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「共感」し「共創する」こと

平成26年8月に経済産業省主導のプロジェクトから出された「『持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~』最終報告書 」、通称伊藤レポートにこうある。

企業と投資家の「協創」による持続的価値創造

続けて、「企業価値は企業の独力で生まれるものではない。企業の不断の努力と共に、投資家の持続的な支援がなければ価値創造は難しい」とあり、その為には以下が必要だと。

「両者対話の間に存在する、他方に対する先入観や決めつけ、懸念を払しょくし、相互の信頼関係を構築する必要がある。それを実現するのが、目的を持った質の高い『対話・エンゲージメントだ』」

「協創」。「協"奏"」でも良いし、「"共"創」でも良いかもしれない。個人的には「共に創る="共創"」が一番馴染みやすいかなとは思う。また、共に創る為の大きな前提として「共感」がある。共感があることで、他方に対する先入観や決めつけ、懸念が払しょくされ、相互の信頼関係が構築される。

前置きが長くなったが、今回はこの 1.「共感」し「共創する」こと、2.目指すコーポレートグループの姿、3.採用活動への考えの三点について、自分なりの考えを書いてみようと思う。

1.「共感」し「共創する」こと

「コーポレートグループ」には他の組織にはない独特の複雑さがあり、有るべき姿と現状の差分=課題の設定が非常に難しい。これには「機能の観点」、「人の観点」、「タスクの観点」、「組織の観点」等々における、独特の立ち位置が関係する。

・そもそも担う機能の横幅がとても広い
・(加えて)会社フェーズ、事業特性、組織思考により機能が変化し続ける
・「寄り添う」「距離を置く」といった二項対立的事象に直面する
・スペシャリティ型(T字型)、ジェネラリスト型(韮型)の人財が混在する
・タスクの精神的緊張度・集中度がとても高い
・組織文化に与える影響が大きい
・社内外ステークホルダーの数が圧倒的に多い

こうした様々な要素を踏まえつつ、ワンチームとしての登山が求められるのがコーポレートグループである。一体何をどうすれば良いのだろうか、誰かに教えて頂きたい(笑)。

そこで重要になるのが「全体を束ねる重要な何か」であり、それこそが今回のタイトルでもある、「共感」し「共創する」ことではないだろうか、とふと考えた。コーポレートグループのこと、組織全体のこと、組織を取り巻く外部環境を常に理解し、それぞれの思いに共感する。コーポレートグループとして行うべき線引きや原理原則を意識しつつも、共感を通じて「A or B の世界ではない、(A and B) or Cの世界」を共に創り上げていく。結果として、自分が属する組織だけではなく、社会やメンバー個人を含めたステークホルダーインタレストを最大化する。そんなことを考えながらチーム作りを進めている(勿論上手くいくことばかりではなく、寧ろ失敗が多い)。

OLTAのバリューの一つに「Orchestration」がある。「お互いを認め合い、調和をしながらみんなでコトに向かう」、これってまさに「共感」して「共創」すること?

我々はオーケストラのように様々な強みを持つプロフェッショナルの集団である。単に自分の仕事だけをこなすのではなく、お互いを認め合い、調和をしながらみんなでコトに向かう

2.目指すコーポレートグループの姿

企業にMissionやValueがあるのと同様に、コーポレートグループにもMissionやValueがあることが望ましいと考え、稚拙な内容ながら現状では以下としている。足元の課題として、先ずは「安定的で滑らかなオペレーション構築」があり、地道な一歩の積み重ねから目をそらすつもりは全くない。一方でより高い視座に立ち、「会社・事業・人に寄り添い、OLTAをエンパワーメントできる組織」を目指せればと考えている。

Vision
・企業価値向上に貢献し続けるコーポレートグループへ

Mission
・OLTAをエンパワーメントできるコーポレートグループへ

Value
・点では無く線で捉えて逆算しよう(意思決定のための考え方)
・Operator, Steward, Catalyst, and Strategistであれ(山に登るための機能)
・異なる考えを融和し、ステークホルダーに寄り添おう (仲間との接し方)

※ご参考まで、個人的に好きでよく使っている上述のSteward(統制環境の整備)、Operator(取引処理)、Catalyst(戦略実行の推進)、Strategist(戦略立案への参画)というコーポレート組織デザインの4 facesや、「コーポレート組織としてのミッション、バリュー等の言語化」は、デロイト トーマツ グループさんの「実践CFO経営」を参考にしている。Steward、Operatorという基盤は共通で、あとは組織の思想に委ねられる話かと思う。

3.採用活動への考え

採用活動にも力を入れており、自分のリソースの相当部分を割いて取り組んでいるが、「全力で真摯に」会社と候補者様に向き合う事、当たり前を当たり前に行う事が重要かなとは思う(故ジャニー喜多川さんに学び、履歴書等の書類は全て自分で見るようにしている)。お忙しい中足を運んでくださる方々の為、企業側も最善を尽くして「対話」すべきだ(当たり前のことを、、、と思われるかもしれないが、何事も当たり前を行うのが一番難しい)。


現在コーポレートグループでは幅広いポジションでの採用募集をしており、組織のダイナミズムを楽しみ、OLTAを共に創ってくださる方との出会いを楽しみにしている。また、OLTAで働くイメージを持ってもらう事を目的に、ビジネスやカルチャーについて纏めた以下カルチャーデックを用意している。読後に少しでも「OLTAで働いてみたい」と思って頂ければ、作り手であるOLTAにとって大変嬉しい事です。

最後に:纏め

今回は、1.「共感」し「共創する」こと、2.目指すコーポレートグループの姿、3.採用活動への考えについて書いてみたポイントを纏めると以下の通り。

・一番重要なことは、「共感」し「共創する」こと。
・コーポレートグループとしては、Steward、Operator、Catalyst、Strategistの4つの機能と共に、OLTAをエンパワーメントすることを目指す。
・採用活動には真摯に全力で取り組み、最善を尽くして「対話」したい。

最後になるが、今回noteを書いてみようと思った切欠は大きく2つある。一つはこの年になり漸く「考えた事を書いていかないとまずい」とoutputの重要さに気付いたこと、二つ目は「採用活動において、もう少しPeopleについて伝えた方が良いのでは?(Philosophy, Professionはどの会社でも伝えられる。でもPeopleやPrivilegeは難しい)」と考えたこと。なので、機会を見つけてまた書きたいと思う(当面は書かないかも)。

直感を大切にパッと書いたので、お見苦しい点が有りましたら誠に申し訳ありません。お読み頂き有難うございました。

文:浅野雄太







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OLTA株式会社 取締役/CFO。三菱商事で財務/会計/税務/M&A/内部統制等→楽天の財務/IR部にて財務/資本戦略及びIR/SR戦略企画、機関/個人投資家や証券アナリストとのコミュニケーション等を担当。Jリーグ、鉄道、経営、読書、海外サッカー、スポーツ全般、旅行等幅広く。

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コメント (2)
専門的な内容で参考になりました。次の投稿も楽しみにしています。
コメント有難うございます!また書けるよう頑張ります。
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