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【スライド全公開】流行りの『タニモク』90分バージョンを作ってみた

“タニモク”をご存知ですか?
DODAさんの「“未来を変える”プロジェクト」の中でシェアされたフレームワークで、「他人に目標を決めてもらう&決めてあげる会」を略して“タニモク”です。

記事にはそのやり方がとても丁寧に解説されていて、
公開されてから各所で色々な方が自分の仲間を集めてタニモクを実施するという、
素晴らしい拡散のされ方をしています。


◾︎タニモクってどんなことするの?◾︎

詳細はオリジナル記事を読んでほしいですが、エッセンスを抜き出すと…

・4人1組のチームになり「自己紹介→質疑応答→目標設定してもらう→プレゼンしてもらう」のセットを4人全員で回す

・参加者は利害関係のないもの同士で、出来るだけ異分野のメンバーでやると面白い思いもよらぬアウトプットが出てくる

・他人に目標を考えてもらうことも、他人の目標を考えることも、それ自体がとても面白い体験(自分の目標を考えてもらっている時のワクワク感といったらもう!)

参加した方からはこんな声があるそうです。
(オリジナル記事内からの転載)

元々は小さかったうちの会社。今では上場から数年が経過し、社員数も1,000人を超えてきました。何か新しい刺激を求めて、新規事業でもどうかなあ・・・ なんてうっすら考えていました。それが今日のやりとりで、他の人に “休暇を取得して、アフリカで急速に発展しているFintech(金融✕テクノロジー)の会社にプライベートでインターンに行ってみたら、凄い刺激を受けますよ” と指摘されました。まったく想像もしていなかったですが、今はこれをやってみようととてもワクワクし始めています(40代・男性・人材業界)

自分が発した何気ない一言や、自己紹介シートの隅の方に書いてある言葉に引っかかって深掘りされることで、思ってもみなかった展開になったり。
そこ拾うんだ!からの展開が意外と盛り上がったり。
そういうことがあちらこちらで起こります。
これぞ“タニモク”の醍醐味ですね。


◾︎5時間かけてやるものを90分にしてみた

僕は今までに3回このワークショップを企画していて、今回は4回目でした。
記事にある通り、本来は5時間くらいかけてガッツリ議論し合うものなのですが、
今回はなんと90分くらいでやってほしいとのオーダーが…!笑

「先生の学校」という、先生たちに学校の外での学びの場を提供しようという素晴らしいコンセプトの企画からオファーをいただきました。

ワークショッププロデューサーと名乗っているからには出来ないとは言えないので、
どうしたら大事なエッセンスを削ぎ落とさずにできるか考えて考えて、実際に作ってみました90分バージョン。

題して『タニモク90』

スライドはこちらをクリック↓↓↓


オリジナルとの対比で見ると、こんな感じ。

ワークの時間配分がいびつな感じになっていますが、
これは自分でもやってみた経験上、ガッツリ削れる部分と削ってはいけない部分を吟味しています。

それから、僕はいつもそうするのですが、参加のハードルを下げるために「事前課題」は無しにして、その場で自己紹介シートを書いてもらっています。

そして、短時間でも良いアウトプットが出るように、少しフレームを追加。

このワークのキーになる「質疑応答」「目標設定」の部分。過去のことは本人も書くし、質問も出やすいのですが、ちょっと遠い未来のことを聞いてみる。
それから戻ってきて、一年後、明日と行動目標を立ててみる。
これは考える上での一例ですが、迷ったらこれを使ってみてください。


◾︎いただいた感想

なんとワークショップ後にカフェで早速感想をまとめてくださった方が!
なんと早速ご自身でもやってみるとのこと。
このスピード感、最高ですね。

僕自身もそうしていましたが、やりっぱなしにするのではなく、
こうして自分の言葉に落とし込んで行動目標に具体性を持たせると非常に学び効果が高いです。


◾︎今回の学び

今までよりも短い時間でのインプット&アウトプットになったけど、これはこれでありだなと思える場になったかなと思います。

今回は自分が班に入らずに客観的に各テーブルを見ていましたが、

・やりたいことが全くわからない人

・やりたいことは何となくあるんだけど具体的には何もしていない人

・やりたいことに向けて少し歩み始めている人

・やりたいことを叶え始めていてさらなる刺激を求めている人

このうちのどの段階にいるのかで、タニモクで得られるアウトプットが変わって来そうというのが今回客観的に見ていた感想です。
やはり上にいくほど、目標設定をしてあげる側の人がヒントにできる情報が少なく、目標設定の難易度が上がります。
逆に下に行くほど、話が具体的になるのでアイデアがポンポン出て盛り上がりやすい。
今回はどの段階の方もいらっしゃった印象ですが、やはり上の段階の方とやる時には(特に質疑応答部分に)もう少し時間が必要だなと改めて感じました。


◾︎次にやりたいこと

ワークショッププロデュースはやっぱり面白いです。
これを読んでくださった方で、“タニモク”に興味がある方がいらっしゃれば一緒にやりましょう!
自分の仲間とやりたいからその場を回してほしい!とかも大歓迎です。

今回もう一つ思ったことがあって、「小さな子供のいる人も参加できるワークショップ」が作りたい。
面白そうなイベントとかワークショップに限って平日の夜開催だったり、
土日なんだけど子供を連れていくのはなぁと憚られたり。
今回もとても興味を持ってくれた知人が2人も
「子供を見ていないといけないからすっごい興味あるけど行けないなぁ」という返事をくれました。

今回僕は妻が子供を見ていてくれたから一人で臨めたけれども、
次は子供を連れて来られる「パパママのタニモク」をやりたいなぁと思っています。
なかなか自分にとっての時間を作りずらいパパママこそ、
タニモクで具体的な行動目標を設定して、ワクワクしながら毎日生きて欲しいなと切に願います。
次は僕も、子供と妻を連れて開催したい。

楽しい時間でした。

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