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【有料級】双極性障害あるある8選と解決方法まとめ

こんにちは、ゆうたです。

本記事では、私が双極性障害当事者として5年間過ごしてきたなかで感じた「双極性障害あるある」と、「その解決方法」を書いていきたいと思います。

双極性障害をお持ちの方なら、きっと共感していただけるはずです。
ぜひご自身に照らし合わせながらお読みいただけますと嬉しいです。

1.軽躁の自分が本来の自分だと思われがち

双極性障害のなかで、軽躁状態は体調や調子が良いと思われがち。

周りからも「今日は元気だね」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか?

でも実際は病気の症状で勝手に元気になっているだけなので、軽躁状態が本来の自分ではないのです。

軽躁状態で遊びまくってしまうとうつ状態が来てしまうトリガーになる可能性が高いため、周りに「今日すごく元気だね」と言われたら軽躁状態なのではないか?と考えるきっかけにしましょう。

2.躁状態の時にスケジュール入れまくるけど、スケジュール前日に鬱になって行けなくなる

これもあるあるです。躁状態の日はいろんなことがポンポン頭に出てきて、それらを全て行おうとしてしまいます。

本当は別の用事で忙しいのに「自分なら全て達成できる」と思い込んで過密スケジュールを組んでしまい、その結果忙しすぎて用事の当日はうつ状態になってスケジュール通りに行動できなかった、ということが起こります。

軽躁や躁状態だと自覚したら、たくさん予定を入れたくても最低限必要な用事以外、スケジュールに入れないようにしましょう。

例えば「友人とショッピングする」というスケジュールを入れる場合、遊び相手の友人に迷惑がかかってしまい、そういうことが数回続くと友人関係を解消されてしまった、なんてことになりかねません。

いつも「必要なスケジュールのみを入れる」ことを習慣化し、スケジュールにゆとりを持たせるようにしましょう。

3.軽躁状態の時、本当は必要ないものを買い物しがち

軽躁状態や躁状態のよくある症状のひとつが、「たくさんお金を使ってしまった」ということ。

私自身も「やってしまった……」と感じることが多いです。

そして「なんでこんなことをやってしまったんだろう……」と落ち込んでしまい、そのままうつ状態に突入してしまうことも。

これも解決方法があります。躁状態や軽躁状態の時に買いたくなったら、一度写真をとり、その場では買わない。

次の日に写真を見て「やっぱり買いたい」と思ったら買う、という方法です。

一日冷却期間をおくことで本当に欲しいか再確認することで、突発的な不要な買い物を防ぐことができます。

また、オンラインショップがある店舗は、オンラインショッピングを積極的に利用しましょう。

オンラインショップ利用時は欲しいと思った商品をブックマークしておき、次の日本当に欲しいか再確認することで同じ効果を実感できます。ぜひ試してみてください。

4.うつ病だと思ったら双極性障害だった

最初はうつ病と診断されていて、セカンドオピニオンで双極性障害と診断されることがあります。

このパターンもあるあるなのではないでしょうか?

うつ病の薬は躁とうつの波を大きくしてしまうため、「うつ病の薬を飲んでいるけど、良くならない(むしろ悪くなる)し謎の体調が良い期間がある」ことが多め。

そんな時は精神科医に「自分って、双極性障害ではないですか?こういったことがあるんですけど……」と話してみましょう

「謎の体調が良い期間がある」と双極性障害の可能性が高くなります。

主治医に積極的にご自身の症状を話すことで誤診を防ぎ、より良い治療を受けることができるかもしれません。ぜひ検討してください。


5.躁すぎてアイデアが無限に出てくるけど、アイデアが出過ぎてどれをやったら良いのか分からなくなる

躁状態や軽躁状態はアイデアが湧き水のように無限に出てきます。

躁状態を経験したことがある方なら、あるある!と思っていただけるのではないでしょうか?

脳が常に活動状態なので頭の中がとっ散らかってしまいます。

それに加えて、躁状態の時に出てきたアイデアは頭の中ですぐ消えてしまうため、素晴らしいアイデアだったとしても一瞬で忘れてしまいます。もったいなくないですか?

そんなもったいないことを減らすための解決策として、「湧き出てきたアイデアを紙に書き出してみる」のが最適です。

今必要ないようなアイデアでも数ヶ月後に必要になることがあります。

そんな時にたくさんのアイデアが書かれた紙を見ることでよりよい選択を取れます。

躁状態の時に出てきたアイデアを無駄にせずに、ご自身の人生に有効活用できたらよいですね。

また、躁状態や軽躁状態の時は浮かんだアイデアを実行しないことも重要です。

行動過多になってしまい、周りに迷惑をかけてしまうことになりかねません。

躁状態の時に浮かんだアイデアは、躁状態が落ち着いた期間に実行するか否かをジャッジすることが大切です。

6.混合状態がものすごーーーくキツい

混合状態とは、躁状態とうつ状態が混在していることを指します。

頭はうつ状態なのに活動的になったりします。

この時が一番危ない状態であると精神科医も話していました。混合状態の時は、

・うつ状態なのに行動したくなるが、行動できない
・うつ状態で身体は何もしたくないと思っているのに、行動したい(焦燥感)があり、つらい

など、一般的な躁状態・軽躁状態・うつ状態とは明らかに違う症状が出てきます

この期間が長続きするととても危険なので、病院に電話し、(もし可能なら)診察をできる限り早くしてもらってください。

7.うつ状態の時は何もできない自分に絶望する

軽躁状態の時が終わると、次は長いうつ状態がやってきます。

この時期は基本的に何もできない期間なので、「何もできない自分」に絶望することになります。

全てに対して虚無的になり負の感情が渦巻く時間を少なくすると、ひどいうつの時期を乗り越えることができます。

会社で働いている方には難しいかもしれませんが、解決法はとにかく寝ることです

動物が冬眠するように寝るのです。

寝ると起きていた時の負の感情が弱まり、負の感情に押しつぶされそうになる時間を減らすことができます。

会社で働いている方は、うつ状態が出ている時は働くのをお休みすることをお勧めします。

休職し、まずは自分の身体を休めることを最優先にしてくださいね。

8.双極だけではなく他の精神疾患も持っていて、症状のダブルコンボが起こる

双極性障害をお持ちの方の中には、他の精神疾患を持っている人もいます

私もそのひとりで、双極性障害とASD(自閉スペクトラム症)を持っています。

複数の精神疾患を持つ方はどちらの治療も進めなくてはいけないため大変です。

双極性障害が寛解状態になっても、次は別の病気の治療を進めないといけません。

だいたいの方は複数の病気を同時に治療するのですが、治療はひとつの障害を抱えている人よりも困難を極めます。

精神科医の腕を信じて一歩ずつ治療していくしか方法はないので、主治医の言うことを素直に聞いて実践しましょう。

最後に

本記事では、「双極性障害あるあるとその治療法」を解説しました。

これらは私の実体験を元にして書いておりますので説得力があるはずです。

「あるある!」と思ってくださった方は「スキ」と「フォロー」よろしくお願いいたします。

疑問点や、「自分はこういうあるあるがあるよ!」のようなご意見はコメント欄にてぜひ教えてください👇

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