デンマークの保育園、幼稚園に通う子どもたちはお家に帰るころにはグッタリです。基本的に「外あそび」が主体であり、「外あそび」の大切さを国民全体で感じています。18時ぐらいには夕食を食べ、19時過ぎには眠るというのが一般的です。「あそぶ時間」と「睡眠時間」をとても大切にしていますよ。
デンマークの保育園、幼稚園の金曜日はお迎えがいつもより早くなります。一般的には15時頃ですが、金曜日になると早いと13時過ぎからお迎えがはじまります。さらに金曜日は閉園時間が17時から16時30分となりますよ。日本ではお迎え時間がどんどん遅くなり、保育士の負担が大変になります。
デンマークではほとんど存在しない「土曜保育」や「延長保育」 日本では ¨あたりまえ¨ となっている「土曜保育」「延長保育」 これが ¨あたりまえ¨ となるのではなく、少しでも利用する方が減る社会になってほしいと、日々思っています。
デンマークの保育園、幼稚園の園庭はほとんど保護者たちが園庭作り(*遊具など)をしています。保育園が空いていない「土曜日」を利用し、園庭のアップロードを定期的に行います。「園庭はみんなのもの」という意識が強いデンマークでは、保護者の存在はとてつもなく重要になりますよ。
デンマークの保育士さんたちが日本の保育士さんたちの「ピアノを弾けなければいけない」というテーマを聞くと、みんな首を傾げる。 「なぜピアノを弾かなければいけない?」 子どもたちと一緒に歌う方法はたくさんある、といつも呟いていた。
デンマークではコロナ制限が廃止されており、ようやくデンマーク人が日本の保育園、学童に訪ね、子どもたちと触れ合いが出来た。その時、デンマーク人が日本の園を見た印象は「検温、消毒」などを未だに行っていること。また保育園の子どもたちもマスクをしている姿に驚きだった。