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1年でヨルダンに14万円しか送れなかった話 No.14

今年の春になって、去年の夏のインスタをあげている友達に感銘を受け、8カ月ぶりにブログを書く気になった南條です。

まず、「お前(南條)は誰だ!?」って方もいると思うので、軽く自己紹介します。


僕は、2019年3月に大学を卒業し、就職もせずに、「ヨルダンで合法的にはたらくのが困難なイラク難民の方に仕事を作ろう」としてきました。


なんかすごい正義感強そうですが、実際は、「将来紛争地でなんか、おっきいことするぞ!そのためにヒト、モノ、カネを集めながら、経験をつけるぞ!」くらいの利己的なノリでやっています(笑) 

 2019年月くらいからブログを書いていない8カ月の間、ブログに書けないようなことも含めて、たくさんのことがありました。

しかし、題名が「新卒フリーターが、ヨルダンに仕事を増やす 実況中継」なのに、何話もだらだら書いたら、もはや「実況中継」じゃない。

よし、一気に「今」まで早送りしてしまおう!!!

ということで、今回は、「成果発表」と「超速振り返り」をしたいと思います。

1.達成率0.2%!

さかのぼって、大学を卒業したての2019年4月1日。
友達の空き部屋に居候していた僕は、バシッと、こんな目標を立てました。

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詳細はこちら
(目標はNo.1で少し訂正していますが)

ちょっと計算してみましょう。

ひと月で送らないといけないのは、
65,000×100=650万円

売上全体でヨルダン側の人件費が25%だすると、
650万円×1/0.252=2600万円

ひと月で2600万円くらいは稼がないといけない目標をたててしまったわけですね。
(こういう計算は、ブログを公開する前にはしていませんでした、、。)

ちなみに、この時、何をするかすら、決まっていませんでした、、。

タイトルにもある通り、実際は、去年度(正確には2020年5月まで)で145,449円しかヨルダンに送れませんでした

145,449÷6,500,000÷14×100=0.16

甘くみても、達成率0.2%

すがすがしいほどの失敗ぶりですね(悔しい!)

さて、どんな生活を送っていたら、こんな結果になってしまったのか、駆け足で振り返ってみます。

2.昼から酒飲むニート!

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2019年12月までは、本当にやり散らかしていました。

写真にあるだけでなく、ヨルダン料理を冷凍して、日本で売ろう!、やっぱり日本料理を冷凍して、ヨルダンで売ろう、ヨルダンの羊の皮で女性用の下着を作ろう!とか、とにかくやり散らかしていました。

6月5日の誕生日には、何をやるかを決めていないのに、合同会社を設立。(完全にバカ)

9月くらいには、「ああ、もうバイトしながら、ヨルダンのことやっていくとか無理だ。かしてくれる人がいるなら、お金をかりて、ヨルダンのことに集中しよう。」と腹をくくりはじめます。(完全にニート)

そこで、ヨルダン渡航がおわった11月くらいからは、恩師から本格的にお金をかりはじめたんですが、11月中旬くらいには、プレッシャーで手が震えだします。

一時は、お酒を飲みながらじゃないと働けない状態になり、「どこに金を使ってんねん!」という感じでした。

「お金を借りて生きていくなんてよくない」みたいな思考が自分にも、けっこうあるんだなと意外でした。

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3.ウェブ制作に集中!

そんなこんなで、いろいろやっていたわけですが、主に以下3点の理由により、12月末にウェブ制作に集中すると決めます。

①コーディング作業なら、日本語がわからない外国人にも任せられる。

②ウェブ制作案件を、母校から既に数件いただいていたし、大学の中組織(学科とか)の広報案件が、けっこう穴場だと感じていた。

③アプリ開発とかよりは、南條がとっつきやすい。(気がしていた、、)

この中で、実は③がかなり重要なんです。

「だって、ヨルダンに仕事をおくるなんてコスパの悪いことに、フルコミットする人なんて、そんなに見つからないっしょ!」

前述のように、「人を救いたい!」みたいな正義感が、僕にはないので、「社会課題を解決しましょ!!」みたいなノリで仲間をあつめると、しんどくなるのは目に見えています。


だからといって、「がんがん稼ごうぜ!」と集めると、「ぜんぜん稼げないじゃん!」って、すぐいなくなっちゃいそうです。


それなら正直に、「紛争地で坂本龍馬っぽいことするために、とりあえず、ヨルダンからはじめようぜ!」っていっても、「おおお、、見てる分にはおもしろいんだけど、」ってなるだけです。

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と考えると、「なんかおもしろそうだから、無理ない範囲で参加してみたい!」というひとが、本当に無理なく参加できる環境を、僕が「無理して」作る必要があります。

長くなりましたが、そのために僕が先人切って手を動かせるかどうかが重要なんですね。

4.人生で一番謝った!

とまあ、さんざん③が重要だったんや!っていったんですが、皆さんもご承知の通り、ウェブサイト制作を仕事をしてやっていくのは、全然とっつきにくくないわけです。

すぐに「これはやばい」と気づき、ネットを徘徊して、ブリッジエンジニア、ウェブデザイナー、指導者としての実績と経験のある方をみつけ、メッセージをおくりました。

快く監督としてついていただけたのが、本当にありがたかったです。その方には、今でもお世話になっています。

ただ、結局は、ヨルダン側からきたコーディングデータがぼろぼろだったり(僕がデザインを終わらせるのが遅くなったのも大きな原因ですが)、頼んだ日本人のフリーランスの方から、締め切りぎりぎりに「やっぱりできない」っていわれたりと、トラブルだらけ。

3月下旬から5月上旬までは、謝まって、徹夜して、謝って、徹夜して、、の毎日でした。

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(人生初のぎっくり腰にもなりました~)

5.新たなステージ!

とまあ、なんやかんや、抱えていた案件はだいぶ終わりました。

ヒアリング、戦略立案、デザイン、コーディング、客先でのサイト導入作業まで、独学ですが、一通り経験しました。(コーディングは中心ではないですが)

やっと、「なんかおもしろそうだから、無理ない範囲で参加してみたい!」というひとが、本当に無理なく参加できる環境を、作りはじめられそうです。

そこで、今後は、非対面状況下で、以下3点に集中していきます。

①大学広報案件獲得
②ヨルダンパートナーの獲得・育成
③日本人パートナーの獲得

また、次回からはこのブログも、「新卒フリーターが、ヨルダンにいる難民とWEB制作会社をつくる 実況中継 」 にします!

これからも、「なんか変なやついるな~」と、かる~く応援してもらえれば嬉しいです(笑)

最後に、去年一発目のブログで締めに使った、ネパールのある学校で見つけたシンプルでグッときた言葉を

'Mistakes are proof that you are trying.'

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web周りの仕事をしている方で、案件ベースでならお手伝いできるかも!って方がいたら、DMくれるとサイコーに嬉しいです!

https://twitter.com/yuta_nanjo

*以下、弊社、制作物の一部を記載いたします

都市イノベーション学府 都市地域社会専攻 人文社会領域
組織名の改変から、携わらせていただきました。実績のあるデザイナーの監修を受けながら、デザインまでを僕がメインで行い(イラストはお任せしました!)、コードを書く作業は、土台を日本の方に、それ以外をヨルダンのイラク人エンジニアと僕で行いました。

横浜国立大学 大学院 国際社会科学府 国際経済法学専攻
トップページに埋め込まれているPR動画を作成しました。僕はスーパー雑務(!)で、企画、撮影、編集など、フリーランスの方々が中心に行ってくださいました。撮影に協力してくれた学生の皆さん、先生方、本当にありがとうございました!

*上記、ポートフォリオとしての使用許可をいただいたものです。


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