「It's a small world」7ヵ国語バージョンを世界14ヵ国総勢23名でテレワーク演奏

先日YouTubeで公開しました、世界中のミュージシャンとコラボさせて頂いた「It's a small world」なのですが、せっかくなので各ミュージシャンとの思い出を語りたいと思います。まだ動画をご覧になっていない方はこちらからご覧ください!

It's a small world

https://youtu.be/7D2eUOMvwh8

世界14ヵ国、総勢23名のミュージシャン達との馴れ初めですので数日に渡り長文になりますが、興味のある方はぜひ読んでみてください。世界中のミュージシャンと演奏できるなんて事はそう簡単にないと思いますので、自分の思い出としても文字に起こしたいと思います。

「"It's a small world"を色んな言語で世界中のミュージシャンと演奏したら、世界中に少しでも明るい気持ちになってもらえるのでは?」という無謀な企画を思い付いたのは5/7、朝食を食べている時でした。僕個人的には音楽の仕事が皆無になり、何かできる事はないかと自粛期間中ずっと考えていました。この企画に先立って「また会える日まで」というオリジナル曲を発表させて頂いておりますが日々耳に入るニュースから、いつしか地球規模でコロナの危機を考えていました。

また会える日まで
https://youtu.be/zaGN1H2yVCs

音楽というツールはせっかく国境を越えられるので、今こそ手を繋ぐ時では、あっ、いや手を繋いだらいけないので、「心を繋ぐ」時ではと思い立った訳です。

思い付いた瞬間、「いやいや、そんな無茶な」と自分でも笑っていましたが、何をしててもこの企画の事が気になり、ついにはインターネットを検索し、どんな言語でこの曲が歌われているのかを調べ始めました。英語、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、ドイツ語、北京語、広東語、韓国語、タガログ語、アラビア語、ケニア語、インド語、ハワイ語、タイ語、スウェーデン語と実にたくさんのバージョンがあります。

「まずは歌手を探さないと始まらないなぁ」、「せっかくやるならフルオーケストラでやりたいなぁ」と自分の気持ちが前向きになっていました。

そこで、まずインターネットで歌手を探し始めました。目に止まったフランスの歌手、イタリアのオペラ歌手。想いを綴った、たどたどしい英語を用意しました。頼るのは「想い」のみ。ピストルに対抗する竹やり並みの武器だったかもしれません。「こんなので返事なんかもらえる訳ないかぁ」と開き直る事でやっと送信ボタンを押せました。

するとその10分後、Noella(ノエラ)さん(動画内でフランス語バージョンを歌唱頂いた歌手)からお返事を頂きました。「素敵なアイデアね、ぜひ参加させてください」(よくある日本語翻訳風)。

「えっ?うそ!まじで?これできるんちゃう!?」とこの時点ですでに鼻息が荒くなっていた事を確かに覚えています笑。

数時間後には同じくイタリア語を担当してもらったRosarioさんから、「素晴らしいね、参加するよ!」(こちらもよくある翻訳風)と返事を頂きました。

嬉し過ぎました。しかし、嬉しい反面もう後には戻れません!「よし、世界中のミュージシャンとフルオーケストラでこの曲を作り上げよう!」と各国の歌手に積極的にコンタクトを取り始めました。

つづく