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見つめても、いいですか?


実はわたし、人をじっと見つめちゃう癖があるんです。


電車の中とか、買い物をしているときとか、道を歩いているときとか。もう、しょっちゅうだれかを見つめちゃってるんです。


で、しばらく見つめていると、目があうんです。


これってきっと「視線を感じた」ってことなんですよね?

でも、すごく不思議なんです。


わたし自身はだれかの「視線を感じて」顔をあげたり、振り向いたり、目を合わせたりすることなんて、ほとんどないんですよね。

(むしろ「人」以外の視線には敏感だったり...Gとか、Gとか、Gとか...泣)

といっても家族とか、友達とか、好きな人とかは別ですよ? さすがになにかを感じます。


でも、知らない人とか、会社の同僚レベルだと、まったくなにも感じとれない。

…え?

 もしかしてわたしってへんですか?

ふつうは視線を感じるものなんですか?


「ふつうでない」ことはまったくなにも問題ないのだけど、ほかのみんなが「視線を感じて」いるかどうかはめちゃくちゃ知りたい…!


というわけで。

題して「人は人の視線に気づくのか実験」をしてみたいと思います!


<実験の方法>
①人をじっと見る
②時間を測る
③視線を感じる/視線を感じない、のいずれかにカウントする


相手が気づくまで見ているとただの変人、というかストーカーと間違われて通報されかねないので3分のタイムリミットを設けます。

この3分のあいだに、見つめている相手が顔をあげたり、振り向いたり、目を合わせてきたり、声をかけてきたり、なんらかのアクションが起きた場合は「視線を感じる」にカウントします。
3分間まったく気づかれなかった場合はわたしの勝ち!(w)「視線を感じない」にカウントします。


それでは実験スタートです!


@スタバ

居心地のいい場所で実験をするべく、やってきたのは銀座マロニエ通りにあるスターバックスリザーブ。開店と同時にお店にはいり、席を確保します。


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(朝の投稿をご覧いただいた方はもうお気づきだと思いますが、この実験のためだけにスタバにきています)

(ちなみにスターバックスリザーブはレギュラーのスタバより値段と雰囲気の良さが150%アップしています)


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壁際のソファ席に陣取って、ほかのお客さんがくるのを待ちます。


― 5分経過 ―


休日の朝だからでしょうか。なかなかお客さんがきません。このままではだれかを見つめるのではなく、自分自身を見つめた結果「なんてバカな実験をしているんだ」という不都合な真実と向きあうハメになりそうです。


― さらに5分経過 ―


スタッフのおにいさんがコーヒーをつくりはじめました。どうやらお客さんがきたようです。(ここのスタバは1階のレジで注文をして、2階でつくるパターンのお店なので、2階にいると来店状況がわからない仕組みです)

ようやく実験がはじめられそうですね。ほっとひと安心です。


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Case1.コーヒーづくりに集中しているスタバのおにいさん

スタバのコーヒーって、つくるのにちょっと時間がかかりますよね。ちょうど3分くらいでしょうか。実験にはもってこいのシチュエーションです。


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おにいさんとの距離は3メートルくらい。さて、わたしの視線に気づくのでしょうか。

コーヒーメーカーの音(けっこうな大音量)が店内に響き、コーヒーの香りが漂ってきます。

途中、うしろからスタッフのおねえさんに話しかけられたときも振り返ることなくコーヒーをつくり続けて、一度もわたしのほうを見ることなくタイムアップ。

やはり集中している時には視線を感じないものなのでしょうか。それともおにいさんの集中力が抜群に高いからなのでしょうか。もしくはわたしと同じように視線を感じないタイプの人間ということなのでしょうか。

たった1パターンだけではなんとも判断がつかないので、実験を続けたいと思います。

結果:視線を感じない


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Case2.隣の席に料理を運んできたおねえさん

つぎは、もうすこし集中度合いの低いケースで実験してみたいと思っていたところ...。ちょうどいいタイミングで、隣の席にスタッフのおねえさんがやってきました。


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運んでいる最中もじっと見つめていましたが、さすがになんのアクションも起こりません。そりゃそうですよね。まわりをきょろきょろ見ていてこぼしてしまったり、こけてしまったりなんかしたら、たいへんです。


隣の席に料理を置いて。さあ、ここからが本番です(なんの?w)。


持ち場にもどろうとするおねえさんをじっと見つめていると、視線を感じたのか、なんと、振り向いてにこっと笑ってくれたんです。

見つめていたのはわたしのほうなのに。なんだかとても恥ずかしいような申し訳ないような気持ちになり、一瞬だけへらっと笑って、あわてて目をそらします。


さすが「気づかいのプロ」と言われるスタバのスタッフさん。


コーヒーをつくっているとき以外はつねにお客さんからの視線をキャッチできるように体ができているようです。最新のスマホよりも高性能ですね。

結果:視線を感じる(タイム:3秒)


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Case.3 遠くの席にいるお客さん

せっかくなのでスタバにいるお客さんでも実験させていただくことにしましょう。

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ちょうど対角線上にいる男性。距離は10メートルといったところ。席についた瞬間からiPadに夢中なようです。

長距離+集中している状況でも、人は視線を感じられるものなのでしょうか。スタッフさんと違って視線に気づかれた場合のリスクは高いですが、ここでやめるわけにはいきません。実験スタートです。


― 1分経過 ―


まったく気づく気配がありません。気づくどころか、体を動かすそぶりも見せません。


― 2分経過 ―


体どころか表情も動いていません。まるで静止画のようです。いろいろ心配になってきましたが声をかけるわけにもいかないので見守ります。


― 3分経過 ―


ここでタイムアップ。けっきょく目が合うことも、気づかれることもありませんでした。


ちなみに3分の間に男性が行なった動作は、iPadの画面をスクロールすることだけ。これなら視線に気づかないのも無理はないですし、目の前に宇宙人がいても気づかないんじゃないかと思います。


結果:視線を感じない


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じっと見つめる対象を探してきょろきょろしながらスタバに座っていられるのは1時間が限界ですね。そろそろ場所を変えようと思います。


次は…といきたいところですが、長くなってしまったので今日はここまで。続きはまた明日書きたいと思います!

*後編はこちら




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