『"成功"はアート、"失敗"はサイエンス』

最近平和ボケしている自分にムカついたので、
Twitterで1日1ツイートするということを決めて、
意図的にインプットしなきゃいけない状況を
作り出した下澤悠太です。
#たまに忘れちゃうのは愛嬌
#アウトプット前提のインプット  
#大学時代に同じ原理で3年間毎日ブログ書いてました




先日、『失敗の科学』という本を読みました。

この本は失敗に対する価値観を変えてくれて
特に失敗から学習できる人(組織)と
失敗から学習できない人(組織)を比較した話や、

『なぜ人間は失敗を嫌い、
そこから学ぶことができないのか』
という人間の性質にも触れていて
ものすごくタメになる本でした!!

そこでこの本で学んだことを
アウトプットしたいと思っているわけですが、
その前になぜ僕が「失敗」に着目しているか
についてこの記事では書いていきます。



「人の成功体験という幻想」


よくある自伝とか成功者の講演というのは
『その人がどうやって成功したか』
みたいな内容が多いのではないでしょうか。

そんな話を聞いて
「なるほど!〇〇さんは
こういう取り組みをして生きてきたんだ!」
 と感心して、
「自分も同じような生き方をしてみよう!」
と考えたことがあるかもしれません。
#中学生の僕はそれしか考えていませんでした

ただ実際はこれが落とし穴だと思っていて、
人の成功体験を真似しようと行動に移しても
なかなか思い通りにいかないことの方が
多かったりしませんか?



ONDAYS社長の田中修治さんが書かれた
『大きな嘘の木の下で』という本の中で、

”成功はアート、失敗はサイエンス”

という表現をされていました。

つまり人の成功体験というのは
再現できるものではなくて、
学ぶべきなのは失敗のパターンである

ということです。


例えば、成功者の共通点として
『本をよく読むこと』
と書かれているサイトがあったのですが、
だからといって本を読めば
全員が成功者になれるわけではないですよね?

なぜなら読書はあくまでも
成功に繋がる要因の1つであって、
それ以外にも
めっちゃ良い出会いをしていたとか、
自分がやりたいと思っていた分野に
競合相手が少なかったとか、
多くの「たまたま〇〇だった」が組み合わさって
成功に繋がっているからだと思います。

(この成功に繋がる要因って運の部分もあって、
なかなか再現性はないですよね。)


スポーツで考えると、
クリスティアーノロナウド選手が
これまでやってきた練習と
全く同じ練習をやったとしても、
ロナウド選手と全く同じになれて
同じような成功を収めることができる
とは限らないですよね?

なぜなら
身体的特徴や考え方、環境(仲間のレベルなども)
出会った指導者などが違うからです。

要するに成功の要因というのは
『偶然』が占める割合がとても大きく、
他の人の成功を完全に再現しようとするのは
極めて困難
ということになります。



一方、
失敗してしまう原因にはパターンがあります。

例えばサッカー選手が
ミスをしてしまう多くのパターンは、
ボールを受ける前に周りの状況を
しっかり把握できていなかったことによる
判断ミスであったり、
相手のプレッシャーを受けやすい
悪いポジショニングをとってしまうことなどが
挙げられると思います。

それこそ
『死ぬ直前、人が後悔すること』
みたいな人生の失敗談でよくあるパターンは、
「あの時〇〇しておけばよかった」
という行動からくる後悔ですよね?

成功するかどうかは置いといて、
失敗に着目して、失敗から学ぶと少なからず
同じ失敗をする確率は減ると思います。
でも、
もし失敗する確率が減るのであれば
当たり前ですが成功する確率も高くなります
よね?
#それでもミスをするからサッカーは面白い
#だって同じシチュエーションなんて一度もないんだから

「自分はどういう時にミスが多いのか」
「なぜあの時ミスをしてしまったのか」
その分析の繰り返しが
自分の成長に繋がるのは明白です。


そしてもっと成長するためには
他にも意識するべきことがあると思っていて、

この『失敗の科学』という本の中で
このような文がありました。

かつて米大統領32代大統領夫人、
エレノア・ルーズベルトはこう言った。
「人の失敗から学びましょう。
自分で全部経験するには人生が短すぎます。」


個人的に世の中には
3種類の人間がいると思っています。

①失敗から学ぼうとしない人

②自分の失敗だけから学ぼうとする人

③自分の失敗だけでなく
他人の失敗からも学ぼうとする人

①の人の成長速度が遅そうなのは
言わずもがなですが、
②と③の間もかなりの差がありそうです。


自分の人生の時間は限られています。
#生まれた時にはなぜか1日24時間と決まっていました

だからこそ
自分の失敗だけでなく
人の失敗からも積極的に学ぶことが
その人の成長速度に大きく変わる
と思います。


僕はよくサッカーを観るのですが、
これまでの僕は選手の成功した
プレーばかりを見ていました。
しかし、
本当に着目すべきなのは
ミスをした選手の方だったのかもしれません。

「メッシ選手がどんな時にミスをするのか。」
「FCバルセロナがどういう状況の時に
失点することが多いのか。」

そういった自分以外の人たちの
失敗のパターンからも学んで
自分の成長の糧にしていきたいと思っています!


という話で終わるつもりだったのですが、
#そう思ったなら終わっとけ


とはいいつつも
人の成功体験から学べることも
たくさんあります
よね?笑
#ここに来て話を根底からひっくり返してみた

もう少し細かく言うと
人の成功体験から学べることと、
学べないことがあります。



『学べない成功体験と、
学べる成功体験。』


ではスポーツで考えてみましょう。

まず人の成功体験から学べないことは
フィジカル的な要素です。


ウサイン・ボルト選手が
100mを9.58秒で走った動画を見て(参考にして)、
同じように9.58秒で走れるかといったら
控えめにいって絶望感に無理だし、

クリスティアーノ・ロナウド選手のように
めっちゃ高く飛んでヘディングを決めることも
僕の身体能力ではなかなか厳しいです。
#身体能力おばけたち




逆に、スポーツの中で
人の成功体験から学べることは"技術"です。


ボルトさんの走りを見て
「どのように走っているのかな?」と研究し、
同じような走り方を真似してみたら
ボルトさんと同じ速さになることは
難しいかもしれませんが、
過去の自分よりも早く走れる
可能性はありそうだし、

クリスティアーノ・ロナウド選手の
ヘディングする時の姿勢や
相手との駆け引きといった技術を学んだら、
相手の頭の上から
ヘディングをすることは難しくても
ヘディングでゴールを決める可能性は
高まりそうですよね?


この2つを比べれば分かると思いますが、
どうやら人の成功体験から学べることは
後天的な努力でどうにかなるもの
と考えました。

(イニエスタ選手のサッカー人生という
再現できない成功体験から学ぶのは難しいけど、
イニエスタ選手の技術という真似しやすくて
学びやすい成功体験であれば
自分の成長に繋げられるということです。)



僕の好きな言葉の1つに
"センスは情報量に比例する"
という言葉があるのですが、

先ほど「世の中には3種類の人間がいる」
と書きましたが、
実はもう1種類いると思っていて、

本当に1番成長できる人間は
自分の失敗だけでなく
他人の失敗と成功からも学ぼうとする人

だと考えています。

ちょっと踏み込んだ話をすると
自分や他人の失敗から学べば
それが人生の土台になり、
他人の成功から学ぶことは
自分の選択肢が増えるみたいな感じでしょうか?
#伝われ


僕は間違いなく
センス(才能)があるタイプの人間ではないので、
誰よりも多く人の失敗や成功を学んで、
後天的に変えられる部分を
めまぐるしく進化させていきたいと思います!!
#頑張るぞーー

という気持ちがあったので
この失敗の科学という本を読みました。

では実際に学んだことを
別の記事で書いていきます!!

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