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ハーブティーのある暮らしは、映える

外出自粛要請が発令してから、4月半ばから5月にかけての撮影予約がすっかりキャンセルになってしまった。おかげで引きこもり生活が、ずいぶんと捗っている。

この1ヶ月程で、週に1度の買い出しのために家を出る以外で外出したのは。母の日に義実家へ赴いたのと、犬の予防接種を受けに行ったのみ。それ以外はずっと家の中にこもって生活していた。外出好きの人からしたら、おそらくひどくストレスのたまる生活だろう。

しかし自分にとっては。犬と遊び、料理をし、写真を撮り、小説を読み、音楽を聴き、文章を書き、調べ物をして…その合間にほんの少しだけ仕事をする、という生活パターンは。収入のことさえ考えなければ、もはや天国でしかなかった。引きこもり万歳、である。

ついには、そんな素敵おうち生活をさらに向上させようとハーブティーまで導入した。それもドライハーブを揃え、毎回自分でブレンドする…というちょっぴり本格的な雰囲気のやつだ。

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カフェで出てくるものや市販のブレンドされた商品を飲むことは、これまでに何度もあったけれど。「これって、アロマみたいに自分の裁量で調合ってできんのんかな?」とずっと気になっていたのだ。

乾燥したハーブを小さじで掬い、症状にあわせて調合していく…それは、なんだか森に住む魔女のような気分になれそうな作業で。想像してみただけで、胸が弾んだ。

思い立ったら吉日、だ。

さっそくネットのスパイス専門店でハーブの詰め合わせを注文する。セットの中には入っていない、気になるものも合わせて買う。そうして揃えたハーブは、全部で17種類。おわかりだろうか、とてもはりきっている。

それから大切なのが、ポット。
最近は家での物撮りにハマっているので、いかにも写真映えしそうなガラスポットが欲しくなった。手持ちにはKalitaのガラス製ティーサーバーもあるけれど、白いプラスチックの持ち手は汚れが付きやすく洗いにくい。それにマグカップ2人分を淹れるにはこれでは容量が小さすぎて、常々不便だと思っていたのだ。これはもう買い換えても良いのではないだろうか…

ということで、ネットの海で情報を漁り始める。

「ガラス製で、見栄えがして、たっぷり量が入って、洗いやすいポットが欲しいです!」とGoogle先生に伝えて、教えてもらったいくつかの候補の中から。「こ れ だ !」と選び出したのが、KINTOのワンタッチティーポット

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「はい、写真映え!合格!!」
即座にそう思った。そして、これが最大の決め手である。

もちろん、それだけではなくて。たっぷり720ml入るし、口が広いので洗いやすいし、ガラスのポット部分はレンジにだってかけられる。もう、褒めるところしかない素敵ポットなのだ。

事前に「蓋が取れやすい」という感想を見かけて不安だったけれども、別の口コミにあったようにパッキンの位置を手直しすると問題ない強度になったし。注ぐ時に茶葉が詰まりやすいというのも、細かい茶葉を使いたい時はお茶パックを使えばいい。本当に、良いものを買ったと今でも見る度にホクホクしている。

と、うっかりポット自慢にかなりの文字数を使ってしまったけれど。肝心のハーブティー生活も、非常に快適だ。

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ハーブティーの何がいいかって、まず見た目だろう。ブレンドごとに異なってくる、この様々な色合いを見ているだけでテンションが上がらないだろうか?自分は上がる、めちゃくちゃ上がる。

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かわいい、とにかくかわいい。お湯を注いでしまうのも、お茶パックに入れてしまうのももったいない。ひたすら愛でたい。

しかし最初の数回の試みは、見かけ倒しという悲しい結果に終わった…ということも記しておこう。端的に言えば、美味しくない。これはティーじゃない。葉っぱ風味のお湯でしかなく、野性の味がする。

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とはいえ、野性との邂逅が最初の数回で留められたのは。抜かりのない人間が、きちんとハーブティーブレンドに関する本も注文していたからだ。先にハーブが届いたことにテンションがぶち上がり、ついつい勢いのままに草風味のお湯を作ってしまったけれど…これでも頭脳派のつもりである。何事においても基礎は大事だ、という普遍の事実はちゃんと身に着けている。

そうして手にした本のおかげで。数回の試行錯誤の後は、真っ当でそれなりの味のハーブティーが飲めるようになった。

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そうはいっても、ハーブティーは所詮ハーブティーである。やはり紅茶ほどには美味しく飲むことができない。でもそれでいい。ハーブの本質は味ではない、求めているのは効能なのだから。

普段1番よく飲んでいるのが、胃に良いものとリラックス系を組み合わせたブレンドで…これを飲み始めてから、眠りが深くなったように思う。眠りが浅くて何度も目が覚めて辛い、ということもなくなったし。夜中にお手洗いに行きたくなって目が覚めることも減った。確実に、朝までぐっすりコースの割合が高くなっている。

また胃が弱いため頻繁に胃薬やエビオス錠を飲んでいたが、これを飲む頻度が激減した。少し胃の調子が下がっているな、と感じた時は。カモミール・レモンバーム・レモングラス・ペパーミント・オレンジピールなどを使った温かいお茶を飲む。すると、気がつけば調子が整っている。

ハーブティ、あなた…なんて出来る子なの!という気分だ。

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薬はよく効く方だし、カフェインみたいな刺激物にもあまり強くない。そういった体質もあって、効能がわかりやすいのだろうか。それとも昔から体調を崩しやすいので、単純に些細な変化にも気づきやすいのかもしれない。

なんにせよ、ハーブティー生活は自分には色々な面で合っているようだ。

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おかげで、引きこもり生活の快適度はますます高まるばかり。またひとつ、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を上げてしまったな…と今日もハーブティーを飲みながら自画自賛している。



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広島で、大人から子供まで人物の出張撮影をしています。自然な情景を、その時間を…切り取って残したスナップ写真は、お客様だけでなく自分にとっても宝物。何かありましたら、ぜひどうぞ!

ユルリラム
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