【馬券 流浪記】極楽とんぼ?

【馬券 流浪記】極楽とんぼ?

 ~軍隊経験や戦争体験のない人には理解してもらえない部分があるのではないかとも思った。軍隊にいると、それはもう悲惨なものであるのに「こんなありがたい所はない」と喜んでいる兵隊もいたのである。三度三度食事が食べられるというのが有難いらしい。それくらいに日本人は貧乏だった。少年が軍人になろうとするのは決して愛国心からだけではなかった。白い飯が喰える、甘味料がある、そいつは天国だった。そんなことのためにムザムザと死んでいった少年たちが実に悲しい~。山口瞳著「還暦老人 極楽蜻蛉」より。

 時代は変わり日本は平和で豊かである。世界のどこかでは悲惨な生活を送っている人々がいるというのに、毎週毎週、競馬で一喜一憂していることが、いかに幸せなことかと思ったりする…。まさに極楽とんぼ、馬券で流浪しPATの残高が目減りすることなど、たいしたことではない。

 スプリンターズSは期待したピクシーナイトの快勝だった。パドックを見ていたら、ますます自信が出てきて公開した馬単の他に3連単1着固定でガツンと買ってしまった。

 有料で予想を買ってくれた知人から「プリンスリターン、獲ったよ(中京 ポートアイランドS)。アリガト」とメール。

 私も獲ったしスプリンターズSの馬単も獲ったが、悲いかな焼け石に水。買いすぎた3連単で3着シヴァージがノーマークで抜けてしまった。…枠順の利というしかない。最内枠から勝ち馬の1馬身ほど後ろから付いて回って3着。終わってみれば、実績、枠順から買えない馬ではなかった。残念至極。

 今週からは府中、阪神、新潟の3場開催。府中のダート戦の登録馬があまりに多いのにびっくり。多数の除外馬が出るフルゲートの競馬は難解な一戦となる。あと、注目馬は阪神に遠征する関東馬。穴の匂いがする。


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既存の競馬理論に対する考え方を大きく動かした高橋研の馬券論。その集大成をここに伝える。千葉県船橋市出身。小・中学校時代は船橋競馬の厩舎関係者が大勢いる絶好の競馬環境の中で育つ。驚異の的中率で共同通信社の取材を受ける他、「競馬フォーラム」で“伝説のプロ馬券師”として紹介される。