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Vol.38 ダイアローグ考(2)

 このnoteは、シェアド・リーダーシップのトレーニング・コース共同開発パートナーである有限会社システムアンドコントロール社(SM&C)の野村代表と、SNSにて、シェアド・リーダーシップに関して、普段着の会話をしている内容の続きです。


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第38回目の往復書簡は、前回の内容(Vol.37 ダイアローグ考)の続きです。今回は、6Days(変化を導くリーダーシップ開発)に関して、前回最上の投稿に対する野村さんの応答です。

ダイアローグ考(2)

(野村さんの応答)6Daysが始まってから、今までの間、様々なやってみるの連鎖がありました。いずれも、過去のダイアローグを継続していることから生じたことですが、いよいよ、大きな動きが起きてきています。

さて、最上さんが整理した、1 モノローグとダイアローグの関係、2 ダイアローグでないものについて述べていきたいと思います。

1 モノローグとダイアローグの関係

「自分は、ダイアローグするために、モノローグになる、という反復的な動きを意識的に行うようになってきた」と、感じています。ダイアローグし続けることは消耗します。その消耗を補う必要が、ある。その時に、SNSやニュースなどを遮断するのがコツかなぁ、と、思います。

自分の中にあるものだけ、信用する。内面に潜る感じというか、なんというか。私の場合は、長時間の運転という仕事があります。あるいは、黙々と、やすりがけをする、とか。そういう時が、内面に潜る時です。この時間に、内省が生じているのだと思います。

意図的に内省しているのではなく、自分にのみ関心を向け、自己との対話を深める。結果、内省的な何かが起きているように思います。

そして、再びダイアローグする。そこに内省が表出する。それにより、相互に「やってみる」が起きているように思います。(昨日、久しぶりに電車にのって、大半の人が、座席に座ってすぐにスマホを操作する姿を見て、ああ、折角の内省の時間なのに勿体ない、と、感じました。乗り換えの確認とかかもしれませんけどね。)

先週、仕事上のダイアローグを継続してみました。提案ですね。2件、それまで想定していたものより、大きな話が出てくる流れとなりました。1件目は、仕事が奪われた、延期されただけとも言えるのですが、延期されたついでに仕事のレイヤーが一段上がりました。ある程度予想の範囲でしたが、それにしても、「私(発注者)がその仕事をしたいから、この仕事は野村には今は出さない」「その代わり・・・」からの、見事なレイヤーと期間の変更が起こりました。これは、3週間くらい前からの、濃厚なダイアローグの結果と感じていますし、その発注者側も、「ダイアローグで、環境が変わる」ことを直感的に感じて、自分の組織で、やってみているようです。

2件目は、突然、発注者側が、「本来やるべきこと」に気付いて、やはり、高いレイヤーの話に昇華されるようです。こちらの話は、もともと、8名くらいのチーム育成の話でした。が、突然、その会社ができてから今日まで放置してきた「(政治的な意味も含めて)潰せないサービス」を、「全部潰そう」というなかなか素敵な逆事業開発の話となりました。非線形・不連続です。「お?」から、「言ってみる(やってみる)」が起きています。ここからわかることは、モノローグとダイアローグは反復であること、モノローグの時間・自己との対話が大切ということ、ダイアローグは継続するということ、私だけでなく相手にもやってみるが発生するということ、それは相互にとって、ギフトである、ということ、です(なげーよ)。

2 ダイアローグでないもの


ダイアローグは、コミュニケーション手段ではない、と、考えています。コミュニケーションそれ自体は、非常にシンプルなもので、低いレイヤーでしょう。あるいはシャノンやベンジャミンのコミュニケーションモデルが、コミュニケーションレイヤーと考えています。あるいは、鳥の鳴き声に文法がある、とかね。ダイアローグは、状態なので、高次なのだと思います。他者と自己の関わる状態、関係性ですね。

そして、関係性は、相手に関心を寄せることとなるので、お互いの出身地、経験、経歴、そういうものを、知りたいと感じるのです。ダイアローグで「空白を埋めること」が好まれるのは、関心を持ってしまうから、でしょうね。

大宮駅の前の大きな木に、大量の鳥が集まり、鳴いている。そこには、ダイアローグがあると感じることができます。彼らは何故か一斉に静かになったりするわけです。そして、一斉に飛び立ったり。コミュニケーションと関係性という2つのレイヤーが、自然界に存在しているのだな、と思うのです。

いうべきことが言えるのは、一定レベルの関係性があるため、です。相互に、相手のコンテクストをある程度理解しているからこそ、空白を埋めているからこそ、率直に、言うべき事が言えます。

例えば、ある役員は、私と対話したことがほとんどないまま、コンテクストを知らない私からのメッセージを誤って受け取ってしまい、誤解させてしまいました(役員報告なんてないはずの資料に、過激なことを書いていたのを、読まれてしまった=私からのモノローグ)。

ある別の役員は、20年以上前に私にダイアローグを挑んできて、率直に考えていることを言え、と要求してきました。私は自分の意見を述べました。その結果、20年間、その人と関わることになりました。・・・この話は、コミュニケーションの話として解釈することはできません。

せいぜい、資料を作るときには余計な事は書かないとか、受け手の目線で書けとか、率直に話せとか、その程度です。関係性のある、ない、関係性が維持されているかどうか、それはコミュニケーションより高い次元の話ですね。ということで、長文になりましたので、お返ししまーす。最上雄太さんどうぞー

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 この後も、往復書簡が継続します。次回をお楽しみに!


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