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よるのばけもの


今日は住野よるさんが著作の「よるのばけもの」について話したいと思います!


大まかに言うと、舞台は中学校で、クラスの中でのいじめ等のスクールカースト(階級)がテーマの話です。


細かい話はこのサイトなどを見ていただければ良いと思います!


解説|よるのばけものを3回読み返してわかったこと ※ネタバレ | かめ暮らし
https://life.jubilove.com/entry/yorunobakemono

「よるのばけもの(住野よる)」の名言まとめました
https://kotobanosusume.com/category18/entry51.html
 

この本を読んで、考えさせられたことについて話したいと思います!


・どれが本当の自分?
この話では、題名通りに、主人公が夜になるとばけものに変身します。


いじめられているクラスメートに対して昼の学校と夜のばけものになって会ったときとでは主人公の接し方が変わります。


昼は他のクラスメートと同じようにいじめられている生徒を無視したりいじめに関与します。
ところが夜になると普通におしゃべりしたり、共に行動します。


これは、学校でよく起こるいじめに近いものがあるなと考えさせられました。
ほとんどの人は本当は「いじめに対して、立ち向かいたい!」「いじめに加わりたくない」
「普通にお話したい」と思っていることでしょう。


ですが、「周りとズレた行動をして自分が標的になりたくない」という気持ちがあるのでなかなか上手くいきません。


それがこの話では「昼の生徒」と「よるのばけもの」というかたちで差別化が図られました。




・人は敏感だ。自分より弱いものや悪いものにすぐに気がつく。

これは僕自身が学年が上がるにつれ、感じましたが、人という生き物は変わっているものや自分より劣っていると感じるものがあると納得できないものなんですよね。
僕は今学校の先生という立場ですが、僕自身は「個性」を大事にしたいし、十人十色という言葉があるようにみんなが同じことをする必要はないと思います。
「普通」って無いんですよ!




こうしたことを考えて、主人公が最後にはいじめられているクラスメートに対しておはようと挨拶をします。

僕は主人公のこの一歩進めたシーンに感動しました❗
是非読んで見てください✍️


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