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ポルシェタイカンターボのレビュー

2023年2月18日にタイカンターボの納車がありました。少し走ったところでタイカンレビューをしたいと思います。

ポルシェタイカンは、スポーツカーメーカーであるポルシェが開発した完全なるバッテリーEV(BEV)。ハイブリッドカー(HV)のときからそうだったのですが欧州の高級車メーカーは、そのパワーを動力性能の向上に使うことで自動車をいかにプレミアムにするかに拘っていたように思います。

では、ポルシェのBEVはどうなのか、大変興味深いですね。

タイカンは、300~400kg程度のバッテリーをシャシーの非常に低い位置に搭載し、その搭載位置は車軸よりも下であり、その重心は911よりも低いそう。

低重心のため、非常に鋭いハンドリングを達成していますね。ハンドリングがシャープなのでカーブがとても楽しい。これは大人のラジコン。乗り込める大人のラジコンです。

モーターは、アクセルの開閉に即応。レスポンス良く、どの回転域からも最高のタイムラグのない瞬間的な加速を示します。ちなみにパワーユニットは、出力680馬力、トルク850Nmを達成。V-TECHがオンになった瞬間に常にいるような感じで、しかもトルクフルという、クルマのパワートレーンとして最高。無限気筒エンジンのスムースさ、完全バランスとピカーさんが仰っています。

重心高が低いので、サスを柔らかくしながらも固い乗り心地を実現しているらしい。エアサスを搭載しているのですが、ぽよぽよした感じはなく、固くソリッドな感じ。それにも関わらず、道路を非常にスムーズに(凹凸の衝撃を吸収して)快適に走ります。エンジンがないので振動も音もない。高級サルーンとしての静粛性と快適性を実現していると感じました。

というわけで、高級サルーンとしての静粛性と快適性に加えて、最高のスポーツカーの運動性能の両立。この二面性の両立で、ファミリーで乗っても、お父さんが1人でドライブしても楽しめる、恐るべき一台に仕上がっていました。

自動車評論家の五味さんには、購入時にマンツーマンでお話を伺うことができました。動画は元気で乗りのよい感じが出ていますが、実際にお会いすると、大変冷静沈着で知的な印象。前に乗っていたレヴァンテとの違いとかポルシェの立ち位置などを小一時間ご解説いただき、大変感謝。

内装


助手席までディスプレイ。エアコン操作もディスプレイ。

未来感あふれる内装。新車の良い匂い。

エキゾーストノートがない。代わりにポルシェエレクトリックサウンドで宇宙船のような音がします。この音は周囲にも聞こえるように設定されています。格好いい~

世界ナンバーワンEVですね。

充電が大変。30分などの纏まった時間が必要なので、自宅に充電チャージャーを設置して、自宅で充電するのがよいですね。

充電中のタイカン@ポルシェセンター浦和

後ろ姿が迫力のある格好良さで感激。写真で見るよりもタイヤが横に出ていて大迫力で格好よく感じられました。ビリビリっときました。

京王プラザホテル地下のポルシェ充電スポット

自宅の外構工事をして充電器を設置予定。家で充電したい!

93kwのバッテリーを積んでいて、1kw20~30円として93kwは2000円~3000円弱。これで400km程度走ります。レヴァンテは1万円以上だったので維持費は安くなりそうです。

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