自分のビジネスを作る時に最初にすることはコレ

最近、久しぶりに自分の棚卸しをしている。今までは人や企業のプロデュース、コンサルティングが主だったが、これから自分のビジネスを作るために自分の強みを見つけるためだ。

(ちなみに、人のプロデュースをする際も、いま見えている以上の可能性を引き出すために棚卸しは必須だ。)

棚卸しというのは具体的に何をしているかというと、たとえば自分にこんな質問をして、それに答えていく。

「あなたの実績、経歴、職歴、学歴などをすべて数値化すると目立つ数字はないか?また他人の目から見て驚かれる数字は何か?」

このワークは、結構気づきがあった。私は以前(8年ほど前)リクルートの求人広告を企業に提案する営業をしていたのだが、1日の企業への飛び込み営業件数は新人の頃は毎日200件以上やっていたし、新規電話がけも300件とかやっていた。既存顧客へのフォローや追加提案にしてもアポイントが1日5件とか入っていた。私が勤めていた会社では成果を出すためにはそれが当たり前だった。

しかし、この数字を数値化して、違う業界の友人などに見てもらうと驚かれる。

私の次のキャリアはビジネススクールのマーケティング担当。インターネットでセミナーに集客し、平均単価50万円のサービスを50%の成約率で販売するということをずっとやってきた。パソコン1台でどこにいてもできる仕事だったので、メンバーは青森から九州まで離れて住んでいたし、出社義務もなかった。いわゆるテレワークを9年くらい前からやっている。これも人に言うと驚かれる。

「僕には数値化して人に誇れるような実績はない」と言っていたクライアントWさんも、話を聞いていくと、同じ顧客リストに3年間、毎月新商品のセールスをしても売上が落ちないということがわかった。

また、今まで100本以上のセールスレターを書いてきたということもわかったし、普通は1週間以上かけて書くのが当たり前のセールスレターを7時間で書き上げていることもわかった。

その人の当たり前が他の人から見たら当たり前ではないのだ。これは具体的に書き出して、自分以外の人に見てもらわないと気づけない。自分では当たり前なので、盲点になって見えないのだ。

もっと言うと、同業界の人に見てもらっても盲点になるので、凄さに気づかないことが多い。客観的な人の意見が重要だ。

自分の良さは自分では気づきにくい。これは皮肉な話だが、面白いなと思う。自分や人のプロデュースをする時は、当たり前だと思っているようなどんな些細なことでも書き出してみるといい。



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