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<スポーツビジネス関連>Amazon’s Premier League livestreams

はじめに

このタイプの投稿では世界最新のスポーツビジネスのトピックの記事(英語)を2つから3つくらい読んでみて簡単にまとめたいと考えています。今回はAmazon Prime のプレミアリーグのオンラインストリーミングの権利獲得について。


記事1 Watch FREE Amazon Prime football on TV: How to stream Premier League online
記事2 Premier League brings record number of sign-ups to Amazon Prime
記事3 Amazon’s Premier League livestreams will carry fewer commercials — at higher prices
記事4 Premier League streaming on Amazon Prime - was broadcaster's debut a success?
記事5 What the Premier League TV deal means for you: key questions answered

Overall

Amazon Prime は England Premier Leagueのライブストリーミングの権利を獲得しました。今シーズン20試合のプレミアリーグの放映権を獲得した。Amazon Prime会員はこれによりプレミアリーグを無料で楽しめる。非会員もFreeトライアルに申し込むことで実質無料で観戦ができる。先週の火曜日と水曜日はAmazon Primeの会員登録が殺到して、同サービスUK史上最も会員登録が行われた2日間(両日とも)となった。

Background・Context

上記に書いたように、今回の契約期間は12月2日より27日までに行われる試合に関して、Amazon Prime会員はフリーで試合を楽しめる。プレミアリーグなどの超優良コンテンツを無料で観戦できることは凄いことです。イギリスではSKY TVやBTSportが放映権を持っています。

プレミアリーグの放映権の詳しい説明に関してはこちら(英語)

全試合で200試合をプレミアリーグは7つのパッケージにしてそれぞれの試合割り振るようになっている。日程や試合の数ゲームの重要度などによってパッケージを作っている。1社が5パッケージ以上を購入はできないようになっています。そのため常に複数社いる状況。また、YouTube, Amazon, Facebook, Netflixなどからも放映権による収益を得ることを模索してるとのこと。

プレミアリーグは世界的にみてもとても魅力的なコンテンツでありながら高いコンテンツになる。プレミアリーグは約4000億円を超える放映権から来る収益を世界中で獲得している。

今後もアマゾンなどのOTTが放映権争いに参入することにより放映権の金額や、そこに付随する広告枠のプレミア価値は高騰する可能性はある。またプレミアリーグ側としては、ユーザーを抱えるプラットフォーマーと組む事で更なるファン拡大を狙っていることも予想される。特にUK外のユーザー。Amazonや他のプラットフォーマーがスポーツの放映権などを購入するのは最近良く目にするようになってきました。Amazonは他のコンテンツでも最近試している様だが、今回のAmazonの取り組みはSmall startで試験的な意味も込めてサッカーにとってもスポーツにとっても大きなものである。

Points

今回の取り組みですでにAmazonのUKレコード(最多会員登録数)を記録した。

このパフォーマンスはクリスマス周辺で更に向上すると思われる。

Amazonにとっては試験的な取り組みである。

積極的なアクティベーションや工夫をしている。
スコアボードにAmazonマークが。。

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Statsをリアルタイムで見れたり。

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実況解説を切り替えてスタジアムの音だけを取り入れる。これはシーズンチケットホルダーなど、行けなかったコアファンにはとても嬉しいかも。Twitterでも沸いていました。

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コメンテーターなども豪華ラインナップを抑える。
Gabby Logan, Thierry Henry, Peter Crouch, Roberto Martinez など43名のフットボールの著名人がラインナップ。

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問題としては、回線などの時差はあった様だが、ここは今後テクノロジーが解決してれる事を信じて。。

Thoughts
今後イギリスでは大きなクリスマスシーズン・クリスマスボクシングデーなどがある。そこで更なるこの会員登録の記録更新ができる可能性がある。また、その後無料トライアルに登録してくれたユーザーをどう維持していくかも気になるところ。

パフォーマンスが良いからといって、フルパッケージで買うか、今回の様にタイミングを考慮したりスモールスタートにして買っていくべきか。ビジネス的な判断は今後Reviewが行われる中で議論されると思うのだが、凄く気になる所。

今回の施策のROIは事前に無料トライアルなどをした場合の継続率などは数字として持っていると思うので、パフォーマンスと合わせてReviewが行われるのだろう。また、広告主の良い枠にプレミアな広告を出したい需要と金額がどのくらいマッチするかもROIを考慮する上でとても重要になってくる。

個人的には、Amazon PrimeにとってMarketingファネルの特に下の購買層を獲得に行く施策として機能しているとすれば、とても魅力的なコンテンツ戦略となりうると思う。これは他のOTTやプラットフォーマーにも当てはまる事だと思います。

Amazonが積極的な試験的取り組みをしている事、しかもアメリカ企業にとってUKはもちろん、海外になるのでスポーツを通してこの様な取り組みを行われている事は業界的に良いことだと思う。グローバル戦略にスポーツが使われる事が良い事だと思うし、Amazon PrimeのSportsに対する Commit(本気度)は素敵だと思いました。

毎週プレミアリーグはダ・ゾーンで友人達とやりとりしながら見るのが週末の僕の楽しみです。笑

#sportsbiz #sportsmarketing #スポーツビジネス #海外サッカー

*この記事は個人的見解であり私の所属とは全く関係ありません。また事実確認したものでは無く、上記の記事を読んだものをベースに個人的見解を書いてあるものになります。

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