クリスマス感のないカザフスタンのクリスマス

世界一周中のユウシです。

みなさんクリスマスはいかがお過ごしましたか？

相変わらず僕はいつもと変わらずのクリぼっちですが、

日本を出てからこれが3度目のクリスマス。
これまでに1年目、2年目はオーストラリア、
そして今年はカザフスタンでのクリスマスです。

クリスマスと言えば、恋人と過ごす貴重な日。

そんなクリスマスを心の底から楽しむ人もいれば、
「な〜にがクリスマスだ！！」と路肩にツバを吐きながら寂しい背中をチラつかせて歩いている人もいます。

今回はそんな、両手が余ってポケットに突っ込むしかない人に向けて書いていきます。

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はじめに書いた通り、僕は今年のクリスマスはカザフスタンで過ごしました。

カザフスタンのクリスマスと言えば、こんな感じです。↓

そう、クリスマス感が0なんですよ。

街を歩いても山下達郎のクリスマスキャロルやマライアキャリーのクリスマソングが流れていないんですよ。
ちょっとしたイルミネーションはあるものの、トナカイがいるわけでもなく、ツリーが飾っているわけでもなく、
赤い服で全身を包み、不法侵入できる家を探している怪しいおじいいちゃんも徘徊していない。

「今日は本当にクリスマスですか？」と思えるほど、いつもと変わらず同じ風景なんです。

それもそのはず、カザフスタンではイスラム教徒が70%。
だからクリスマスを祝うという文化はないみたいです。

一応キリスト教徒が25%いるそうなので、たまにクリスマスツリーを見かけるのですが、その程度です。

そんなカザフスタンでクリスマスを迎えた僕なのですが、何故かいつもよりも、心が軽いというか、一人でいることに抵抗がない。

僕は日本にいた頃から一人が好きでよく行動していたし、一人でいるのは平気な方だった。
だけど、あのクリスマスの「カップルと過ごす時間は幸せだ！」みたいな感じを極端に見せつけさせられると、流石に寂しいという感情は湧いてきますよ。

だけど今回のクリスマスでは、全くなーにも感じなかった。
そこで気づいたんだけど、日本の「クリスマスに対する盛り上がり方は異常なんじゃないか？」ということ。

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クリスマスは本来キリストが生まれた日で、恋人と過ごすというよりかは家族と過ごすのが、欧米では普通らしい。

日本でいう年末年始の感じが、欧米ではクリスマスにあたるそうです。

だから日本のクリスマスはオリジナルのものと全く違う文化になっいて、たまに「クリスマスは恋人と過ごすなんて、聖なる夜に何やってんだよ！」みたいにオリジナルと日本のクリスマスの差異をディスってる人を見かけます。

それはそれ、これはこれだと思う。

僕は、海外から輸入したものだからといって、そのままにありのままに日本という型枠に当てはめるのは、窮屈だと思う。
そして日本は日本の独自の文化として出来上がった、今のクリスマスはそれで良いと思う。

アメリカで誕生したコンビニが、日本の方がクオリティが高くなっちゃったのと同じように。

だけど、日本のクリスマスを盛り上げているクリスマス協会の皆さんよ！！

ちょっと盛り上がりすぎていませんか？

盛り上がるのはいいですよ。盛り上がるのは。年に1回だし。寒いし。人肌恋しくなる季節だし。

だけどさ、参加できない人のために、逃げ道をつくる方にも力を注ぎませんか？
参加したくても参加できなかった人のために、一緒にクリスマスを楽しめる配慮とかいたしませんか？

日本には、クリスマスの他に、バレンタインとかハロウィンとかイベント品が輸入されてきましたよね。

だけどこれらのイベントはさ、
バレンタインなら、好きな人がいない人でも友チョコを交換して楽しんだりさ、
ハロウィンなら、仮装する気がなくても、当日にパッとドンキで衣装を買えたりとかさ。

本気でイベントを楽しむ人以外の、ちょっと一口程度に楽しめればいいかな？と思う人のための配慮がなされているじゃないですか！

だけどクリスマスだけは、クリスマスだけは全く配慮がないじゃないですか。

パートナーがいる人達は楽しんでください。それ以外の人達は、用が無ければ外出は控えてください。みたいな。

パートナーがいる人達は白。それ以外は黒みたいな。

というかそもそも、クリスマスを楽しむには、あらかじめパートナーを見つけるというクリスマス参加券を獲得しとかなきゃいけないじゃないですか。

イベントに参加するのに参加券を取得しないといけないイベントってなんですか？
当日だけ楽しむ手段はクリスマスには無いんですか？
抽選券でもいいから当日参加券を手に入れる手段を下さいよー。

クリスマス盛り上げ委員会の皆様よ、盛り上がるの重々承知なのですが、このイベントに参加できない人達に向けて、参加できない人達でも楽しめるようなイベント製作をお願い致します。

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と、日本のクリスマスについて書いてきたのですが、日本の盛り上がり方は、世界的に見ても異常なほど高いと思います。

テレビをつけたらクリスマスCM。街を歩けばクリスマスソング。お店に入ればクリスマスプレゼント。

何日間にもわたって、脳裏に焼きつくほど見せられ聞かされ、そして買わされる。

オーストラリアにいたときでも、日本ほどのクリスマス感はなかったと思います。

今回はカザフスタンにいたおかげで、クリスマス感はほぼ0だったんだけどね。

まぁー最後に、クリスマスが寂しいと思う人よ！
クリスマスが寂しくて辛いなら、来年はキリスト教ではない国に行きましょう！なんて言わねーよ！！

寂しいと思うなら、来年までにパートナーを見つけろ！！ということで、最後まで読んで頂きありがとうございました。