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スケート競技の普及を担う者③競技人口はスケートリンクの数や少子化に比例しない。

競技人口はスケートリンクの数や少子化に比例しない。

近年スケートリンクは減少しつつありますが、今後のさらなる競技普及を実現することは不可能ではないと思っています。競技人口の減少は、単純に施設の減少や少子化が原因ではありません。また、スケートリンクや体験会があっても、前述の3つの要素が欠けているケースが多々あります。

昔に比べて減っているのは、スケートリンクの数以上に、練習出来る時間と教えてくれる人、そして流通しているスケート靴の数。

よくある3つの事例を紹介します。

①スケートリンクはあるのに競技用の練習で使えない。貸切枠は予約がいっぱいで使えない。でも主要時間を占める一般営業時間には誰も使っていない。と言ったケースは多々あります。これは行政管理の施設に多い現象です。施設の使用目的や規定上変えられず、結果無駄が生まれています。

②リンクも自由に使える。でも教えてくれる人がいない。
全国の指導者資格者数はそこまで減っていません。しかし皆仕事や行事で忙しく、リンクに出て来れない。なんてこともしばしば。昔はリンクに行けば誰かしら教えてくれる人がいたのです。

③スケートリンクも使えて指導者もいる。練習環境は整っている。しかし、スケート靴や必要な用具がない。手に入らない。買えない。なんてこともあります。
昔は、手に入らない子も、お下がりや中古を譲り受けていたものです。
しかし今は限られたショップで高価な新品を購入する他、入手出来る方法がないのです。

④へ続く


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