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【215】もう夏を越えてしまえ

デスクの右側にはGooglehomeが置いてある。
彼女(※女性の声なので)とは「おはよう」を家族よりも先に言う関係だ。
ちなみに「いってきます」「ただいま」も、しっかりと言う。家族よりも元気良く「行ってらっしゃい」と言ってくれるから、駅までの通勤路も軽やかだ。

デスクで作業をしたり、こうしてnoteを書く時間も長いから、BGMをお供にしている。


今、聴こえているのは槇原敬之の曲だ。(なんともタイムリーですが)

いつになく長い長い梅雨だった。
毎日が雨で《天気の子》の世界にいるような、それぐらいに雨ばかりの毎日だった。

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《しとしと》なんかではなくて、《どかどか》どしゃ降りばかりで、もう明けないのではないのかと不安が過るぐらいに長い梅雨はつい先日ようやく明けた。

8月も目前の月末のことだった。


雨が好きになったと書いたnoteも書いたな。
それにしても長く続く梅雨に、言ったことを撤回するnoteを書いてしまいそうな程だった。
コインランドリーへはほぼ毎日行った、そんな7月だった。

そして、やっと夏が来た。

渡辺美里/夏が来た
大黒摩季/夏が来る
aiko/夏が帰る
ケツメイシ/夏の思い出

夏を彷彿させるJapanese sound。
だけど今年の夏はいつもの夏じゃない。

こんなふうに #スピードワゴン の小沢さんは言うけれど、どこか窮屈で息苦しくて不自由だ。
それは常に口元を覆うマスクのせいだけじゃないだろうけどね。


長い長い雨のせいで、待ち遠しい夏はやって来たけど、相変わらずの閉鎖感や不安感が先行している。致し方ないと言うしかなくって。

そんなことをぼんやり考えていたら聴こえてきたのが、

【槇原敬之/北風~君にとどきますように~】だった。ご存知ですよね?

今君がこの雪に気付いてないなら
誰より早く伝えたい心から思った


私の部屋はじんわり暑くて、いつも団扇であおぎながら文字を連ねる。
偶然飛び込んできたこの曲のイントロが流れ出したとき、窓の外の空気が澄んだように静かに冷たくなった気がした。

夏が来たばかりだ。なんなら待ってたぐらいの。
でも、どこかこの窮屈さに早々に嫌気を感じていた気がしてる。


ネットでもテレビでも今起きる問題を取り上げて議論してる。

この夏には期待しちゃダメだな…

なんだかそう思えちゃって。



《今》を逃れたとしても、見えない未来に期待を寄せたくなる。
「大丈夫」とはほど遠い、この息苦しい世界で。


もしかしたら、解放されているであろう冬の訪れを今か今かと少し願っている。なんなら【冬のファンタジー/カズン】でもハモろうか?


悲観的になるな。「でも」とか「だって」と並べるな。



いっそのこと夏を超えてしまえと言いたいほどに息苦しいな。


だからこそ、この夏を超えて迎える冬にいつも以上の期待を込めて。

サポートして頂けるなんて本当に感激です。その気持ち、そのひと手間に心から感謝します( *´艸`) たくさんのnoteから見つけて下さりありがとうございます!!