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私がSmartHRで"支社マーケター"として熱狂している3つの理由

株式会社SmartHRの関西支社でマーケティングを担当している今西(@yuta_imanishi)です! 2020年2月に入社して以降、SmartHRの価値を関西エリアに届けるため、さまざまなイベントを企画運営しています。

前回書いたこちらの記事では、私が現職に至るまでのお話をしましたので、今回はまさにいま私が取り組んでいる「支社×マーケティング」について、私が今日まで取り組んできて感じたリアルをお伝えしようと思います。

先に結論を言うと、「支社×マーケティング」は、拠点でビジネスを加速させる上でとても有効であり、かつ個人のキャリアとしてのやりがいもとても大きいと思っています。
この記事を通して「支社にマーケティング担当を配置してみようか」という企業が増え、「支社マーケター」に挑む方が1人でも増えることを願っています!

支社マーケターって何をしているの?

まずは「支社マーケターは、何をミッションに、どんなことをしているのか」について簡単にまとめます。
私の場合は「関西エリアにおける認知拡大と興味関心づくりをミッションに、関西エリアに適したイベントを企画運営」しています。裏を返すと、認知拡大や興味関心づくりに繋がることでも、オンライン広告の運用やマスプロモーションなど、イベント以外の施策は本社(SmartHRの場合は東京)が主導しています。

一口にイベントと言っても、目的別(例:プロダクト訴求/課題意識の醸成など)、形式別(例:セミナー/カンファレンスなど)で分類すると様々な種類があり、私もこの一年半で多くの経験を積んできました。
今回はその中から、具体例を2つご紹介します。

【セミナーシリーズ:関西の人事】

関西の人事

「関西」というジブンゴト化しやすい要素を中心に据えてシリーズ化することで、継続して関西エリアの見込み顧客と接触する機会を生み出すと共に、「人事改革」や「従業員の働きがい向上」など、リーダーが取り組むべき課題の意識づけをしています。

【プライベートセミナー】

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関西支社の会議室で小規模開催、個別相談会もセットにしたこじんまりセミナーです。通常のセミナーではできない1対1の深いコミュニケーションにより、顧客の興味・関心を強く引き寄せることをねらって設計しました。

実はレアな「支社マーケター」というポジション

このように関西エリアに適したイベントを継続的に実施してきたのですが、私のような支社マーケターは、実は世には少ないレアなポジションでもあります。
以前にSmartHRのマーケティンググループのリーダーである岡本さんに他社の状況を調べてもらったところ、本社のマーケティング組織とは別に、独立して支社にマーケティング担当を配置している企業はほぼゼロでした。
もちろん理由は企業によって異なりますが、私が思う代表的な例を以下に挙げてみます。

・本社のマーケティング担当が都度出張すれば十分
・支社長や支社のセールス担当がマーケティングの業務も担えばいい
・本社でまとめて行なったほうが、むしろ効率的である

確かに、マーケティング担当を配置しなくても支社は機能します。
実際、私が入社するまでの半年間もSmartHRの関西支社は成長を続けていました。ただそれは、他の企業同様、支社長の大辻さんがマーケティング業務を担ったり、東京のマーケティング担当が全力でサポートしてくれたからです。

では、そうして成長を続けながらも、なぜSmartHRは関西支社の開設からわずか半年でマーケティング担当を配置することにしたのか。主に、以下の2つが理由として挙げられます。

▼ ”地域性を理解した”戦略と施策
支社長が独り関西に赴任して、様々な方と会って対話を繰り返す中で、「SmartHRを関西エリアに広めるうえで、地域に適した(ローカライズした)取り組みは必須であり、これは支社長やセールスが片手間で担えるようなものではない」と早々に気づくこととなりました。
また、これは東京のメンバーではなく関西支社が自ら担うべき役割でもあることは、早いうちからわかっていました。顧客思考や地域のトレンド、会話のテンポや商習慣など、これらを熟知した人間が現地で顧客と向き合って施策に落とし込むことこそ、本来の目的である「SmartHRを広める」を実現できる最短距離だと考えたためです。

▼ SaaS業界のビジネスモデル
私たちが提供するプロダクトはSaaS(サーズ)と呼ばれ、顧客はインターネットを通じてサービスを利用するという特徴があり、導入後も継続的にご利用いただくことで売り上げが発生し続けるビジネスモデルです。
SmartHRの場合、導入後の解約率(Churn Rate)が0.4%未満(2021年6月現在)と非常に低いことから、先手を打って関西におけるシェアを早期に広げる「先行逃げ切り型」の戦略をとることにしました。

以上の2点を踏まえ、関西支社にマーケティング担当を配置することを早々に決め、開設からちょうど半年後の2020年2月に、私が着任したというわけです。

支社マーケターがキャリアとして熱狂できるワケ

お待たせしました、本題です!
私はこの支社マーケターとしてのチャレンジに熱狂して取り組んでいるわけなんですが、この記事を書くにあたって、なぜこんなに夢中でやりがいを持って1年半走り続けてこられたのかを、思い返してみました。
その結果を、以下の3つにまとめてみます。

(1)職種や立場に関係なく、全員で考え切り拓いていく姿勢

2020年2月に私が5人目として加わった関西支社は、今(2021年6月)では22人まで増えました。しかしそれでもまだまだ規模としては小さく、職種や立場関係なく関西エリアの攻略に向けて一丸となってチャレンジする、まさに「TEAM KANSAI」が求められる状況です。
そのため、「私はマーケティングだから〜」などの職種間の壁はできるはずもなく、全員で支え合いながら関西支社の成長を目指す、このチームとしての働き方に、とてもやりがいを感じます。

職種円グラフ

右上の円グラフの水色「関西支社/マーケティング(1人)」が私です

また、関西支社では毎週1回全員が顔を合わせて定例を開催しているのですが、他チームが抱える課題に対し、マーケティングの立場からどんな支援ができるかを提案して、会議終了後にすぐに施策に落とし込むこともよくあります。常に互いの状況を詳細に共有し合ってるからこそ、「今の悩みに対して、こんな取り組みどう?」という考えがどんどん出てきて、ワクワクしながらチャレンジし続けています。

(2)東京のマーケティンググループの強力なサポート体制
私が関西エリアにひたすら向き合って走り続けられるのは、集客の支援やデータ分析、プロモーション施策など、東京のマーケティンググループの厚い支援があってこそです。
どのユニットもその道のプロであり、私の悩み相談に対して、いつも的確なアドバイスや支援を惜しみなくスピーディにしてくれるのは、本当にありがたく助かっています。

またこの連携のもう一つのメリットとして、私自身のマーケターとしての視野を広げられることがあります。
東京メンバーの各ユニットから得られる知見や考え方は、イベントの質向上はもちろんのこと、より支社の経営に深く関わるマーケターを目指している私のキャリアに生かせるものと思います。

ちなみに、日頃からSlackやZoomを使ったオンラインコミュニケーションをしているため、東京⇄大阪という物理的な距離は全く気になりません。2020年2月の新入社員研修を最後に、私は東京オフィスには行っておらず、直接会ったことがあるメンバーのほう方が少ないくらいです。

マーケ組織

東京のマーケティンググループ組織図(2021年6月現在)


(3)自分にとって思い入れの強い地域のために挑戦できる
そして3つ目は、気持ち的な面です。
私は2011年に新卒で鉄道会社に入社したことをきっかけに関西での生活が始まりましたが、今ではもう一人前の関西人になり、関西弁と標準語のバイリンガルです。
いちビジネスパーソンとしては、関西の発展や成長に貢献したいと感じていて、東京一極集中と言われる状況からの脱却に燃えています。
そんな私にとって、「関西エリアにSmartHRの価値を広める」ことをミッションにチャレンジができることは、とても幸せなことと思います。
私たちのプロダクトによって、関西の企業が目に見える形で変わっていく様子に喜びを感じながら、今日もまた新たなイベントを企画しています!

2人目の関西支社マーケターを募集中!

最後に大事なお知らせです。
SmartHRでは、私と共に「イベントを通して、SmartHRの価値を届ける」ことにチャレンジする、2人目の関西支社マーケターを募集しています! ポジションの魅力はこの記事に書き尽くしたので何も言うことはないのですが、私が転職活動をしていた際の軸であった【関西×マーケティング×スタートアップ】に共感する方には、本当にオススメです。
また、イベント特有の「関係者を巻き込んで1つの企画をつくり上げ、当日にヒリヒリして冷や汗をかきながらも、参加者が満足して喜んでくれる姿を見た時の達成感がたまらない!」という方、ぜひ今度はSmartHRというフィールドで私と大きなチャレンジをしましょう!

なお「応募する前に、もう少し詳しく話を聞いてみたいな」という方は、ざっくばらんにお話しする「カジュアル面談」にお申し込みいただければと思いますし、私宛にTwitterでDMいただけましたら、可能なかぎりご質問にもお答えします。

最後に、7月8日(木)には、「関西/九州/東海」の3拠点の責任者が登壇する採用イベントも実施します!支社で働くイメージを掴んでもらう場として最適ですので、ぜひこちらもご参加をお待ちしています!

この記事を通して、「支社マーケター」に挑む方が一人でも多く増えることを願っています!最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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