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社会

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2020年11月の記事一覧

水戸ホーリーホックのプロフェッショナルな移動

水戸ホーリーホックのプロフェッショナルな移動

一昨年。羽田発 ->松山行きの飛行機に着席すると、あとから背の高い男性が数十人乗り込んできた。みなガタイがいい。外国人がまじっている。そして目つきがするどい。スポーツチームだな、というのはすぐ見当がついた。

なんの団体かわからなかったけど、だれひとりおしゃべりしていない。みな、しずかに着席し、離陸から着陸までむだ口をきいた選手はいなかった。イヤホンを耳に当てて座っているだけで、スマホもいじらない

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ヒトは若くありたい

ヒトは若くありたい

高校生から大学に入るくらいのの年頃は、だれでも背伸びをしたくなるものだ。サケを飲みたくなったり、タバコを吸いたくなったり、デートしたくなったり、バイクやクルマの免許を取りたくなったりパチンコ屋に入りたくなったり、ひとり暮らしをしたくなったりする。

それまでスーパーマリオで遊んだり、スターウォーズに夢中になっていた自分が急にガキっぽく思えてきて、哲学書を読んでみたり、ヨーロッパ映画を見るようになっ

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ステキな本屋さん

ステキな本屋さん

2年前ほどまでうちの近所には5件の書店があった。駅ビルの中に1件。駅の向こう側にもう1件。西武デパート内に1件。近所のイオンに1件。そして郊外のモールにも蔦屋書店があった。

しかし、ぼくがもっともひいきにしていたのは池袋ジュンク堂であり、これら5件は近場で済ませたいときのためのリザーブでしかなかった。さらにアマゾンもあり、キンドルもある。というわけで、これらに対してはじつにザツな扱いをしていた。

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日本の人は冷たい

日本の人は冷たい

数か月前のことだけど、NHKでタクシー運転手の密着取材をやっていた。例のやっかいな病気が拡大していたころである。

タクシー業界は受難の時期だったと思う。そこを取材する意図だったのだろうけどぼくはまったく別のところが気になった。

取材の途中で、おそらく西アジア出身らしい2人組が繁華街から乗り込んできて、東京郊外まで走った後でお金が足りないと言い出したのだ。

「足りないと言われても困ります」と運

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一流には一流がついている。

一流には一流がついている。

成田空港で有名人とはち合わせしたことがある。元メジャーリーガーの松井稼頭央さんだ。かれが「いよいよ海を越えてメジャーに挑戦!」というときのことだからずいぶん前だが、その日なぜかぼくも成田にいた。

松井さんはANAでロス行き。ぼくは同じくANAでサンフランシスコ行き。搭乗ゲートはとなりで、離陸時間も30分しか違わない。なのでどうしても動きが似てしまう。

保安検査場前のマスコミの数がすごかった。カ

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当たるわけがないよ

当たるわけがないよ

ぼくはギャンブルはしないのだけど、ギャンブル好きの人を観察するのがスキだ。イヤな奴である。。。でも最近、「ギャンブルってほんっとに大変なんだなあ…」と思わされる出来事があったので書いてみる。

アメリカ大統領選だ。イギリスでは賭けの対象になっているので、ギャンブルといえなくもないわけだが、大変なのは予想屋さんである。

みなさんご承知の通り、16年の前回選挙で番狂わせが起こった。ギャンブル的に言え

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ホームセンターがない(汗)

ホームセンターがない(汗)

世界には、もちろん都会もあれば田舎もある。しかし、産業革命以降の大きな大きな流れとして、世界は着々と都市化してきた。具体的な数値を上げるのがメンドイので省くけど、おそらくまちがいないだろう。

「都会か田舎か?」この問題についてはけっこう前から考えていて、それは大学時代に英米文学を専攻したというバックグラウンドが大きいと思う。

一口に「英米」というけど、英と米ではだいぶ事情が異なる。英/米を専攻

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