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40×40=1600

1600というのはどこか特殊な響きがあるように思うのは私だけだろうか。

40×40の平方数だし、関ヶ原の戦いだし…とまぁ、1600に関することはこのふたつくらいなのだけれども、なんというか、1000とか2000のような、“キリのよさ”を持っているような気がするのだ。

気のせい、かもしれないけど…


この投稿でnoteの連続投稿が1600日となったようだ。2020年5月11日に開始された私の投稿は、1600個途切れることなく繋がり今日に至った。

1600に限らず、私は平方数が好きだ。39×39の1521日にきちんと言及したかはよく覚えていないし、41×41の1681日を忘れずにいられるかはイマイチ自信がないが、1600日はとりあえずちゃんと平方数だと認識できたので、この1600日を少し振り返ってみようと思う。


1600…どうやらひどく遠くまできたようだ。

2000まであと400しかない。1年とちょっとだ。ここまでくると、“もうすぐそこ”のことのように感じられるから不思議だ。400日連続で何かをするというのも本来であればそう簡単なことではないはずなのに。もはや普通の感覚ではない。

さて、私はどこまでいくのだろう。

どこまでもいくのだろうか。


当初からこのnoteの目的は「文章の練習」であり、そこに関してはいまだに変更はない。çanomaのプロモーション的な要素はほぼないし、このnoteそのものを話題にしたいという気持ちもない。もちろん、有料記事にして稼ぐ予定も全くない。性懲りも無くnoteを続ける私に驚嘆や称賛、あるいは呆れの言葉を投げかける人がいるが、私がやったことは「1600日の間欠かさずなんらかの記事を投稿する」ということだけで、それに必要なことはnoteの執筆に捧げる日々の一定の時間とそれを欠かさず投稿する「1600日」という期間だけだ。私は特段難しいことをやったわけではないし、特殊な能力も求められていない。誰だってできることをただ愚直にやっただけだ。


ただの「文章の練習」が積み上がっただけの私のnoteであるが、実は最近、また別の意味を帯びてきたのではないか、と感じている。


それは、私の生存確認だ。


もしnoteが投稿されない日があったら、それはきっと、私の身に何かが起こった、ということを意味するだろう。

あるいは逆に、遅かれ早かれ来る死に向けて、即身仏となる僧が鳴らし続ける入定前の鈴の音のように、毎日ひとつ記事を産み落としているのかもしれない。もちろん、そんな高尚なものではないが、つまりはこのnoteが更新されなくなることこそが私の“ゴール”であるとも考えられる。そのゴールが、死によって迎えられるのか、あるいはそれ以外の“シナリオ”があるのかは、今は知る由もない。案外、ある日突然「やーめた」と一言残して筆を置くかもしれないのだ。人生はわからないものなので、その日が明日来ることだって、否定はできないのだ。


とにかく、私のnoteの更新を阻むものがない限りにおいては、私は今後も日々noteに記事を投稿し続けるだろう。2000を優に超えて、3000、あるいは5000を目指しているかもしれない。

いや、さすがに5000はないか…


取り急ぎ次の目標は、あと200日ちょっと続けた先にある5年連続投稿と、そのさらに少しだけ先にある2000日連続投稿だ。

ちゃんと達成できるかな。ここ最近ちょっと体調がすぐれないので、このままポックリいってしまったりして。今この瞬間も、布団の中でどうにかこうにか執筆している状態だ。このまま寝て、明日の朝にはもう動かなくなっているかもしれない。外は冷たい秋の雨、パリの小さな部屋で、何者にもなれなかった私はそっと息を引き取るのだ。唯一達成したことは、1600日連続でnoteに記事投稿し続けたことくらい。もし私にあてがわれる墓石があるのなら、ぜひそれを彫ってほしい。「1600日、雨の日も風の日も、ただひたすらnoteに文字を刻み続けた無名の男、ここに眠る」と。


いずれにしても、とりあえず今後もこうやって記事を書き続けようと思うので、これからも気が向いたら読んでください。文章の練習や生存確認とは言いつつ、読んでもらえることで続けられている側面は大いにあるのです。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


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