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つれづれ箱

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あれやこれや喋りたいこと
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#カメラ

暇も、時には役に立つ?

暇も、時には役に立つ?

5月の暇がたっぷり春休み状態、満喫し過ぎて日常に戻れるのか…と不安だったけれど。この時期にハマって趣味であれこれ練習していたテーブルフォト、無駄ではなかったらしい。
(※「ハーブティーのある暮らしは、映える」・「苺を煮る、写真を撮る、家にこもる」・「カカオとウィスキーは絶対正義」など)

趣味がさっそく仕事に役立った1枚が、こちら。

ファーストバースデーの撮影で、特別に準備したという

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わたしのカメラのたのしみ方

わたしのカメラのたのしみ方

若かりし頃は、「思い出はこの目で見て、心と記憶に焼き付けるもの」だと思っていた。だから大学で海外実習に出た時も、生まれて初めての海外旅行だというのに持って行ったのは36枚撮りの使い捨てカメラ1台きり。これで十分だと考えていた。

当時の自分にとっては、それは正しかったのだろう。初めての体験だらけの日々は刺激的で、思い出深いもので。「こんな記憶、何年経っても忘れるわけない」本気でそう考えていた。

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ハーブティーのある暮らしは、映える

ハーブティーのある暮らしは、映える

外出自粛要請が発令してから、4月半ばから5月にかけての撮影予約がすっかりキャンセルになってしまった。おかげで引きこもり生活が、ずいぶんと捗っている。

この1ヶ月程で、週に1度の買い出しのために家を出る以外で外出したのは。母の日に義実家へ赴いたのと、犬の予防接種を受けに行ったのみ。それ以外はずっと家の中にこもって生活していた。外出好きの人からしたら、おそらくひどくストレスのたまる生活だろう。

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お天気と神社の不思議な関係

お天気と神社の不思議な関係

#私の不思議体験 といえば、雨が降らないことだろうか。正確に言うならば、「リスケも出来ない屋根もない、降るとキャンセルになる…そういう撮影案件では、どんな予報が出ていようがなぜか降られない(※ただし神社での撮影に限る)」だ。

これまでお宮参りや七五三などで、もう100件以上は神社で撮影している。確率的には、1度くらい雨でキャンセルになってもおかしくはない筈だ。しかし帰省日や着付けなどの関係で日程

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テーブルフォトと、心の奥底

テーブルフォトと、心の奥底

仕事で人の写真ばかり撮っていたら、無性にテーブルフォト的なものが撮りたくなった。幸いなことに部屋は白壁、窓は磨りガラスなので自分好みの柔らかい光になり、ちょうど良い高さの棚もある。

という訳で。「いつもと違うことがしたい!!」という心の叫びに従って、自室の窓際にミニスタジオを作ってみた。

被写体は、おやつの米粉ブラウニー。三越地下に入っているyou-ichiというスイーツショップのスペースが拡

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千里の道の、何歩目にいるのだろうか

千里の道の、何歩目にいるのだろうか

年明けに、登録している出張撮影マッチングサイトの運営さんから「あなたが昨年の中国エリアでの撮影件数1位でした」という嬉しい連絡をいただいた。

まさかの、だった。
地方では案件自体が都会に比べて少ないので、ランキングなんて自分には関係ないと思っていたし。哀しきペーパードライバーの身の上では、横に長く・上は山に・下は海に阻まれた広島からは安易に他県への出張もできない。マッチングサイトからの申込みだと

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写真で綴る、ふるさとの風景

写真で綴る、ふるさとの風景

二十歳になるまで生まれ育った街は、小さな地方都市だった。
近年は「この世界の片隅で」により多くの人に知られることになったけれど、それまでは太平洋戦争や自衛隊に興味がある人で無ければ、名前を聞いたこともない…という人の方が多かっただろう。

かつては鎮守府がおかれ、軍港のある街として華やかなりし頃もあったそうだ。自分の生まれた頃には既に無かったけれど、小さな街でありながら路面電車も走っていた。商店街

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モラトリアムの部屋

モラトリアムの部屋

隣の市でひとり暮らしを始めたのは、大学4年生になった春のことだ。

高校生の時から「大学は通いで行ける場所で」と言い聞かせられていたから、実家から出られるなんて社会人になってからの話だと思っていた。それが県外進学予定だった弟が、県内へと予定が変わり。それなら自分が家を出てもいいのでは…とダメ元で親と交渉してみたところ、存外にあっさりとOKが出た。夢のひとり暮らしが、現実の物となった。

はじめて借

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人の言葉は、自分をみつける道標

人の言葉は、自分をみつける道標

時に人からの言葉というものは、自分では気がついていなかった己の姿を見せてくれることがある。

ここ1〜2年で知ったのだけれども、どうやら自分は人当たりが良い方らしいのだ。まったく自覚はなかったのだが、人から評されることでその特性は浮かび上がってきた。

* * * * *

普段は写真の出張撮影、という仕事をしているのだけれど…自前のホームページではなく登録制のマッチングサイトから申し込まれた場合

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犬のかわいさ、聞いてくれますか?

犬のかわいさ、聞いてくれますか?

8月末から、9月頭まで。
比較的まめに更新していた記事がパタッと10日近く途絶えた。

犬が来ていたからだ。

白くてふわふわで、小さくて。
2kgもないから、片手で持てるくらい。
(毛でできているマルチーズは、実は同じ大きさのチワワより余程軽い。)

そんなかわいいかわいい犬が半年ぶりに我が家にやってきて。
すっかりそちらに気を取られてしまっていた。

家族がバラバラの部屋にいたら、全員を和室に

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写真は、"好き"の写し鏡

写真は、"好き"の写し鏡

生まれて初めて、MY花瓶を手に入れた。
自分の花瓶。すなわち、MY花瓶。

ひとり暮らしの頃からずっと、花をもらうたびに花瓶買わなきゃ…と思っていたし。結婚してからも、同様に思っていたにも関わらず。

とりあえずの不要なグラスや、小洒落た空き瓶なんかで代用してて。
いまだに花瓶というものを持っていなかったのだけれど…

先日ショッピングモールのお花屋さんで通りすがりにふと見かけた花瓶に、どうにも心

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魔性の犬

魔性の犬

我が家には時々、犬が来る。

叔母の犬なのだけれども、彼女の幼い孫が犬アレルギーな事が発覚して以来。
その子が体調を崩して面倒を見るような事態になると。

我が家に犬がやってくる。

1週間しかいない事もあるし、最大では半年近くいた。
もうそういう生活を2年程送っているので、すっかり犬に情が移っている。

ここ数ヶ月は我が家に来ていないので、1度叔母の家に顔を見に行った。

早くこっちに!とワンワ

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犬という概念

犬という概念

夢って、ものすごく正直なのかもしれない。

この20年間、犬の夢といえば。
子供の頃に数年だけ一緒に暮らした、コロちゃんだった。

コロちゃんそのものの場合もあったし。
コロちゃん的イメージの、別犬の時もあった。

でも出てくるどの犬も、コロちゃんと同じ豆シバ系の容姿をしていた。

それが、ここ1~2年程で。
夢に出てくる犬が、ガラッと変わってしまった。

2年前から、我が家で頻繁に叔母の犬を預か

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