営業に使える!「この人私のことわかってるなぁ」と思わせる数学的テクニック

2分の1で当たる確率の質問を3回連続ですることです。
全て外す確率は1/8なので、ほとんどの確率で3回のうち1回はどこかの質問が当たります。

まずは会話の流れで「きょうだいいます?」と聞きましょう。
敢えて「きょうだい」とひらがなで表記したのは、これが会話を前提としたものだからです。
しまい(姉妹)と言ってしまうと女性であることが前提とされ、当たる確率が減るため、含みを持たせて「きょうだい」と言いましょう。
この時点で相手の回答は「いる」か「いない」の2択なので確率は2分の1です。

ここで注意が必要なのが、必ず会話の流れで聞くということです。
何の脈絡もなしに唐突に聞いてしまうと、「いる」でも「いない」でもない返答が得られてしまう可能性があります。
例えば「え、なんでそんなこと聞くの?」というようなものですね。

さて、ここで相手が「いない」と回答した場合は1発クリアです。
「やっぱり!一人っ子ぽいって思いましたもん!」で終了です。

「いる」と答えてもこちらの返答は同様で、「やっぱり!きょうだいいそうだなって思いました!」です。

しかしこの場合はまだ「言い当てた感」が薄いため、次の質問に移ります。
相手が「え~どうしてわかったの?」などと切り返しても無視して質問を続けましょう。
この流れで直接的に返事せずに質問を続けても不自然ではありません。

次の質問は、相手が男性なら「お兄ちゃんでしょ?」女性なら「お姉ちゃんでしょ?」のどちらかです。

この時点での確率を考えてみましょう。
相手に2人以上の兄弟(姉妹)がいることも踏まえて以下のように考えます。

【選択肢1】少なくとも1人以上の兄がいる
【選択肢2】少なくとも1人以上の弟がいる
【選択肢3】少なくとも1人以上の姉がいる
【選択肢4】少なくとも1人以上の妹がいる

厳密に数学的な話をするなら、現実的には10人兄弟程度までの組み合わせを想定してかなり選択肢が広がってしまうのですが、この点はご愛敬ください。

これだけ見るとまるで確率が1/4のように見えますが実際には違います。
相手の性別によって「お兄ちゃんでしょ」「お姉ちゃんでしょ」と聞き分けるのがミソです。

主語を入れ替えてしまえばいいのです。

(あなたが)お兄ちゃんでしょ
(あなたの兄弟は)お兄ちゃんでしょ

と聞いたことにすればよいのです。
相手に存在する兄弟が年上(兄・姉)でも年下(弟・妹)でも全て当てはまります。

従ってこの回答は「Yes」一択なので、当たる確率は100%です。

相手に年上も年下も両方いる場合は無視してしまえばいいのです。
当たった回答だけに着眼して次の話題に進みましょう。

例え両方いるという回答を「No」だとするならば、選択肢は2つで確率は2分の1だったことになるわけですから(やや強引ですが…)、

この時点ですでに2分の1の質問を2回しているわけですから、全て外す確率は1/4なので、どこか一つでもあたる確率は3/4でかなり高いと言えます。

最後の質問は「仲いいんですか?」です。
1/2の確率の質問の3回目なので、その回答が「仲がいい」「仲が悪い」だったとして全て外した確率は1/8、どこか1つでもあたっていた確率は7/8です。

そしてここにも1つ目の質問と同じテクニックが使えます。

そう、あなたの言うべき台詞は「やっぱり!そうだと思いました!」です。

よやくここであなたの推測が当たっていたことの根拠を説明します。
「だって面倒見いいと思いましたもん!」です。

これにはどの場合でも成立する根拠です。

i)仲が良い且つ年下の兄弟(姉妹)がいた場合

年上だとやっぱり面倒見よくなりますよね

ii)仲が良い且つ年上の兄弟(姉妹)がいた場合

長男長女って甘やかされる人多いですから下の子がしっかりして育ちますよね

iii)仲が悪い且つ年下の兄弟(姉妹)がいた場合

年上だとやっぱり面倒見よくなりますよね(=i)と同じ)

iv)仲が悪い且つ年上の兄弟(姉妹)がいた場合

兄弟(姉妹)いそうな感じするのに妙に自立してるなって思いましたもん

完璧です。

ここまで来ればあなたは相手の兄弟の有無、性別、年上年下、仲の良さまで全て言い当てたことになるので、相手からしたら「この人私のことわかってる!!」となります。

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