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Vol.42 wants, gift, そして、ありがとう

 このnoteは、シェアド・リーダーシップ開発に関する、有限会社システムアンドコントロール社(SM&C)の野村さんとの往復書簡、続きです。

今回は、wants, gift, ありがとうという用語、ダイアローグと目的などについてダイアローグしています。


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野村さん「さて。私の予言は、単に私が呼び寄せたシンプルで強烈なwantsです。最上さんがそれを受け止めたということです。その結果自分で引き寄せました」について以下最上の応答です。

(以下最上)この話は、非常に面白い話です。ダイアローグの本質のような会話ですが、ダイアローグについての理解が共有されていないと単に最上と野村の友情のようなウエットな話に聞こえてしまうかもしれません。もちろん、おそらくウエットな部分も存在しますが、注目すべきは「そこ」ではないと思います。

 「シンプルで強烈なwants」という言葉がでてきました。wantsという用語を今後も使っていきたいと思います。一般的なダイアローグの文脈では、wantsという言葉はでてきません。ここでいうwantsは関係性を示すものだと思います。関係性とは、私と野村さんの関係性、そして、私および野村さんをとりまく関係性の「束」を指しています。したがって、ここでのwantsは、野村さんの個体的なwantsも含まれますが、関係性から引っ張り出されたもので、だからこそ「私が呼び寄せた」という表現にもなっているのだと思います。

 しかし、そのwantsは、関係性なので、私にも重要な意味があり、私にとっても呼び寄せたものでるため、当然のごとく私はそれを自分事としてうけとめ、(おそらく、その時は、何言ってんのと反応していたと記憶しますが)、その表面的な言葉とは裏腹に、そのwantsに向けて着々とダイアローグを通じて「やってみる」を重ねていたということになります。だから、「その結果自分で引き寄せた」という表現は確かにその通り、であり、自分で引き寄せただけでもないのです。

 こうして書いていると、極端な話、ダイアローグそのものを目的化してもよいのではないかとすら感じるようになってきます。組織人にとっては、「ダイアローグそのものを目的とするなんてあり得ない、組織で行う以上ダイアローグを行う目的の設定が必要という線形的な思考になるかもしれませんが、ダイアローグの目的化は、画期的な何かを生み出すような気がしてなりません。

ここまで一気に書きましたので、@nomura さん、どうぞー。
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(以下野村さんの応答)

 @mogamiさん、昨日はお疲れ様でした。リアルの良さは、「後ろから微妙な距離で忍び寄る」ことと「笑い声を生で聞ける」だけで、あとは、zoomとmiroのほうがメリットがあるな、とか、思いましたね。めっちゃ久しぶりな、対面のトレーニングでした。


 さて。wantsは関係性という話になりました。実はこれ、私にとっては重大な発見で、似たようなキーワードに、giftがあります。ダイアローグという関係性の上では、giftが生じます。そのgiftの結果が、「ありがとう」なのです。大切なのは、ありがとうではなく、関係性が、両者にgiftを引き寄せたこと、なのです。

 感謝は、終止符みたいなもので、別に大事じゃないです(人間としては大事な言葉ですが、既に「得ている」からありがとうなのであって、何を、どう、得たか、が、より重要と思います)。こうなってくると、ダイアローグ=関係性の上に生じる、様々な現象は、wantsだったりgiftだったりするのではないか、と。いや、もっと他にもあるだろ、と、考えてしまうのです。

 目的化については、ちょっと慎重に行くべきです。小難しいことは研究者としてのドクター最上が答えるとしても、その手前から整理しはじめてみます。まず、目的化という言葉は、(手段の)目的化という表現で使われるものです。こうなると、ダイアローグは手段であるはずが、目的になっている、という意図になってしまいます。

 ここで論じられるべきは、そもそも、ダイアローグは手段であるはずがなく、ダイアローグが連続的に起こっている状態を目的として、考えよう、ということなのだと解釈しましたが、いかがでしょうか。 言葉遊びのようになってしまう虞がありますが、この点、整理をお願いします。 どうでも良いですが、昨夜は、久々の対面トレーニングでテンション上がりすぎて、眠れませんでした。そろそろ、寝たいと思います。では@yuta.mogami さん、よろしくです。

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 この後も、往復書簡が継続します。次回をお楽しみに!

シェアド・リーダーシップについては、こちら↓↓↓をご覧ください。
最上雄太によるシェアド・リーダーシップの解説ビデオです



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