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社会

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2021年8月の記事一覧

〇害は忘れたころにやってくる

〇害は忘れたころにやってくる

高齢者を老害よばわりするのは政治家をファシスト呼ばわりするのと同じで、言ったら終わりというか・・そのさきは思考停止するだけのつまらない言葉だ。しかし語呂がいいのでタイトルに使いたい誘惑に勝てず「〇害」とした。明日は我が身ということで以下を書いておきたい。

こないだ近所のスーパーにいったら入口の自動ドアの前に車を止めている男性がいた。高齢者だ。駐車場はたっぷりと空いていており、店舗に一番近い列にも

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「ゼロイチ思考」の若者について考えてみた

「ゼロイチ思考」の若者について考えてみた

先日、親しい人たちとZOOMをやっていたときのこと。今の若い人にゼロイチ思考が多いという話になった。たとえば、「お金が苦しい」->「体を売ろう」という風にかんたんにパパ活にいってしまうらしいのである。あるいは、かんたんにホームレスになってしまうのだそうだ。

なぜなのだろうという話になって、「ぼくらの世代の教育がまちがっていたのではないか」ということをぼくは言った。すると、ほかの人から「いや、じつ

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すてきな若者に暗い未来を手渡すのはツラい

すてきな若者に暗い未来を手渡すのはツラい

今日はすてきな若者に出会った。Yさんは水道工事屋さんで、まだ20代前半だろう。実家の洗面所が水浸しになったので水道工事の人を呼んだら来てくれたのが彼だった。

見てもらったところ、 べつに何かが壊れてるわけではなく、元の施工がずさんだったことがわかった。排水管がぬけて水が床にダダもれになっていたのだ。洗面台の下の床は腐って抜けていた。Yさんは「ひどい施工だ」と言い「これをやった人の顔を見てみたいで

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生活を全部DIYしたらそれはホームレスである

生活を全部DIYしたらそれはホームレスである

DIY、DIYとよく聞くようになったが、あれはごぞんじのとおり「Do It Yourself」の略で「自分でやろう」という意味だ。アメリカ式の考え方である。もともとは開拓民に根付いた考えで、なにもない所を開拓していくわけだから、家も自分で建てて馬車も自分で修理する。

しかし「ぜんぶ自分でやる」という考え方のウラには「他人を受け入れない」という考えがひそんでいる。アメリカであれだけ銃撃事件がおきて

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ある意味すごいぞ日本!

ある意味すごいぞ日本!

かつてシャープが鴻海に身売りするという時に「シャープの独自技術が流出したら困る」といううわさが広がったことがある。・・・が、しばらくして大前研一さんあたりの台湾通が「シャープに独自技術などない!鴻海が欲しがっているのはブランドだ」と言いはじめたりもしたが、結局はどちらでもなかった。

「鴻海は、ソフトバンクの孫正義会長への義理立てで経営再建を引き受けただけだ」というのが僕の理解している真相だ。技術

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今、国際情勢のなにを気にしておくべきか

今、国際情勢のなにを気にしておくべきか

8月20日(金)の富士山噴火はいやいやびっくり!まさかあんなことになるとはねえ。。。なんて冗談みたいに書いてますけど遅かれ早かれいつか何かがあるでしょう。なんにもないでは終わらないとおもいますよ。

さて、話は変わるがnoteにアップされている記事をながめているとぜんたいにミニマリストっぽい人が多いようだ。手の届く範囲内のことを話題にしているnoteが多い。つまり平和な場所だということで、それ自体

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ラジオやテレビを大音量で鳴らす人はモノを考えない

ラジオやテレビを大音量で鳴らす人はモノを考えない

国際宇宙ステーションでは、狭いスペースでプライバシーを保つためにヘッドフォンを使うそうだ。空間を遮断しなくても音を遮断すればある程度のプライバシーは得られる。

逆に、いくら壁やカーテンで仕切っても音がつつぬけではなかなかリラックスできないものである。音環境は心の平安をたもつ上でとても大事なものであり、それを乱すのは暴力と同じだ。

普天間基地で問題になっているのも騒音。暴走族がめいわくなのも騒音

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パソコンを触ったことはあります

パソコンを触ったことはあります

8月11日に「ハンター・バイデンがまたノートPCをぬすまれた」として話題になった。

ハンター・バイデンはバイデン米大統領のドラ息子である。コカイン中毒でもあり、ウクライナや中国とあやしげな関係を持ったりしてなんどもオヤジを窮地におとしいれている。

ハンターがノートPCを盗まれるのはこれで3台目だそうで、トランプ・ジュニアが「ハンターのノートは世界中の諜報機関が持っているのではないか」とTwit

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「あの世」はあったほうがいいのかないほうがいいのか

「あの世」はあったほうがいいのかないほうがいいのか

アメリカでは金持ちがチャリティを行うことが多い。金持ちのステータス誇示という面もあるが、そもそもキリスト教的な価値観を持っているからだともいえる。

しかし、中でもビル・ゲイツの活動は突出している。こないだNHKスペシャルでゲイツが出てきて、自分が慈善事業に励みだしたきっかけを語っていた。「アフリカの困窮をまのあたりにして考えが変わった」のだそうである。ふーん・・いかにももっともらしいが、でもちょ

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オヤジねはんでまつ

オヤジねはんでまつ

感情というのはまるっきりガソリンである。ガソリン「のようなもの」ではなくてモロにガソリンだ。

最初に点火するのは、ちょっとした正義の火花かもしれない。だがいったんボーボーと燃え広がり始めたら正義もクソもない。山火事のようにすべてを飲み込んで燃え上がるだけである。

それがわかっている人にはあらためてこんなことを言う必要はないし、わかっていない人にはいってもむだだ。

オヤジねはんでまつ

という

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天性の詐欺師―国利民福の会事件

天性の詐欺師―国利民福の会事件

いまどきの電車はだいたい自動改札がついているがかつては駅員さんが切符を切っていた。ぼくは高校生のころ、定期券の期限が切れていることを知らず3日ほどつかいつづけていたことがあるが、まったく気づかれなかった。

3日間も気づかれないということは、駅員さんは定期券に記載された日付は読んでいなかったということである。駅員さんが見ていたのは、日付ではなく不審な空気を出しているやつ、おどおどしているやつ、伏し

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孤独死したマンガ家さんの絶筆原稿に思う―『生ポのポエムさん』

孤独死したマンガ家さんの絶筆原稿に思う―『生ポのポエムさん』

Amazon Kindleに『生ポのポエムさん』というマンガがある。還暦直前に孤独死したマンガ家さんの絶筆原稿だ。

このマンガ家さん(以下ポエムさん)は、雑誌から次々に連載を切られた上に重度の糖尿病を患って失明の危機に追い詰められた。そこで生活保護を申請し、その過程をマンガに描くことでなんとか立ち直ろうとしていたが、その矢先に孤独死してしまったのである。作品は第一話だけで終わっている。ちなみに絶

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家族の問題

家族の問題

悩みのない人はいるけど問題のない人はいないんじゃないだろうか。

悩みのない人というのはぼくのことである。まえにも書いたけど(「世の中にイヤなことはいっぱいあるけど、悩みというのはないような気がする」)僕は悩むということをしない性分だ。しかし悩みはなくても問題はたくさん抱えている。

正確には悩みはゼロではなく、5分くらいは暗澹たる気持ちになるのでアレが悩んでいる状態なのだろう。なので悩みは5分あ

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日本人よ。こういうのをのさばらせるな

日本人よ。こういうのをのさばらせるな

あなたは自分の声に自信がありますか?ぼくはあまりない。

男性で「声がいい」といわれる人はだいたい低い声の人である。そして、ぼくの声は男性の中では高いほうだ。なので声にはあまり自信を持っていないんだけど、キンキン声が裏返るような人はとくに苦手だ。

性格はしゃべり方である程度わかるんじゃないかなあと思っており、声がヒステリックに裏返る男性はクセのあるめんどくさい人が多いのではないかという偏見がある

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