なぜ、21世紀は「魔法」の世紀なのか?
今、テクノロジーは私たちの行動の幅を広げる方向に発達しているにもかかわらず、その仕組みはまるで魔法のように、ますますわかりにくくなっているのです。
-「魔法の世紀」本文より引用
2020年6月の課題図書は「魔法の世紀」。
第3回目のnoteです。
いわゆる「ブラックボックス」ってやつですね。中身が分からないけど、出力結果だけを使って何かをする。内部のテクノロジーの仕組みを理解できなくても、コンピュータは簡単に使えてしまいます。
人々が存在を意識しないほどに発達した高度な技術は、文字通りの「魔法」になりうるのではないかと落合さんは指摘します。
魔術と魔法の違い、なんて話になると個人的にはFateを絡めざるを得ないんですが、魔術では到達できない神秘、現在の時代の文明の力では、いかに資金や時間を注ぎ込もうとも絶対に実現不可能な「結果」をもたらすものを指して魔法と呼び、
対して魔術は一見有り得ない奇跡でも、結果だけなら他の方法でも実現できる。
まぁ、魔術の上位が魔法に当たるわけです。
で、「魔法の世紀」に生きる人々は「魔法使い」を目指すわけですよ。
単純にテクノロジーを使うだけの人は「魔術師」です。Fate世界では根源に至るために魔術を極めんとするのと同じように、向かうべき先があると本書では述べています。これについてはまた別の機会に。
この本は、VRやARの成立以前まで振り返り、コンピュータの世紀である「魔法の世紀」とは何かを、様々な観点から書いた本です。
-「魔法の世紀」本文より引用
前々からざくっと、コンピュータの歴史を振り返ってみたかったので、ありがたい。黎明期を追うのは発見がたくさんあります。現状把握が未来へ繋がる。この考え方、めっちゃ腑に落ちました。
今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
各々の根源って、「おもしろがらせ」が入口じゃないかな。
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このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。