料理を食べざるをえない状況になってしまいます。ですが打ち明けていると人によるのですが大体はIBDを配慮したお店を提案して下さいます。
相手に気を使わせて申し訳ないと思ってしまうのもありますが無理をして再燃をし体調を崩してしまうのが一番迷惑をかけてしまいます。
自分の身体を第一に優先して下さい。
周りにIBDであることを打ち明けて少しでも理解を深めていきIBDである自分自身の過ごしやすい環境を作っていくことが大切だと自分は思います。


今の環境を見直し自分の身体を第一に優先した環境作りをしてみてはいかがでしょうか。
健康でいることが何より大切です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?