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それを作ったのは、誰か

先日の記事(「伝染るんです…?」)で書いた"見えない世界"のお仕事をしている彼女に、石ブレスのリーディングをしてもらった時のお話。

彼女には時々セッションで自分が作ったブレスや、信頼しているお店で買ったブレスを何度か視てもらったことがあったけれど。"それがどういうエネルギーのものか、今の自分に必要かどうか"などしか伝えられたことがなかった。

しかしある時、いくつものブレスの中から1つを取り上げた彼女が「これ、自分で作った?」とわざわざ尋ねてきた。

彼女が手にしたブレスは自作でも、いつもの店のものでもなかった。とある石屋に行った時、夫がその店の奥さんに作ってもらったブレスだったのだ。それを告げると「ああ」と彼女は納得したようにつぶやいて、教えてくれた。「これ、頭が痛くなるような念が入ってる」と。

彼女によると「誰が作ったのか」というのは、とても大事なことなのだそうだ。作り手の思いやエネルギーの影響というのは、普通の人間が考えているよりもずっと大きいものらしい。そういうことを、そのブレスから念を抜きながら教えてくれた。


作り手の思いが影響といえば、こんな話もある。

ある時、気に入った石を使って自分用に見た目重視で普段使いできるブレスを作った。特に意図も込めず意味も重視せず、色合いを好みにすることだけ考えて作ったそれは、好みに合わせただけあってお気に入りで。その頃、頻繁によく身につけていた。

だから「これだけよくつけているということは、お守り代わりになっているかもしれない。」と思って、彼女とのセッションの時に視てもらったのだけれど…言われたのはこんな言葉だった。

「ブレスからのメッセージはない、アクセサリーだから。アクセサリーとしてそのまま使って」

なんとなく「パワーストーンを使って作れば、自動的にお守りのように働いてくれる」そんなイメージがあったのだけれど…そういうものではないらしい。例えパワーストーンを使っていても。作り方次第では、それは単なるアクセサリーにしかならないみたいだ。

へー面白いな、と思った。


先日、そんな彼女と一緒に飲む機会があった。ちょうど「さよならは、突然に」で書いたように、あれこれ手放すことを決心した直後だったので。彼女にも色々見せて持ち帰ってもらったのだけれども…その時に言われた。

「かわいらしくて見た目重視に見えるけど、深い所に響くアクセサリー」と。

石のリーディングをしながら何気なくそんな風に評されて、嬉しくなった。組合せを意識して作ったもの、石に意識を向けながら組み合せたものはエネルギーを持ったものになってくれていたようだ。(そして「かわいく!」と見た目ばかりを意識して作ったものについては、スルーされていたので「やっぱりか!」となった。)

「相変わらず、すごいな」と思ったのは、あるものを手に取って「これは国内で使った方がいいね、たぶん日本人じゃないと使えない。すごく優しいエネルギー。」と言った時だ。

それは国内産の乙女鉱山の水晶ポイントをメインにして、屋久杉のビーズを組み合わせたワンド型のチャームだったから。作り手の自分は聞いてすぐに「ああ、だろうね」と納得できたのだけれども…石の産地なんて目で見てパッとわかるものではない。もちろん彼女にそのことを伝えてもいない。それなのに、これだ。

「すこし・不思議」は、ちゃんとフィクションの外にもあるのだ。

子供の頃からの根っからのファンタジー好きしては、ワクワクが止まらない話である。



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