来てみんさい、広島へ　3　＜身近な宮島＞

広島市内中心部に住んでいて良い事の1つは、「宮島が身近」ということだと思う。気の向いた時に、手軽に小旅行気分が味わえるのは嬉しいものだ。

広島というのは大きな遊園地やアウトレットもなく、
都会のように栄えた街が複数あるわけでもない。

近隣に遊びに行くにしても東西は横に長く、都会に出るには県をまたぐ必要があり。南北に行こうとすると山を越えるか海を越えるか、という話になる。

しかし宮島はそんな広島にあって、たった1時間で辿りつけ。しかも英世さん1人で交通費が賄えるのだ。なんとありがたい話だろうか。

そしてカメラ片手に歩くにも、適した場所だ。
海もあるし、山もある。

さらには桜も紅葉も神社仏閣も水族館もあるので、まず被写体には困らない。

カメラなんて手慰みがなくとも。

土産物屋をひやかし、揚げもみじや焼きガキやにぎり天を食べながらそぞろ歩く。神社へ参拝して、寺を巡る。ロープウェイで弥山に上がり、プチハイキングと眺めを楽しむ。

合間に穴子飯を食べたり、コーヒーやお酒で一息入れていれば
さて帰ろうかという頃にはフェリーから夕陽が見えて。

ああ1日を堪能した、そんな気分に浸れるのではないだろうか。

県外からの観光でも、市内からの小旅行でも楽しめる。
それが身近な観光地、宮島なのだ。

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