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なんでもない、ちょっとした偶然の話

先日の撮影の後、そのままいつも立ち寄るお寺でお参りをしていたら。

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龍神様の賽銭箱の上にトンボがジッと止まっていて、珍しいなと思って写真を撮った。

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お参りを済ませてお寺を離れ、ふらりふらりと歩いていると「あ、こんな所にごはん屋さんが」とあるお店が目に留まった。「店の前にメニューが出てる、ちょっと見ておこうかな」と何の気なしに近寄ってみる。

すると突然に、頭上から「みきさーん!」と自分を呼ぶ声がした。先程撮影が終わってお別れしたばかりのご家族だった。ちょうどこのお店の2階でお食事を楽しんでいらっしゃったようだ。ちょっとした偶然に嬉しくなって、笑顔でぶんぶんと手を振り返し再び別れる。

そうして道を曲がってその店の入り口に回り込んだ時、看板が目に入り思わず微笑みが浮かんだ。

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ここでもトンボ、だ。なんてことはない偶然なのだけれど、ちょっぴり面白い気分になった一幕だった。


こういう偶然というのは、ごくたまに起きる。

いつだかは普段は全く気にならない石碑が、その日に限って目に留まり。撮影中にお客さんに尋ねられたら歴史を説明できるように、と軽く頭に入れておいたら。これまたなぜだかその日に限ってその話題を振られ、スラスラとお答えできたり…ということもあった。

頻繁に行く場所なのだけれど、石碑に目が留まったのもそんな話題を振られたのも、その1回だけだ。


なんでもない、ちょっとした偶然。
なんだけれども、スープやマッシュポテトに添えられるパセリのように。あると、変わり映えのしない日々が少しだけ彩られる気がして。遭遇すると楽しい気持ちになれるので、わりと楽しみにしている。


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広島で、大人から子供まで人物の出張撮影をしています。自然な情景を、その時間を…切り取って残したスナップ写真は、お客様だけでなく自分にとっても宝物。何かありましたら、ぜひどうぞ!

ユルリラム
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