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1. 現代自動車グループとアップルとの提携

韓国の自動車最大手、現代自動車グループは、米アップルとの提携の可能性探っている。実質は傘下の起亜自動車の提携となる模様。
下記記事を読むとまだ現代自動車グループは提携に素直に合意できない状態ではあるようだ。

われわれは他社の代理で車を作る会社ではない。アップルとの協業が常に素晴らしい結果を生むとは限らない」という。
協議の具体的な内容はほとんど明らかになっていない。しかし消息筋によると、検討されている選択肢には、現代ないしグループ傘下の起亜がアップル設計車を製造し、アップルのブランドで売ることが含まれている。
現代は伝統的に外部企業との提携をしたがらないことで知られる。国内第2位の財閥グループとして、垂直統合型のサプライチェーンの下、エンジンもトランスミッションも、鋼板さえも自前で作る。
引用元:下記記事

2. 鴻海精密工業とアップルの関係性から見える現代の将来

アップル製品のアイフォン等を生産委託している鴻海(ホンハイ)精密工業の中国製造子会社フォックスコンでの低賃金、重労働に夜自殺は昔話題になっていた。アップルからの生産要求やコストダウンの強い要請があったことにより、しわ寄せがきていたのではないかと思う。

現代も同様な強い要請があることにより、思ったより自社の利益確保ができない可能性がある。しかし、鴻海精密工業のように会社規模を広げれる可能性もあるだろう。今、実際車を設計、製造、販売している会社としては、BtoCでビジネスをすることによる顧客ニーズをダイレクトにヒアリングでき、将来の製品を開発していく流れが断ち切られてしまうのは会社の将来の発展は見えにくい。

3. アップルはどのような未来を描いているか

下記記事を見ているとアップルはSPECとしては、テスラ相当の航続距離を想定しているようですが、ラストワンマイルの自動運転を目指しているという記事もあり、24年(コロナ影響で25年になる見込み)を目指している商品はどこをターゲットしているのか見えにくいですね。。

自社でバッテリーを開発する話もあったので、結局どこまでをアップルが設計するかも見えにくいところです。

車でアップルっぽさがでる領域としてはなんであるだろうか。各自動車メーカーがEV、自動運転、コネクテッドカーでしのぎを削っている中、そこに参戦するアップルの目的はどこにあるのであろうか。
下記記事の中にあるこの一文が一番イメージにあってるなと思いました。

Appleや他のテクノロジー企業が自動車事業に参入したがる最大の理由は、未来の消費者がA地点からB地点へ移動するのに、自動運転車の中でかなりの長い時間を過ごし、その際に情報サービスを利用することが見込まれるからだ。

自動運転車の中にアイフォンの中にいるような世界観、没頭感を体現するのが最終目標ではないかと思っている。それに当たって、バッテリ開発や自動運転制御の開発がアップルがやる必要あるのかな、とは思ったが、アイフォン自体も、ハードとソフトを上手く融合しているからこその商品であるので、車でもそういうことをしていきたいのでは、と思いました。
どういうものができていくか、正直ワクワクです。(車メーカーが作る自動運転とかHMIよりかは。。。)

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