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#13 なんで分けておかなかったの?

まさか自分が…なんて

思わなかったんだもん。


以前、ローマへ行った際に

ツアーコンダクターの人が

口酸っぱく言っていた


「この辺りはスリが多いので

 お金は1か所にまとめずに

 いくつかに分けて

 持っておいてください」

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ほんとうに何度も口酸っぱく

シゲキックスでも食べたのか?

と思わせるくらい口酸っぱく言っていました。


イタリアには子どものスリがいて

彼らの技術はTheプロです。

彼らにも生活が懸かっていますし、

スリという特性上、現行犯以外では

捕まえることも難しく、

且つ未成年の彼らは捕まってもすぐに

釈放される為、経験値が高いのです。


想像してみてください。

せっかくローマに行ったのならば、

本場のピッツァを食べてみたり、

トレビの泉に小銭を投げ入れたり

したくないですか?したいですよね。


憧れのヨーロッパを観光している

日本人なんて格好の標的です。

観光用にお金も持っているし、

スラれた経験などない為、

ろくに対策もできていません。


同じツアー団体の中に

ローマに到着した初日に

なんと全財産のほとんどを

子どもジプシーに

スラれてしまった人がいました。


あれほど分けて持っておけと

言われたにもかかわらず、

ほとんど全財産を財布に入れて

ジーンズのポケットに

入れていたそうです。


「まさか自分は大丈夫だと思った」

と言ってました。

あまりに不憫だったので、近くのお店で

ジェラートを買ってあげました。

あ、はい、まぁ美味しいです。と言った彼の

憂いMAX顔。


8泊10日の旅でした。

残り9日間をどう過ごしたのかは

知りません。

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リスクヘッジの為に

資産を分けて持つという考え方

これはイタリア旅行だけではなく

金融の世界でも同様です。


今回は「分散投資」について

ポイントを絞って

わかりやすく説明します。


分散投資をするメリットは

リスクをヘッジできることです。

これに尽きます。


まず、「リスク」について

認識を統一しておくと

必ずしもネガティヴなものには限りません。

こと経済というジャンルにおいては

単に「不確実性」のことを指します。

アップサイドリスクもあれば、

ダウンサイドリスクもあります。


投資において、

リスクをヘッジするということは

「負けないこと」を至上として

変動幅をできるだけ小さくする


要は、

”大儲けもできないけど、大損もしない”

この状態を目指すということです。


まず、分散の仕方は

大きく分けて2つあります。


①銘柄(商品)分散

②時間分散

です。


①はいろんな商品を買うこと

②は一気に買わずに小まめに買うこと

です。


たとえば投資に使いたい

100万があったとして

A社株を50万、B社株を50万

と商品を分散させて買ったとき

仮にA社の株価が半減したとしても

100万 ⇒ 75万 で済みますが、

A社に100万ツッコんでいた場合は

100万 ⇒ 50万 になってしまいます。


これはまた逆も然り、

仮にA社の株価が倍になったとしても

100万 ⇒ 150万 ですが、

一括投資していた場合は、

100万 ⇒ 200万 になったよね

ということです。


分散投資の特徴は

「変動幅を小さくすること」

ですから、一長一短だということです。


時間分散はシンプルに、

小まめに買うことです。

100万円を一括でドンッと買うのではなく

10万 × 10回(10か月)

のように買います。


株価は毎月一定ではありませんので、

できれば安値で買いたいと思いますよね。

一括で買うと

そのときが高値である可能性があるので、

そのリスクを分散させる為に

時間分散をします。


現在1株1,000円の

A社があったとして

毎月100株と決めて

定量で買っていくパターンと

毎月10万と決めて

定額で買っていくパターンが

あります。


ノーベル経済学賞を受賞している

ドルコスト平均法に表されるように

結論から言うと

「定額購入」のほうがより

リスクヘッジになります。

※調べればすぐ出てきます。
 へぇ~と思っておいてください。


次回は、

分散投資の注意点と

投資対象の選び方について

この夏の暑さを吹き飛ばすくらい

爽快にわかりやすく説明します。


ちなみに熱中症対策として、

水分・塩分を摂ることはもちろん

愛する人とのキスも有効なようです。


「ね~チューしよう」

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最後まで見ていただいてありがとうございます!

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