朝日の直刺す国、夕日の日照る国より

明治維新・第二次世界大戦後の高度経済成長によって失われた「共生共存を重んじ、人と人との…

朝日の直刺す国、夕日の日照る国より

明治維新・第二次世界大戦後の高度経済成長によって失われた「共生共存を重んじ、人と人との寄り合いを大切にしてきた本来の日本人」を取り戻すという立場から、持続可能な社会を形成していきたいと考える高校生です。

最近の記事

縄文時代に形成された稲作国家・「日本」の祖型を探る…①

『稲の日本史』を読んで日本は農業大国です。「稲作は日本の心」とまで言われますが、皆様は日本の稲作が果たしてどれほど昔から営まれていたかを答えることができますか?学校の教科書にも記載されていますので、すんなりと「弥生時代」だと答える方が大半だと思います。私も以前は日本の稲作起源については、そのような認識でしたが、先日…といいましても今から2ヶ月以上も遡りますが、農学者の佐藤洋一郎先生の著書、『稲の日本史』を完読し、衝撃を受けました。この本を読み進めていく中で、最初に目を引いたの

    • 太陽信仰と日本人

      「日出づる国」とまで申しますから、わが国は実に太陽と関わりの深い国です。それは、我が国の皇室の遠祖が太陽信仰の至上神、天照大神であることからも、よく窺われます。アフリカで人類が誕生し、人類は西へその生活領域を展開するばかりか、東へ東へと展開する状況は何に起因するのでしょうか。それは、おそらく太陽の遥か東の果てに光放ち、すべての生命を寛大さで包み込むその姿に、憧れと尊さを抱き、大昔に地球が丸いなどと思うすべもありませんから、太陽に少しでも近づきたい、その思いこそが人類の東へと流

      • はじめに

        私は以前よりライブドアブログにて、趣味である城郭踏査の記録を綴った『ぼくの城郭探訪記』を設営しておりました。今回、新たにブログを開設しましたのは、以前よりのブログに私のアウトプットの場としては、生きづらさを感じるようになってきたことに起因します。それは、城郭研究からの視座というフィルターを通してのみ展開していた私の歴史観が、特定の学問に囚われない学問横断的な視座に立つにあたって、歴史研究の有する奥深さを実感したことであります。    まず最初に歴史学の抱える問題点を私なりに指

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