世の中わからないことだらけ
世の中、わからないことだらけだ。
他の人はしらないが、ぼくはわからないことだらけである。
わからないといっても、相対性理論がわからないとか、AIの未来がわからないといった難しいことではない。そういうのはそもそも一握りの人にしかわからないのだから、わからなくてもいいのである。
そうではなくて、大半の人が楽しんでいるもののよさを、ぼくは理解できないことが多い。まわりくどい言い方をしているけど、簡単に言えば
と言っているだけである
祭り、旅行、食
たとえば、ぼくは「祭り」というのがわからない。でも、世間では、なにかと「祭り」をやっているので、みんな祭りが好きなのだろう。自分がヘンだということはわかっている。
他にも「旅行」というのがなんとなくわからない。いろんなところを訪れたりして楽しいということはなんとなくわかるのだが、本心では
とつい思ってしまう。こういうことを思うのはダメ人間だと自分でもわかっているのだがどうにもならない。
食へのこだわりもよくわからない。生活の基本だから大事だとは思うけど、おなかがいっぱいになればいいとしか思わない。
ただし
わからないものを排除する気持ちはまったくない
のである。むしろ理解したい。
祭りを楽しんでいる人の心理を理解したいし、旅行を楽しんでいる人の気持ちを理解したい。
などと言われるが、ぼくにわからないものをいちいち排除していたら、地球をほとんど排除しなければならなくなる。
世の中というのは、わからないのがデフォルトで、まれにわかることもある。そういうスタンスで生きている。
あなただって
などと思うことがあるはずだ。あるいは
とか、
などなど、わからないことはいっぱいあるはずである。ぼくもそんな感じで、旅行や祭りや食べ物などのことがよくわからないだけなのだ。
そして、自分にわからない世界に近づいていって、理解したい気持ちは強い。
銃マニアのことを理解した
たとえば、ぼくは国際情勢には疎いんだけど、いま親しくしている人の多くが、国際情勢に詳しい。そういうこれまで縁のなかった人たちの中に、入りこんでいくのがたのしい。
先日、彼らと飲みにいったとき、その場の全員が(ぼく以外)モデルガンや銃の話で盛り上がってしまった。そして銃マニアだということが判明したのである。
このときには、
としみじみ思ったな~。どうやら
という図式が成り立つみたいなのだ。銃や、軍事や、歴史や、国際情勢にはどこか通じるものがあるのだろう。そういう人の頭の中が少し理解出来たような気がして楽しい。ひとつ世界をがひろがった気がする。
いまは
いまは、介護士さんたちに日々接しつつ、介護のことをまるでわかっていないシロウトとしてとまどっているが、これでまた1つ世界が広がりそうな気がする。こういう立ち位置で生きるのが好きなのだろう。
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