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⁡⁡【 抽出 ▶︎ レシピ②】⁡

コーヒーのレシピは、今世の中にありふれています。

そして、それを閲覧することも容易にできます。

その中で今使用しているレシピやそれぞれのコーヒーに合わせたレシピをみなさんはどうやって決めていますか?

今日はプロセスに特化して、それがどんな味わいの特徴が出やすいかをシェアできたらと思っています。

今回取り上げられなかったものや、これはどうなの?というものは是非コメント欄にお願いします!

***

滑川の考えとしては、プロセスは味わいを作り出す方法の一つで、どんな味わいのデザイン、表現をしたいかで変えることが妥当だと思っています。

つまり、最強の淹れ方!というのは存在しないということですね。
(もちろんそれぞれのコーヒーの間をとって、このレシピにするみたいなものはあると思いますが)

理由は様々ありますが、大きなものとしては、素材が変わるので、このレシピが最強というのは難しいということですね。

生豆。
焙煎度合い。
エージング。

なるほど。
では、それぞれの素材に合わせた完璧なレシピがあるんだな。

と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、それもはっきりいうとありません。

ただベースとなるレシピを持っていて、それで淹れたときにどんな印象になるのか、阻害要素が出るのかを考えてレシピを変化させていくということで解決しています。

思っている以上にコーヒーが複雑なので、それを修正するスキルが大切なんですね。

一回抽出して、阻害要素を見つけて、それを軽減させていく。

ですので、プロセスの引き出しは常に増やしながらも、このプロセスじゃなきゃいけないというプロセスありきの考え方は危険だと思っています。

ですので、今日はプロセスによってどんな味わいの傾向があるかを少しだけお伝えしたいと思いました。

①ドリップにおける攪拌はどんな意味があるのか
蒸らしの間にコーヒーとお湯の接触面をスプーンで攪拌するというのを数年前よく見かけました。
そして、そのプロセスをするとおいしくなるみたいな風潮もあったような気がしています、、
ここでお伝えしたいのは、攪拌の意味です。
攪拌することで、成分が多く抽出されます。
濃さ、収率ともに促進することができる方法です。
ですので、薄くて、渋さがあるみたいな状況のときに使うと未抽出から過抽出へ移行でき、濃度も濃くすることができます。
浅煎りに対しては、とても有効ですが、深煎りなどでは気をつけないと苦くて、ドライなカップになってしまうかもしれません。

②投数による変化
投数というのは、お湯を何回で注いだかということです。
当たり前ですが、多くなればなるほど途切れる回数が増えるので、全体の時間が長くなります。
また途切れたあと、どのくらいコーヒーからお湯を抜いて注ぐかで成分の出方が変わります。
例えば完全に落ち切ってから注ぐと、豆の芯から成分を引き出すことができ、濃度、収率を促進することができます。
回数が増えれば増えるほど、その効果は大きくなるので、濃度、収率ともに促進することになります。
浅煎りでは、とくに効果がありそうです。

***

このような形で調べていくと、プロセスによる抽出具合や味わいを知ることができます。

ですので、抽出者はなぜそのプロセスにしたのかを考えて抽出する必要があります。

それを紐解いていくと、そのレシピを選んだ理由や条件を示すことができます。

ポイントとしては、味わいをベースにして変化させていくと迷わずに進むことができるようになります。

是非試してみてください!

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