見出し画像

作用副作用の法則

運動の3法則と言われてすぐに答えられる人間がこの世に何人いるだろうか。たぶんこれは全員がすぐに答えられるような問題じゃない。例えば、運動の法則だとか、例えば慣性の法則だとか、作用反作用の法則だとか、粒一つ一つを見たときそれは確かな意味として理解できるが、マクロに見てもそれは分からない。まぁミクロなものさえ分からない人もいるだろうが

要はそんなものなのだ。この世を定義している一端ですら(ある条件下においてニュートンの示した古典力学は意味を為さないというのはみなさんがご承知の通りだが、あくまでも地球スケールの話であることを念頭に置いておいて欲しい)世の多くの人間にとってはそんなものだ。

と、なんとも嘆かわしいような感じもするが、やはりこの文章を構成する上でもこの話が必要だったのか僕には分からない。要はそんなものだ。

これは少し前の事だ。僕はワクチンを接種した。そしてこれは2度目のことだ。世の中には反ワクチン派やらなんやらがいるが、基本的に僕は彼らの意見に耳こそ貸しても、たいていは右から左だ。まるで教師が蜿蜒と垂れる講釈やら説話やらそうゆうものと同じだ。基本的に中道が良いと考える僕でさえそれなのだから、多くの人は鼻で笑っているに違いない。もしくはそれを妄信しているか。

そしてそのワクチンの副作用故に、ここ幾日か日記を更新しなかった。(とはいえ元気でもしていたかどうか)

ワクチンの副作用は僕の予想より遥かに凄まじく、正直、接種しなければ良かったぁと反ワクチン派に同調したくなるほどだった。(彼らはたいてい論理的では無いため同調するのが困難だが)しかし、良薬は口に苦しと言う言葉もあるので、ここはぐっと我慢した。しかし、まぁデルタ株に効かないとなると取り越し苦労も取り越し苦労でため息を付きたくなってしまうが、まぁそれもこれも仕方のないことだし、愚痴を言っても意味はない。

人生は常に運動の3法則に従っている。これは物理的にもそうだが、形而上的にもそうだ。経験的にもそうだ。左脳も右脳もそう言っている。

今回、僕が体験したのは運動の第三法則、作用反作用の法則だ。とりわけこれはよく感ずるところでもあるし、3つの法則の中でより普遍的だと思う。良薬は口に苦しというのも作用反作用の法則に基づいているし、ワクチンの副作用だって、作用の結果だ。
まぁ作用反作用の法則のように、必ずしも等価の力であるとは限らないが、たいていはそれに近い。

つまりだ、誰の知らないような(極めて恣意的な発言だ)物理法則にも哲学的な示唆があるということだ。人生訓があるということだ。そしてそれは大抵、多くの人間は必要としていないことなのだ。

さぁ、とても副作用の大きかったワクチンはどれだけの効能を齎してくれるのか楽しみだねぇー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?