ブラックSIerエンジニア時代に鬱になった僕が、いまIT会社を経営しているワケ

はじめまして!noteをご覧いただきありがとうございます。株式会社ロカラボの代表をしている荒井と申します。

このnoteで僕のバックストーリーや僕がどんな人間か自己紹介させていただきますー。

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ブラックSIerエンジニア時代に鬱になる

僕のバックグラウンドはWEBエンジニアです。
当時注目されていたJava言語の資格を独学で取得し、あるSIer企業に就職しました。晴れてエンジニアデビュー!のもつかの間、厳しい現実が待っていました。

入社後ほどなくして顧客企業先の常駐案件にアサインされた僕は、やる気満々で日々の業務に当たっていました。

しかし当初思っていた『エンジニア』という職のイメージとは違うことにだんだん気づいてきました。

・次々にくる遅れることがゆるされない納期
・社内の人間関係(派閥みたいなものがありました)
・出社時間は厳しいのに、退社時間はゆるゆる(サービス残業あたりまえ)
・プロパー社員へ異様な媚びを売る外部メンバー
・会議では、建設的な議論ではなく、喧嘩腰の言い合い

それでも真面目に一生懸命に業務に当たっていましたが、こんな毎日を送っていた僕は、次第に体に異変が起きてきました。

・いつまでも治らない顔の吹き出物
・朝が来るのが怖い
・現場のメンバーの目を見て話すのが怖い

ついには、パソコンを開きキーボードに手を置いたとたんに、手が震えるようになりました。

今になると絶対おかしいと気づくのですが、当時の僕はそれでも自分自身では大丈夫だと思っていました。

当時付き合っていた彼女(現在の妻)が、僕の異変に気づき病院に行くことをすすめてきました。ある日に午前休をとって精神科医に行ったところ『鬱』と診断され、現場から離れるようにと言われ診断書をもらいました。

現場から離れることになった僕は、しばらく療養期間を経たあと、自社内の業務に就くことになりました。

同期も鬱に。同期の姿を見て得た価値観

このSIer企業に同時に入社した同期の人(Aさん)という人がいました。歳も近く、経験も同じくらい。

Aさんも自社内の開発プロジェクトに配属されていました。

自社内プロジェクトに戻った僕は、Aさんとは違うプロジェクトへ配属になりました。それぞれのプロジェクトは違うのですが、オフィスは同じ場所。

自然と意気投合し、休憩中に今どんなことをやっていて、どんなことで悩んでいるか、なんてことも話すようになりました。

しかし、日が経つにつれて気になるシーンを目撃することになります。

数メートル離れたAさんが配属されているチームの机から、怒号が響くようになったのです。

怒号の主は、そのチームのリーダー。
怒号の先は、Aさん。

怒号の理由はわかりません。
おそらく何かミスをしたんでしょう。でもミスの大きさはどうあれ、遠くの机にいる僕まで届くくらいの声で怒ることはありません。

怒号が響く頻度は日に日に増えていきました。

休憩になるとあいかわらず僕はAさんと一緒に過ごしました。僕は少しでも気がまぎれるようにと、業務とは直接関係のない話をするように努めました。

Aさんはいつでも明るく、前向きな発言をしていました。

しかし、
ある日を境に、Aさんの姿を見なくなりました。

欠勤です。

欠勤は何日も続き、ついに数週間もAさんの姿を見なくなりました。

僕はというと、外のプロジェクトに配属されることになり、自社オフィスに戻るのも、チームが月一でやる報告会のときだけになりました。

ある日、報告会で自社に戻ったとき、Aさんが鬱になり会社を辞めたことを知りました。

僕はその話を聞いた時、2つのことを思いました。
「あぁ、そうかやっぱりな、、」
「あぁ、よかった」

多分このまま我慢して続けていたら自殺まで至っていたかもしれません。それきりAさんとは会うことはありませんでしたが、ここではなく他の良いところを見つけて元気にやってくれてたらと今でも思い出すことがあります。

『社会は働く人が創っている』と気づく

現在、エンジニア業界の人手不足は深刻な問題になっています。一方で、鬱を発症して休職する人が多いのも特徴です。

職場環境や人間関係の影響が大きいのではないでしょうか。

僕は、同じような辛い思いをするエンジニアをひとりでも減らしたいと考えています。前向きに進もうとしているエンジニアを潰すような社会であって良いわけないです。

社会は働く人が創っています。
「個の時代だ」と叫ばれ、ややもするとサラリーマンを下に見る風潮があるのはとても残念に思います。

雇用形態は関係ありません。誰もが楽しく幸せに働くことが、社会をよくすることにつながるはずです。

『誰もが自分の専門分野を活かして自立して稼ぐことで
楽しく幸せに働ける世の中を実現する』

ブラックSIerエンジニアだった経験から得た僕のミッションです。この実現のために活動しようと決めました。

転職、独立、そしてタイへ移住

SIer企業を辞め、ベンチャー企業に転職しました。

そこでは、社長の直下のポジションで、エンジニア兼マネージャ職に従事。複数の開発プロジェクトを管理しながら、顧客との商談にも出席する、という忙しい日々を過ごしました。

そのうちに転機となる新しい気づきを得ます。

「会社の方針で自分がやりたくてもできないことがある」
「ならば、独立して自分が好きなように顧客の事業に貢献したい」

所属する会社の制約を超えて、
自分の好きなように好きなお客さんとだけ仕事をしたい

という想いが強くなり独立することになりました。

2011年3月の東日本大震災が起きたのも、独立を強く考えたきっかけになったかもしれません。

2012年に独立し、2013年からタイに渡り3年ほど向こうで活動していました。かっこよく言ったら「デジタルノマド」ですねw

僕が住んでいたタイのチェンマイという街は物価が安く(日本の1/3くらい)世界各国から「ノマド」といわれるITエンジニアやデザイナー、マーケターが集まってきている街です。

現地で、様々な国の人たちと触れ合ったことで、気づいたことがあります。

『世界のエンジニアが、まさに僕が求めていた世界を実現していた
』ことです。

・自分の専門知識で人の役に立つことができる
・専門知識をお金に変えることができる

それから、プロジェクトマネージャのスキルに磨きをかけ、AI/IoTの導入コンサルティング事業も行うようになりました。

すべては
『誰もが自分の専門分野を活かして自立して稼ぐことで
楽しく幸せに働ける世の中を実現する』

という想いを実現するためです。

2016年に日本に帰国し、いまの会社(株式会社ロカラボ)を立ち上げ、現在にいたります。

まとめ

現在法人のお客様向けにAIやIoT導入支援などを行なっていますが、自分の本業はシステム業だとは思っていません。僕より優れたエンジニアの方はたくさんいます。僕はシステム事業者とはだいぶ考えかたが違います。例えば以下のような部分です。

・技術は所詮ツールのひとつ。適切なツールを適切に使うことを一番とする
・お互いに幸せになれる仕事しかしない
・ミスマッチな相手の仕事は受けない
・暴利の高額商品/サービスはやらない
・お客さんに合った適切なサービスを適正な価格で提供する

こういった考え方で数々のクライアント企業様のサポート役として日々精進しています。

また、僕のようなつらい経験をしてほしくないという思いから、エンジニアの方向けのキャリア戦略の情報発信も積極的にやっています。

少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
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