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福祉

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福祉に関することをまとめています。
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「ロストケア」を観て

「ロストケア」を観て

月並みな言葉になりますが介護の現実とこれからについて深く考えさせられました。

映画では、訪問介護士として働く斯波宗典が、老人たちを殺害したとして検事の大友秀美に追及されるというストーリーが展開されます。

斯波は、老人たちに安らかな死を与えたと主張し、大友はそれを犯罪として断罪しようとします。

私は斯波の行動には共感できませんでしたが、彼が抱える苦悩や思いには一定の理解を示すことができました。

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介護疲れから

介護疲れから

少し上から目線な言い方になるけど、誰もが初めから人を殺そうと思って生まれ育ってきてないし、環境などの理由もありながらこういった事件が起こってしまった結果をあれこれ言うより、自分にも自分の周りにも起こり得る事として、同じような事件の再発を防ぎたいです。

福祉職は最高の俳優養成所です!

福祉職は最高の俳優養成所です!

周りに迷惑となる「怒り」という感情は現場では表現出来ませんが…

最高の撮影現場が福祉のあらゆる場面にあります。

自分が関わる人全てが自分がこれから俳優として演じるモデルがあるという視点と、「キツイ」「汚い」「給料が安い」と言われる厳しい環境も(私は一度も思った事ないです)芸の肥やしかと思います。

現場に入る上で、自分の気持ちなんて他人からすればどうでもいいのです。最高のお人好しを演じれる絶好

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福祉の現場に「評論家」は要らない。

福祉の現場に「評論家」は要らない。

一言で言いますと、福祉職の離職理由の中にある「人間関係」「忙し過ぎる」においては、他人の介護や支援を見て「ああいうのはダメ」「そのやり方はダメ」と言う事です。

安全に関する事については言うまでもなく、すぐに修正する事です。その時も「何やってんの?」みたいな雰囲気は出さないようにしてほしいです。さりげなくカッコよく手伝って下さい。

ご利用者の満足度を高め、一緒に働く仲間を「チーム」として機能すれ

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福祉の仕事をする上でたったひとつの大切なこと

福祉の仕事をする上でたったひとつの大切なこと

おーっ!デカイタイトルになりましたね。

介護の技術や知識は時間をかけて、回数を重ねて身につくことで、関わった人の数と支援の数で自信になります。

私はまだ16年しか経験はありません。訪問介護、通所介護、障害者施設、グループホームの現場をそれぞれ掛け持ちも含めて3年から5年くらい経験してます。

私は過去のnoteで「介護技術の世界一は他に任せて、支援技術の世界一を目指す」と宣言しました。

その

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発達障害とは?

発達障害とは?

「個性」という表現もありますし、私は障害そのものを個性とまとめてしまうのは違和感があると思います。

少し脱線しますが「障害者」なのか「障がい者」なのか「障碍者」なのか、英語なら「ハンディキャッパー」「チャレンジド」の言葉についても議論がされる事もあります。

障害の「害」を人に害を与えるイメージがあるから表記を変えているところもありますが、表記を変えた所で「津久井やまゆり園」で起こった事件に対し

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24時間テレビの功績

24時間テレビの功績

もうここ10年以上観なくなりました。タレントが募金を呼び掛けて、タレントがマラソンに挑戦したり、実体験をドラマ化したり…

私はそれほど高額な募金や寄付をしてませんが、赤い羽根共同募金などの活動は小学生の頃から継続して行ってきてます。

募金やチャリティーはタレントや有名人のチカラと影響はとても大きいです。

小さい頃、24時間テレビが始まると寝ないで観ようと思って、欽ちゃんこと萩本欽一さんを追っ

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目的や夢があれば

目的や夢があれば

何度転職してもいいと私は思います。

18歳から48歳までの30年間、私は7つの会社で働きました。

最初の会社では約13年働きました。関西では誰もが知ってる会社で、誰もが使っている商品を取り扱ってる会社でした。

研修はとても充実していました。パソコンの技術はもちろん、運転の技術に関しては鈴鹿サーキットで3日間の合宿での研修などもありました。そして製造から販売までを担当する社員との関係や交流は今

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自分も一応医療福祉従事者なんですけど…

自分も一応医療福祉従事者なんですけど…

申し上げにくいのですが、拍手されてもピンときません。

答えは明らかで、他の医療福祉従事者と比べて自分はあんまり苦労も何も努力もしてないからです。

他人と比べる事は好きでもないし、必要ないかもしれませんが、自分が頑張るきっかけとしては比べてもいい時があってもいいし、他人に対して自分と比べてあれこれ思ったり言わないようにはしています。

とはいえ、拍手をして下さる方々の気持ちはきちんと受け止めてい

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介護職復帰に40万円貸付について考える

介護職復帰に40万円貸付について考える

まずはこのニュースから

見出しの通りのニュースです。

全国の介護職員に対してよくもまぁこんな不公平な仕組みを考えるものかと思います。

めちゃくちゃ極論ですが、介護に関心や興味のある人が2年以上働いた場合に40万円支給する方がいいに決まってます。

こういう制度を作ってしまうと、現場で働く人以外に事務手続きをする人の負担が増える事も考えてほしいと思います。

百歩譲ってこの制度を実施するならば

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福祉の現場に「評論家」は要らない

福祉の現場に「評論家」は要らない

先日このような投稿をしました。

比較的多くの方に読んでいただき、とても光栄に思います。

この投稿の最後に根拠を示さないといけないと締めくくりました。

まさしくタイトルの通りなんです。

食事、排泄、整容に関する部分では、基本と言いますか、安心で安全で快適が確保されて当たり前かと思います。

その中で、このやり方は正しい、あのやり方は間違ってるなんて、当事者以外が現場であれこれ言うのは私として

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支援技術を考える絶好の機会

支援技術を考える絶好の機会

‪考えさせられますね。しっかり議論されてますしね。24時間365日、チームがやり方は違っても先を見てより質の高い支援を提供する矜恃がないと出来ない。良いか悪いかの議論ではない。

本当に奥が深いと思います。

世に流れるニュースは老老介護だったり、8050問題だったり、虐待のニュースだったり…

こういう話題こそ、ワイドショーでどんどんやってほしいです。自分が高齢になってから考えるのではなく、介護

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