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スポンサーが見つからず困っているスケート選手へ:競技活動は事業を学ぶ最高の機会である。

スポンサーが見つからず困っているあなた。
下記の5つの目次項目を言語化すると良いでしょう。
僕は現役時代、この方法でスポンサーを集めていました。

と、その前に、

まずは、あなた自身の未来の価値を想像してみてください。

スポンサーが集まらないからと言って、あなた自身に価値がない訳ではありません。

企業側から見た時、今のあなたには看板としての価値はないかも知れません。したがって広告宣伝費を支払うことは出来ません。
トップアスリートとは言え有名なスター選手でなければ広告価値はゼロに等しく、企業側からオファーが来ることは滅多にありません。

大事なのは、企業側からあなたを見たとき、今のあなたではなく、未来のあなたに価値を感じられるかどうかです。それが、企業があなたに協賛するか否かの鍵となります。

あなたが既に有名な選手でない限り、あなたへのスポンサーシップは言わば創業間もない無名の企業に投資するようなものです。
では、投資する側から見た時、今はあなたには価値を感じられなくても、あなたと一緒にあなたという競技者を育てる価値があるのかどうか?それが肝になります。

それを踏まえた上で、以下5つをまとめてみましょう。

①競技に取り組む目的

あなたは何の為に競技をやっているのでしょうか?
企業には事業目的があります。あなたの目的は何でしょうか?

②競技の目標

あなたが①の目的を果たす上で、目指すべき目標は何でしょうか。
目標には根拠が必要です。
アスリートとして当たり前ですが、なるべく数字で定量的に設定しましょう。
以下目標の立て方の悪い例と良い例。

悪い例:目標はオリンピック出場
これではあまりに曖昧で、信憑性がありません。実際に実現も出来ないでしょう。

良い例:目標は12月のオリンピック選考会において500m競技で34秒99。
例えば、オリンピック出場権を獲得するには国内予選で3位以内に入る必要がある場合。3位に入るには最低でも34秒台を出す必要がある、よって目標は34秒99を出す。

あなたにとってスポンサーとは伴走者です。
伴走者はあなたと走る上で、あらかじめ信用性の高いロードマップが必要になります。

③具体的な計画と必要な費用

②の目標達成に向けての具体的な計画とそれに必要な予算を落とし込みましょう。
企業には事業計画というものがあります。
お金をもらう以上、競技者も事業者と同じです。
具体的な計画なくして資金調達はほぼ不可能です。
あなたの計画、そしてその計画実行には一体いくら必要なのか?明確化しておくことが大事です。

④還元出来る価値

あなたが企業もしくはそれに付随する人たちにどんな価値提供が出来るのかを明確化します。これが出来る選手はまだまだ少ないと感じています。
あなただから提供出来る価値、あなたなら出来ることは何でしょうか?自分を客観的に見てみましょう。

自分には提供出来る価値がないと思っているあなた。いいえ、必ずあります!
誰しもが必ず一つはあります。ない人などいません。
それを早い段階で見つけることが競技者として活動して行く上で、そして、引退後も価値を創出し続ける上で最も大事なことであると思ってください。

⑤その企業と実現したいこと

これはあなたと企業を掛け合わせて、新たな価値を創出するということです。
具体的に僕を例にすると、僕にはスケート靴とスケートを誰よりも速く滑るという技術がありました。一方で、日光金谷ホテルさんは使われないスケートリンクを保有していました。どちらも単体ではお金を生み出すことは難しい状態。

しかし、僕の技術と日光金谷ホテルさんのスケートリンクを足し合わせることで、クラシックホテルの天然アイスリンクで体験する国内唯一のスケートイベントとして、全国から来る宿泊者に対し新たな価値を提供し、閑散期である冬場の日光に観光客を誘客することが出来ます。

協賛とは、このように自分の強みやユニーク性を企業と掛け合わせ新たな価値を生み出す為のパートナーシップを結ぶわけです。

お金を受け取る以上、お互いがWIN -WINになることが前提です。
あなたが企業に助けてもらうのではなく、あなた自身も企業を助けると言うスタンスで向き合うことが大切です。

以上

参考になれば幸いです。

ちなみに、上記の考え方と視点が持てれば、まずセカンドキャリアで悩むこともなくなります。

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